疲労強度・破壊力学の基礎と損傷許容設計への応用と実践のポイント 【弊社研修室】
~ 疲労強度設計の基礎、破壊力学の基礎と疲労き裂進展、機器・機械設計における損傷許容設計とその実践、高強度な金属や複合材料における損傷許容設計のポイント ~
・疲労強度設計や疲労き裂進展の基礎から疲労寿命評価手法や微小欠陥による疲労限度予測方法とそのポイントまでを修得し、輸送機器や機械の強度設計実務に活かすための講座
・航空機や車両、繰り返し応力(荷重)のかかる構造物において高い水準で安全性と性能を両立させるための適切な損傷許容設計の応用と実践ポイントを修得し、重大事故の発生を未然に防ごう!
・長年、輸送機器の設計開発に携わってきた講師による、実務で活きるノウハウが豊富なセミナー!
講師の言葉
航空機、車両、船舶等の輸送機器、および機械、各種プラント等の開発においては、安全性と性能を高次元で成立させることが日々求められています。近年は、回転機械などで従来は想定されていない高応力頻度の運用条件のもとで、調質材などの高強度な金属やCFRPなどの非常に小さな傷や欠陥に敏感な材料が使われるようになっています。また、鋳物の巣なども生産技術の向上で寸法が小さくなっていることから、運用条件の見直しも可能となっています。そこで、傷や欠陥などの存在を前提とした損傷許容設計が重要となっています。
本セミナーでは、『基礎』として疲労強度設計と疲労強度への影響因子、破壊力学と疲労き裂進展特性およびその影響因子について学びます。さらに、損傷許容設計の理解を深めるために破壊力学パラメータについて学びます。次に『実践』として、傷ないし欠陥の存在は許容するものの、傷や欠陥からの疲労き裂の進展は許容しない損傷許容設計を学びます。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2025年06月16日(月) 10:30 ~ 17:30
|
開催場所 |
日本テクノセンター研修室 |
カテゴリー |
電気・機械・メカトロ・設備、品質・生産管理・ コスト・安全 |
受講対象者 |
・航空機、車両、船舶、機械、各種プラント等の設計、開発、生産、品証等に関わる方
・疲労強度評価、破壊力学を用いた強度評価、損傷許容評価を実務に役立てたい方
|
予備知識 |
・材料力学の基礎知識(応力、ひずみ)
・疲労強度の基礎知識(S-N曲線、疲労限度)
|
修得知識 |
・疲労限度設計、疲労寿命設計、損傷許容設計の各実務作業における基礎と実践のポイント |
プログラム |
1.疲労強度設計の基礎
(1).疲労強度設計の基礎知識
a.疲労限度設計
b.疲労寿命設計
c.損傷許容設計
(2).疲労強度特性
a.S-N線図の推定
b.疲労限度の推定
c.疲労限度における平均応力の影響
d.疲労強度における組合せ応力の影響
e.切欠き部材の疲労強度
2.破壊力学(疲労き裂進展)の基礎
(1).き裂の進展モード:開口形、面内せん断形、面外せん断形
(2).き裂の評価パラメータ:K値、G値
(3).疲労き裂進展特性
a.疲労き裂進展曲線とその影響因子
b.疲労き裂進展下限界とその影響因子
3.損傷許容設計への応用と実践のポイント
(1).欠陥形状の取扱と微小欠陥を含む金属の疲労限度の予測式
a.鋳造部品の実際の欠陥事例
b.欠陥の形状ごとの取扱
(2).疲労限度と欠陥寸法の関係を表す『北川-高橋線図』
a.北川-高橋線図
b.微小き裂を有する部材の疲労限度
c.欠陥評価パラメータ:√area
d.微小き裂のき裂進展下限界とき裂進展挙動
e.微小欠陥を含む金属の疲労限度の予測と疲労強度の推定
4.損傷許容設計の高度化のポイント
(1).金属部品への応用 対象:インペラー
(2).複合材部品への応用 対象:ローター・ハブ
|
|
キーワード |
機械工学 疲労強度設計 疲労限度 き裂進展 疲労寿命設計 損傷許容設計 プラント 高強度金属 CFRP |
タグ |
リスク管理、安全、寿命予測、シミュレーション・解析、信頼性試験・故障解析、品質管理、トライボロジー、プラント、モータ、応力解析、機械、機械要素、強度設計、工作機、構造物、材料力学・有限要素法、軸受け、自動車・輸送機、設備、歯車、油・空圧 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
|
会場 |
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
|