車載ソフトウェア開発の基礎と特性およびそのポイント <オンラインセミナー>

~ 車載ソフトウェア開発者が理解しておくべき基礎知識と設計・開発上のポイント ~

・異分野のソフト技術者が車載分野へ転向し活躍するために必須の基盤知識を体系的に修得できる講座
・組み込みソフトウェアとしての制約、マイコンやメモリなどのハードウェア資源、リアルタイムOS、ECU、半導体、車載通信、機能安全、AUTOSARなど一般ITソフトと異なる車載ソフト開発に必要な知識を基礎から修得できる特別セミナー!

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講師の言葉

 ソフトウェア定義車両「SDV(Software Defined Vehicle)」の進展により、自動車におけるソフトウェアの重要性はますます高まっています。一方で、車載ソフトウェアは一般的なIT系ソフトウェアと同じ感覚では開発できません。組み込みソフトウェアとしての制約、マイコンやメモリなどのハードウェア資源、リアルタイムOS、車載通信、機能安全、AUTOSARなど、理解しておくべき前提は多岐にわたります。
 私自身、自動車会社で長年にわたり電子制御ユニット(ECU)や車載ソフトウェアの開発に携わる中で、異分野で経験を積んだ優れたソフトウェア技術者であっても、車載特有の実行環境や開発の前提を十分に理解していなければ、すぐに実務で力を発揮することが難しい場面を何度も見てきました。近年は、半導体の高性能化や中央集約アーキテクチャへの移行により、その傾向はさらに強まっています。
 本講座では、異分野のソフト技術者が車載分野へスキルを展開するための橋渡しとして、ECU、半導体、OS、通信、安全、開発プロセス、AUTOSARといった基盤知識を、実務で何が重要になるのかという観点から体系的に整理して解説します。自分の書くソフトウェアが何の上で、どのように動くのかを理解し、車載ソフトウェア開発への確かな第一歩を踏み出していただくことを目指します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2026年07月03日(金) 10:00 ~ 17:00
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・異分野でソフトウェア開発の経験があり、車載分野へのスキル展開を目指している技術者の方
・車載ソフトウェア開発にこれから携わる方、または携わり始めたばかりの方
・ECU、半導体、OS、リアルタイム性、車載通信、機能安全、開発プロセスなど、車載ソフトウェア開発の前提知識を体系的に学びたい方
・SDV時代の車載ソフトウェア開発の全体像と、実行環境の基礎を把握したい方
・ソフトウェア技術者の育成や、異分野人材の車載分野への教育に課題を感じている管理者・教育担当者の方
予備知識 ・ソフトウェア開発の基礎知識があれば理解しやすいです
修得知識 ・車載ソフトウェア開発で求められる基本的な知識
・車載ECU、車載半導体、マイコン、メモリ、OS、割込みなど、ソフトウェア実行環境の基礎
・車載通信(CAN、LIN、Ethernet、FlexRay)とソフトウェア設計との関係
・機能安全、開発プロセス、ソフトウェア品質保証がソフトウェア開発へ与える影響
・AUTOSARの基本的な位置付けとSDV時代の車載ソフトアーキテクチャの概要
プログラム

1.車載ソフトウェア開発の全体像
  (1).自動車の電子アーキテクチャの変遷
  (2).ECU分散型、ドメイン型、ゾーン型、SDV型の違い
  (3).車載ソフトウェアの構成と役割
    a.制御ソフト
    b.通信ソフト
    c.プラットフォームソフト
  (4).車載ソフトウェア標準化の考え方とAUTOSARの位置づけ
  (5).なぜソフト開発者がハード実行環境を理解する必要があるのか

2.車載ECUと車載半導体の基礎
  (1).車載半導体が注目されている背景
    a.SDVによる計算能力の増大
    b.ADAS/自動運転による高性能SoCの必要性
    c.半導体供給問題と自動車産業への影響
    d.自動車メーカーと半導体メーカーの関係の変化
  (2).ECUの基本構成
    a.マイコン
    b.メモリ
    c.周辺回路
  (3).車載マイコンの特徴

3.車載組み込みソフトウェアの特性
  (1).PCアプリケーションとの違い
  (2).リアルタイムシステムとは
  (3).タスクとスケジューリング
    a.周期処理
    b.イベント処理
    c.割込み処理
  (4).リアルタイムOSの基本概念
    a.タスク
    b.優先度
    c.スケジューラ
    d.排他制御
  (5).車載ソフトウェアプラットフォームとしてのAUTOSAR概要

4.車載ソフトウェアを支える車載通信の基礎
  (1).車載ネットワークの種類
    a.CAN
    b.LIN
    c.Ethernet
    d.FlexRay
  (2).通信プロトコルの基本
  (3).通信とリアルタイム性
  (4).通信遅延とソフト設計

5.車載ソフトウェア開発における安全要求の基礎
  (1).車載開発における安全とは
  (2).機能安全の基本概念
    a.ハザード
    b.リスク
    c.ASIL
  (3).安全要求がソフト設計に与える影響
    a.フェールセーフ
    b.モニタリング
    c.冗長化

6.車載ソフトウェア開発プロセスの基礎
  (1).V字モデル
  (2).要求、設計、実装、検証の流れ
  (3).車載ソフトウェア開発の特徴
    a.モデルベース開発
    b.SIL/HIL
  (4).ソフトウェア品質保証の考え方

7.SDVに対応した車載ソフトウェア開発のポイント
  (1).SDVにおけるアーキテクチャ変化
    a.ECU分散型から中央集約型への変化
    b.ゾーンアーキテクチャの考え方
    c.車載ソフトウェアプラットフォーム共通化の方向性
  (2).OTAの車載ソフトウェア開発のポイント
    a.OTAが必要になる背景
    b.必要な更新設計・検証・安全配慮
    c.UN R156にみるOTA時代の開発・運用管理の要点

キーワード SDV ECU 電子制御ユニット 車載半導体 車載マイコン SoC ソフトウェア実行環境 リアルタイムシステム リアルタイムOS RTOS スケジューリング 車載通信 CAN LIN Ethernet FlexRay AUTOSAR 車載ソフトウェア標準 機能安全 ISO 26262 ASIL SIL HIL モデルベース開発
タグ ソフト管理ソフト品質ソフト教育組み込みソフト自動車・輸送機車載機器・部品電装品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日