聴知覚・音声信号処理の基礎とサウンドデザインおよびセキュリティ技術への応用 ~デモ付~ <オンラインセミナー>
~ AIを用いた音響信号処理の最新技術動向、聴覚のしくみと知覚メカニズム、聴覚的信号処理の基礎と聴知覚モデル、聴覚的信号処理技術の応用開発事例とその実践ノウハウ ~
・音の聴知覚や信号処理の基礎から音声合成や骨伝導などの応用技術と音質評価手法までを修得し、サウンドデザインや音響デバイス開発に活かすための講座
・音響や音声に関連するAIの最新技術動向から情報ハイディングや異常検知、ディープフェイク検出などの具体的事例までを学び、音を用いたセキュリティや監視システムに応用しよう!
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講師の言葉
私たちは、雑音や残響がある実環境において、いともたやすく狙った音を聴き取ることができます。また、聴き取った音に対し、音の大きさといった量的な知覚や、音の高さ、音色といった質的な知覚もできます。しかし、同じことを計算機上で実現することは非常に難しいです。もし聴知覚メカニズムと等価な機能をもつ音信号処理システムを構築することができれば、音声認識のための前処理や補聴システム、さらには品質評価といった様々な音信号処理に応用することができます。
本講義では、聴知覚メカニズムを解明する立場から聴覚的信号処理の基礎検討とその応用研究について紹介します。まず、音と信号処理の基礎知識について概説し、聴覚のしくみと音の聴知覚について説明します。次に聴覚的信号処理の基礎として聴覚フィルタバンクと聴知覚モデルを説明します。最後に、聴覚的信号処理に基づく応用(雑音抑圧や情報ハイディング、異常音検知)と最先端研究の動向を紹介します。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2025年02月03日(月) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備、ソフト・データ・画像・デザイン |
受講対象者 |
・幅広く音の知覚について理解したい方
・音と聴覚の機能について理解を深めたい方
・音響信号処理の開発に携わっている方
・サウンドデザイン分野に興味を持っている方
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予備知識 |
・音と聴覚の機能に興味を持っていれば特に予備知識は必要ありません |
修得知識 |
・音と聴覚の機能に関する基礎知識を習得できます
・聴知覚に関する知識の理解を深めることができます
・聴覚機能の理解に基づく音響・音声信号処理分野やサウンドデザイン分野、セキュリティ分野への応用展開に関して深い理解が得られます
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プログラム |
1.聴覚的信号処理とAI最前線
(1).音とAI研究の歴史
a.音響とAI研究
b.音声とAI研究
c.補聴とAI研究
(2).音のAI研究最前線
a.異音検知
b.音声合成/音声認識・話者認識
c.ディープフェイク音声の検出
(3).課題と本セミナーの守備範囲
a.サウンドデザイン
b.セキュリティ
c.聴覚的情報信号処理の寄与
2.音の聞こえの基礎知識
(1).音の物理的表現
a.音の種類
b.音の性質
c.音の表現
(2).聴覚のしくみ
a.聴覚の構造と機能
b.聴覚生理学と聴覚心理学
c.音の知覚メカニズム
(3).聴覚末梢系
a.聴覚フィルタとマスキング
b.周波数選択性
c.聴覚の非線形性
(4).聴知覚
a.音の大きさの知覚
b.音の高さの知覚
c.音色の知覚
3.聴覚的信号処理の基礎
(1).音のディジタル信号処理
a.アナログ信号からディジタル信号へ(サンプリング定理)
b.線形時不変システム
c.スペクトル分析
d.ディジタルフィルタ処理:FIRフィルタ、IIRフィルタ
(2).聴覚フィルタバンクと聴覚的スペクトル表現
a.Gammatone聴覚フィルタ
b.Gammachirp聴覚フィルタ
c.変調フィルタバンク:時間的変調伝達関数
(3).音の聴知覚と質感認識
a.ラウドネスとラウドネスレベル
b.ピッチ
c.音色
d.質感
4.聴覚的信号処理の応用
(1).補聴技術
a.人工内耳用音声合成技術への応用
b.骨伝導聴取への応用
(2).サウンドデザイン
a.音質評価指標を利用した快・不快音の評価への応用
(3).セキュリティ技術
a.異常音検出への応用
b.音響情報ハイディングへの応用
c.ディープフェイク音声検出への応答
(4).最先端の研究動向の紹介
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キーワード |
聴覚 音響信号処理 サウンドデザイン アナログ ディジタル フィルタ 生理学 心理学 変調フィルタ 音声合成 情報ハイディング 異常検知 音声認識 骨伝導 質感 |
タグ |
AI・機械学習、信号処理、変復調、研究開発、セキュリティ・暗号、商品開発、検査、センサ、デザイン、CS、音声処理、プラント、モータ、生理・官能検査、使いやすさ・ユーザビリティ、人間工学、紙送り機構、データ分析、機械、自動車・輸送機、設備、電子機器 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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