要求仕様および設計フェーズにおけるバグの早期発見と未然防止策への応用  ~演習付~ <オンラインセミナー>

~ 上流工程のバグを見つける嗅覚、他人の作った要求仕様書や設計を読んで理解する読解力、必ずバグを見つける強靭な精神力、仕様をもとにバグを見つける汎用的な技術力 ~

・リコール問題にまで発展する可能性のある要求仕様書や設計フェーズのバグを的確に摘出する力を養うための講座

・仕様をもとにバグを検知し、作り込みを未然防止する技術力を修得し、ソフトウェアの品質を向上させよう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

  本講座は、日科技連から出版した『ソフトウェア技術者のためのバグ検出ドリル(2019年)』、および、『ソフトウェア技術者のためのバグ検出テキスト(2020年)』をもとにしており、プラス、同書で取り上げていない課題にも取り組み、バグを埋め込んだ仕様書や設計書からバグを摘出する演習を通じて、以下の4つの能力を鍛えることを目的にしている。

  (1).上流工程のバグを見つける嗅覚
  要求仕様書や設計フェーズの上流工程のバグは、作成直後に摘出・修正しないと製品に入り込んでマーケットへ出荷され、後にリコール問題に発展する可能性が高い。市場へリリース後に数千万円、数億円もの対策が必要になるバグを早期に検出できれば数百円で修正が可能になる。この「非常に高価なバグ」を摘出する嗅覚を鍛える。

  (2).他人の作った要求仕様書や設計を読んで理解する読解力
  考え方が正しければ、どんな処理方式を採用しても正しいソフトウェアができる。これは、芸術、囲碁、将棋でも)同じで、ソフトウェア開発も極めて、「クリエイティブ」と言える。「ソフトウェア開発がクリエイティブであること」が困るのは、他人の仕様書や設計ドキュメントを理解して、バグ修正するのが簡単ではないことである。

  (3).必ずバグを見つける強靭な精神力
  囲碁、将棋、チェスでは、実践力を鍛える方法として、詰碁、詰将棋、プロブレムがある。21手を越える長手数の詰将棋は極めて難解で、つい、解答を見たくなる誘惑にかられるが、1mmも後退することなくじっと我慢して解くと、棋力だけでなく精神力も鍛えられる。他人が定義した要求仕様や設計書を見て、「必ずバグを見つける」強靭な精神力を育てることは非常に重要である。

  (4).自分の専門外でも、仕様をもとにバグを見つける汎用的な技術力
  情報処理技術者は、将来、どこのプロジェクトでどんな製品を開発するか予測できない。自分の専門分野だけでなく、必要な情報が仕様書に記述してあれば、畑違いのプログラムでも、複雑怪奇な数式に惑わされず、適切に取り組んで開発できる「汎用性」が重要となる。

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年02月02日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナーソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・ソフトウェア開発を経験したことがあるプログラマと品質保証エンジニアの方
・システム、ソフト部門の技術者の方
予備知識 ・ソフトウェア開発の常識的な知識と経験(基本情報処理技術者程度)
修得知識 ・バグを検知する能力と、バグの作り込みを未然に防止する能力
プログラム

1.バグとソフトウェア品質
  (1).バグがあっても高品質なソフトウェア
  (2).バグのアナロジー
  (3).高品質のソフトウェアを作るということ
  (4).品質保証は、非創造的な作業か?
  (5).デバッグとテストの決定的な違い

2.要求仕様フェーズのバグと摘出
  (1).要求仕様フェーズの課題
  (2).演習:要求仕様フェーズのバグの摘出(日常、見逃しているバグを検出する練習)
    a.昇格者、降格者、優勝者を決めるロジックによくあるバグの摘出
    b.料金表に潜むバグの摘出(その1)
    c.料金表に潜むバグの摘出(その2)

3.設計フェーズのバグと摘出
  (1).設計フェーズの課題
  (2).演習:設計フェーズのバグの摘出(設計でうっかりするバグのいろいろ)
    a.データ構造に関するバグ
    b.年月日に関するシリアスなバグ(その1)
    c.年月日に関するシリアスなバグ(その2)
    d.西暦2028年問題
    e.数学関数のバグ

キーワード バグ 品質保証 デバッグ テスト 要求仕様
タグ ソフト管理ソフト品質ソフト教育組み込みソフト
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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