ミリ波・テラヘルツ波を用いたレーダ、センシング、通信技術の基礎と実用のポイント ・最新動向 【大阪開催】

〜 ミリ波・テラヘルツ波の基盤技術とレーダ、イメージング、通信等で活用するための各種要素技術と応用例、最新動向、技術課題 〜

  • ミリ波・テラヘルツ波技術の基礎から幅広い応用までを当分野のエキスパートに学ぶ特別講座!!
  • センシング技術や通信手段、その他として、幅広い分野で応用されているミリ波と、急速に実用化が進むテラヘルツ波技術を学び、付加価値の高い製品開発に活かそう!

講師の言葉

講師: 大阪大学大学院 基礎工学研究科教授  工学博士   永妻 忠夫  氏

略歴:

1986年、九州大学大学院工学研究科 博士課程修了。同年、日本電信電話(株)入社、厚木電気通信研究所、LSI研究所、システムエレクトロニクス研究所、通信エネルギー研究所、マイクロシステムインテグレーション研究所を経て、2007年より大阪大学教授。主として、超高速エレクトロニクス、マイクロ波フォトニクス(光技術と電波技術の融合分野)の研究開発に従事。大河内記念技術賞、科学技術長官賞、電子情報通信学会業績賞、逓信協会前島賞、文部科学大臣表彰科学技術賞、近畿総合通信局長賞等を受賞。電子情報通信学会・EMAフェロー。

おもな専門分野・研究分野:

高周波エレクトロニクス、ミリ波・テラヘルツ波フォトニクスと呼ばれる学際領域で、ミリ波、テラヘルツ波を利用したセンシングや通信応用の研究を行っている。

 1864年、J. Maxwellによって存在が予言され、1888年、H. Hertzによってその存在が実験的に確認された電磁波は、その後20世紀において、通信をはじめ様々な分野に応用され、私たちの生活に無くてはならない存在となりました。ミリ波(30GHz〜300GHz)ならびにテラヘルツ波(THz波:100GHz〜10THz)は、100年余の電磁波開拓の歴史において、今世紀に至るまで利用が進まなかった最後の電磁波領域ですが、近年の半導体エレクトロニクス技術やフォトニクス技術の進歩によって、私たちの生活に中にも浸透しつつあります。

 今、50GHz〜80GHzのミリ波周波数帯は、無線LANやレーダ応用での市場が本格化しています。最近の代表例を挙げるとすれば、76GHz帯を利用した車載ミリ波レーダでしょう。システムとしての高機能化ならびに低コスト化が進み、今後、「カーナビ」並みに普及すると言われています。THz波の利用においては、コンシューマ向けのプロダクトはもう少し先になると思われますが、分光やイメージングシステムの実用化が進んでいます。

 本セミナーでは、ミリ波ならびにその高周波領域とオーバーラップするテラヘルツ波の基盤技術を基礎から分かりやすく解説し、また、レーダ・センシングや通信への応用例、商品化の事例を紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年03月20日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 大阪会場 (たかつガーデン)
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・ミリ波・テラヘルツ波という言葉は聞いたことがあるが、その中身についてもっと知りたい方。 ・ミリ波・テラヘルツ波を応用した製品や技術の開発、研究開発にあたり、基礎から学びたい方、最新情報を収集されたい方。
予備知識 ・予備知識なしでも理解できるように参考資料等も配布、紹介します。
修得知識 ・ミリ波・テラヘルツ波の物理的性質から、利用の仕方や応用事例、最近の技術トレンドや産業化に当たっての課題までの知識を習得できる。
プログラム

1.ミリ波・テラヘルツ波とは

 (1). 電磁波の開拓の歴史〜なぜこれまで未開拓だったか〜

 (2). ブレークスルーになったもの

 (3). ミリ波・テラヘルツ波の特徴と注目されている理由

 (4). 実用化の潮流〜ミリ波からテラヘルツ波へ〜

2.ミリ波・テラヘルツ波を扱うための基盤技術

 (1). 光技術を使った発生・検出技術

  a. 非線形光学結晶

  b. フォトコンダクタ

  c. フォトダイオード

  d. 量子カスケードレーザ

 (2). エレクトロニクス技術を使った発生・検出技術

  a. ダイオード

  b. ボロメータ

  c. トランジスタおよび集積回路

 (3). ミリ波・テラヘルツ波を扱うための受動部品技術 

  a. 伝送媒体

  b. フィルタ

  c. レンズ

  d. その他

 (4). ミリ波・テラヘルツ波を扱うための測定技術

  a. パワーメータ

  b. スペクトラムアナライザ

  c. ネットワークアナライザ

3.応用技術の基礎と最新動向

 (1). レーダ・イメージング応用

  a. 測定原理

  b. 測定例

  c. コマーシャル機器の動向

 (2). 分光応用

  a. 測定原理

  b. 測定例

  c. コマーシャル機器の動向

 (3). 通信応用

  a. 一般動向とニーズ

  b. 研究開発の動向

  c. 標準化の動向

 (4). その他

  a. 天体・宇宙・地球観測

  b. 計測・計量基準

  c. 生体への影響

4.今後の展望と課題

  a. 国内外の研究プロジェクトの動向

  b. 展望と­­­技術課題

キーワード ミリ波 テラヘルツ波 分光 レーダ センサ センシング イメージング 通信 フォトニクス ミリ波レーダ
タグ イメージセンサカメラ検査センサ自動車・輸送機車載機器・部品電子部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
大阪会場 (たかつガーデン)
住所: 〒 543-0021 大阪府大阪市天王寺区東高津町7−11
電話番号 : 06-6768-3911

新大阪駅からお越しの場合:
JR新大阪駅- > JR/近鉄 鶴橋駅 -> 近鉄大阪上本町駅
JR新大阪駅- > JR難波駅 -> 近鉄難波駅 -> 近鉄大阪上本町駅
JR新大阪駅- > JR天王寺駅 -> 「あべの・上本町」巡回バスにて近鉄大阪上本町駅下車
http://www.kintetsu-bus.co.jp/route/circlebus/

大阪伊丹空港からお越しの場合:
リムジンバスにて約40分
http://www.okkbus.co.jp/timetable/itm/t_ueh.html
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