車載ミリ波レーダーシステムの基礎とアプリケーション開発への応用　＜オンラインセミナー＞

講師の言葉

　近年、自動運転技術の発達は著しく、その中でレーダーやカメラを用いたセンシング技術は広く一般に普及してきました。車載ミリ波レーダーセンサーは自動運転の「目」として重要なポジションを占め、十分に普及してきましたが、レーダーの教科書だけでは学びきれない車載部品特有のミリ波レーダー技術について理解していただくのが趣旨になります。
　本講義では車載ミリ波レーダーの自動運転技術の中での位置づけ、使用動機、アプリケーション、動作の基本原理、評価方法についての解説をいたします。特に、パルスドップラーレーダー、高速チャープ（Fast chirp）レーダーにおいて、物標の距離、角度、速度の計測原理とその計算方法を例題を交えて説明します。
　加えて、車載システム特有のレーダー性能に影響を与える因子についての解説を行い、車載ミリ波レーダーならではの評価方法、技術的課題についても言及していきます。
　今後、車載ミリ波レーダーを導入しようとしている車両メーカーのエンジニアの方、レーダー設計に携わろうとしているエンジニアの方がレーダーシステム導入時および設計に役立てられるようにすることが目的です。