CMOSデバイス・CMOSイメージセンサの基礎と生体計測・生体インターフェース開発への応用

~ 集積回路技術の基礎、イメージセンサ技術と生体計測システムの構築、デバイス製品化・産業応用の実例と生体インターフェース開発への展開 ~

イメージセンサの基礎技術を修得し、生体計測システムへの応用に活かすための講座

・CMOSイメージセンサに新たに期待される、人工視覚デバイスなどの生体インターフェースへの応用に必要な要素技術を修得し、製品開発に応用しよう!

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講師の言葉

 イメージセンサを筆頭とする集積回路センサ技術が現代社会に欠かせない基礎技術であることは言うまでもありません。イメージセンサはSiという材料の光吸収特性に基づく光電変換機能と、集積回路技術の高密度性というメリットを融合させた優れた技術です。歴史的にはCCDイメージセンサ技術が実用化において先行しましたが、現在は情報処理用集積回路との構造および製造技術上の共通点が多いCMOSイメージセンサが主流となっています。CMOSイメージセンサ技術は、情報処理や通信とは少しイメージの違う、生体計測や生体インターフェースといった応用分野においても強力なツールになり得ます。

 本講義では、『CMOSイメージセンサ』という技術と、『生体計測・生体インターフェース』という応用の組み合わせを想定し、CMOSイメージセンサを筆頭とするCMOS集積回路センサ技術を俯瞰した上で、どのように生体計測・生体インターフェースに応用することができるのかを論じます。CMOSイメージセンサの応用分野としてこれから発展していく生体関連用途に視点を絞り、多岐にわたるCMOSセンサ技術を、一つの道筋にそって理解し直す助けになることをねらいます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年09月30日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備化学・環境・異物対策ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・電気工学や電子工学分野における若手の研究者・開発従事者
・今後生体計測技術への展開を構想・検討している企業・部署に所属する方
・自動車、産業・IoT機器、医療機器、スマートフォン、PC、カメラなどに関連する企業の方
予備知識 ・電気工学や電子工学分野の概念を理解し、基礎知識や業務経験がある方が望ましいが、まったく経験がなくても講義の概要は理解できるように準備します
・生体計測についての予備知識は不要です
修得知識 ・集積回路、特にイメージセンサ技術を用いた生体センシングに関する技術
・生体インターフェースの研究開発において入手すべき情報やデータの勘所
・CMOSイメージセンサの実用例
プログラム

1.CMOS・生体計測の基礎

  (1).全体の概要

  (2).技術バックグラウンド

    a.CMOS集積回路とは

    b.CMOSイメージセンサとは

  (3).アプリケーションの視点

    a.生体計測とは

    b.生体計測におけるCMOS技術の役立てどころ

  (4).本講義の構成

 

2.CMOS集積回路技術の基礎

  (1).ベースとなる基礎学問

    a.電気回路

    b.受動素子と能動素子

    c.半導体デバイスの役割

    d.半導体を含む電気回路

  (2).CMOS集積回路技術

    a.集積回路=Si上に形成した電子回路

    b.集積回路を利用する必要性とメリット

    c.集積回路の種類

    d.集積回路の利用方法

    e.独自の集積回路を作る方法

 

3.CMOSイメージセンサ技術の基礎

  (1).CMOSイメージセンサとは

    a.光を測定する原理

    b.画素=超小型光センサ

    c.画素アレイ=画像センサ

    d.読み出し回路

  (2).信号とデータの取り扱い方法

    a.画素信号

    b.アナログ-ディジタル変換

    c.情報処理・保存

  (3).CMOSイメージセンサを使うには

    a.利用形態

    b.『カメラ』ではなく『センサ』を使いたければ?

    c.イメージセンサを入手する方法

    d.イメージセンサで生データを得る方法

  (4).独自のCMOSイメージセンサを開発する方法

 

4.CMOSセンサを利用した生体計測システム

  (1).市販の集積回路で作ることができる生体計測システム

    a.光計測系システム

    b.イメージングシステム

    c.電気的計測システム

    d.電気化学計測システム

  (2).独自の集積回路を開発するアプローチ

    a.独自チップを開発するメリットとデメリット

    b.生体計測を目的としたチップ開発の特徴

    c.デバイス構造・パッケージング

  (3).独自のイメージセンサを開発するアプローチ

    a.独自開発イメージセンサの限界

    b.イメージセンサ開発の実例

 

5.国内外の技術動向(研究開発から製品化実例の紹介)

  (1).生体埋め込みデバイスの技術動向

    a.医療応用に至った技術

    b.研究途上の技術

    c.将来展望

 

6.まとめ

 

キーワード CMOS イメージセンサ デバイス 生体計測 生体インターフェース 集積回路 半導体デバイス 光センサ 画像センサ 信号処理 カメラ 光計測 電気的計測 電気化学計測 チップ 埋め込みデバイス 医療応用 光電変換
タグ 精密機器・情報機器信号処理バイオ・遺伝子医療・再生医療イメージセンサカメラデータ解析センサ画像画像処理生体工学回路設計基板・LSI設計計測器光学自動車・輸送機精密機器電気電気化学電子機器電子部品LSI・半導体
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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