信頼性加速試験の基礎と効率的な進め方およびそのポイント <オンラインセミナー>

~ 劣化モデル式を活用した加速評価、故障メカニズムに基づく加速試験の組立て、ストレス-ストレングス関係の工夫による加速方法、加速試験を計画する際の注意事項 ~

・製品の構造、材料や使われ方などを考慮した適切な加速試験を計画し、実践するための講座

・故障メカニズムとストレスーストレングスの関係をベースとした加速モデルの考え方、加速要因のポイント、加速試験計画の注意点を修得し、実態に合った正しい加速試験を行い、製品の信頼性向上に活かそう!

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講師の言葉

 新商品は軽量化、小型化、密閉化、あるいは新技術の導入と斬新化が進むため必ず評価が必要で、その結果を商品に活かさなければならない。この際の評価は少しでも短時間で結果を出すことが望まれるので加速試験が必要となる。このため市場で商品を保証できる加速試験評価を組立て、評価し、設計に活かすという能力が現在要求されている。

 本セミナーではまず加速試験の基礎を理解し、基本的な加速試験を修得します。そして取扱う商品の設計に活かすために商品の構造や材料、使い方なども加味する故障メカニズムとストレスーストレングスの関係をベースとした加速モデルの考え方、正しい湿度試験、加速要因の目の付け所、具体的加速事例、失敗しないための注意事例など実態に合った加速評価を修得する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年02月02日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・設計開発で加速試験データを活用されようとされている方
・新商品の評価試験を計画される方
・評価試験計画でストレスの加え方で困っている方
・市場での現象を再現評価されようとされている方
・製品の品質および信頼性に携わる技術者の方
予備知識 ・とくに必要ありません

修得知識 ・商品の構成(構造、材料)や使われ方から試験計画を立てる力
・試験結果や関連データの正しい理解と、再現評価、設計開発への活かし方
プログラム

1.設計および製品開発に必要な加速試験
  (1).製品開発設計段階と必要な情報
  (2).加速試験とその評価データの活用

2.一般に行われている加速試験の基本
  (1).寿命判定には2種類ある
  (2).加速試験と云うためには
  (3).加速させ方
  (4).加速試験による結果の推定方法
  (5).試験データ解析に必要な確率紙と使い方
    a.ワイブル確率紙
    b.累積ハザード紙

3.劣化モデル式を活用した加速評価  
  (1).アレニウスの反応論モデル
  (2).べき乗則(n乗則)
  (3).θ度2倍則
  (4).アイリングモデル
  (5).マイナーの線形損傷則(疲労)
  (6).ラルソンーミラー則(クリープ) 

4.加速を決めるストレスと故障メカニズム進展の関係 
  (1).故障メカニズムとは  
  (2).加速試験に故障メカニズムが必要な理由
  (3).故障現象の分類と対応
  (4).故障メカニズムは難しいか
  (5).増加型加速因子
  (6).最適値型加速因子
  (7).相反型になる加速因子の組合せ

5.故障メカニズムに基づく加速試験の組立て
  (1).試験方法作成の流れ
  (2).故障メカニズムをフローで描く
  (3).加速させるため律速過程を選ぶ
  (4).試験のストレスの加え方/順序/組合せ方
  (5).ストレスの組合せでの注意事項
  (6).ステップストレス試験
  (7).同時ストレスか順次ストレスか? 順次の優先順位は?

6.ストレス-ストレングス関係の工夫による加速方法
  (1).小さいストレスをカットする
  (2).ストレングスを弱くする
  (3).ある程度劣化させてから試験をする
  (4).劣化要因を明確にして顕在化する
  (5).故障判定を厳しく設定する(機能寿命の場合)
  (6).故障判定を兆候に設定する(特性値寿命の場合)
  (7).要素で試験をする

7.間違いの多い温湿度加速試験を正す
  (1).湿度ストレスとは何を指すか
  (2).結露は露点によるものだけでない
  (3).湿度ストレスによる3種類の湿度加速試験
  (4).温湿度サイクル試験は何が起きているか  
  (5).半導体の85℃85%条件は何を加速しているか
  (6). 湿度加速試験結果が温度加速に化けるので注意
      (相対温度は係数で変数ではない)
  (7).故障再現試験の加速で失敗し易い例

8.設計に活かす加速試験例(設計、寿命予測他での具体的な活用例)
  (1).材料(樹脂)
  (2).電子部品
  (3).PWBとPCB
  (4).機構部品
  (5).機器

9.加速試験を計画する際注意しなくてはならない事項
  (1).試験品の特性分布
  (2).間違いやすいストレスの見積もり
  (3).ストレスの大きさは変えずにストレスの頻度を多くする方法
  (4).見落としやすい閾値
  (5).いろいろな部材が組合さった商品の加速試験
  (6).はんだ付け接続部の加速試験
  (7).回数速度と経年変化加速モデルとの組合せ

10.近年の新しい動き
  (1).ライフ エンド事故と加速試験
  (2).新しい加速試験HALTの役割
  (3).IEC 62506 Method for product accelerated testing(2013)

キーワード 加速試験 寿命判定 ワイブル確率紙 累積ハザード紙 劣化モデル式 アイリングモデル 線形損傷則 ラルソンーミラー則 ストレス 故障メカニズム ストレングス 機能寿命 特性値寿命
タグ 精密機器・情報機器研究開発商品開発信頼性試験・故障解析品質管理未然防止医療機器基板・LSI設計計測器車載機器・部品精密機器電源・インバータ・コンバータ電子機器電子部品電装品LED・有機EL・照明LSI・半導体
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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