• 2017年02月17日(金) 10:30 ～ 17:30

１．今日の設計現場の現状と課題
　（１）．ながらく「聖域」であったがゆえの、知識や知見の体系化整理の遅れ
　（２）．重要ノウハウほど個人持ちExcelで管理している実態
　（３）．3D-CADの導入で設計現場から失われたもの
　（４）．技術伝承や不適合事象再発防止問題の深刻化
　（５）．日本人設計者の特性（長所と短所）とは
　（６）．「設計標準化は日本製造業の強みを失わせる」という人がいるが本当か
　（７）．多くの製造業で標準化活動が停滞・頓挫している実態とその背景について

２．実践的な設計標準化
　（１）．日本人設計者の特性や自社製品・ユニットの特徴を踏まえない設計標準化は企業力を弱める
　（２）．ギリギリを追求する「限界設計」に設計標準化手法は適用できるのか
　（３）．実践的な設計標準化の出発点は、「仕様」とその背景にある「要求」の見直しから始まる
　（４）．「仕様」情報を体系的に管理する
　（５）．標準数・モジュール数の効果的な使い方について
　（６）．理想は製品設計と工程設計の融合にあり
　（７）．活動成果を継続的に維持・進化させる仕組み

３．実践的な設計手順書作成
　（１）．個別設計手順書の作成に着手する前にグランドデザインを行う（設計手順書の適用領域や使途を決定する）
　（２）．設計手順書全体の作成計画の策定
　（３）．ベテラン設計者が設計手順書の作成が上手いとは限らない〜ベテラン設計者が書きがちな手順書の姿とその問題点について
　（４）．IT部門手動で構築した設計ナビゲーションシステムがあまり使われていない理由
　（５）．設計手順書を作成する上での５つの基本原則
　（６）．設計手順書作成だけで技術伝承問題が解決されるのか

４．仕様の管理と統制
　（１）．設計標準化・設計手順書と仕様管理との位置づけについて
　（２）．IoT時代では仕様管理力の差が製造業の競争力格差に直結する
　（３）．仕様項目や仕様値を管理する上での重要なノウハウ
　（４）．戦略的な仕様統制とその威力

５．本日のまとめ

日本テクノセンター研修室