組込みソフトウェアにおけるアーキテクチャ設計と実装のポイント:ソフトウェア疲労の回避策 <オンラインセミナー>

~ モデリングの準備と実践、モデリングベースのアーキテクチャ開発、流用開発に伴うソフトウェア疲労の回避策、実装へのポイント ~

・アーキテクチャ設計におけるモデリングから実装までの方法を修得し、ソフトウェア疲労の問題回避に活かすための講座

・適切なアーキテクチャ設計を実践し、流用開発におけるスパゲッティ化の問題を解決しよう!

オンラインセミナーの詳細はこちら:

・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 本講座では、設計・開発現場で起こっているソフトウェア疲労(改造に伴うスパゲティ化)や長期流用を狙って開発したアーキテクチャがうまく機能しない等の問題の原因を理解し、日々の設計に活かしていただくことを目的とします。
 特に経験の少ない設計者に取っては、“モデリング=抽象的なモデル作り”の「抽象化」を難しく捉えすぎて、モデリングしてはみたものの、それをどのように実装に落とせば良いのかに戸惑いを覚えることも多いと考えます。経験豊富な設計者が当たり前(言わば無意識)に行っている設計原則に基づくソフトウェアが、モデリングされたアウトプットであることを理解いただける様、具体的な例を用いて説明します。
 競争激化と働き方改革により、流用に次ぐ流用開発が主流になっており、ソフト構造の乱れがスパゲッティ化を増長し、開発者の負担増大につながっています。さらにリモートワークが進む中で、先輩のノウハウが伝承されにくい現状も危惧されます。
 本講座を受講いただくことで、モデリングが何も特別な考え方に基づくものでは無く、言わば木の幹を作り、枝葉が伸びて行ってもバランスを保ち続ける“当たり前の開発のやり方”であることを理解いただけると考えます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年03月28日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナーソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・ソフトウェア疲労を起こさないため、何をすべきかを学びたい方
・モデリングを製品設計にどう生かしていけば良いかを具体的な事例で学びたい方
・自分の設計手法が正しいのかどうかモデリング視点で見直したい方
・自社製品のアーキテクチャが古く、時流に合わせて作り直しの必要に迫られている方
・流用開発に伴うブラックボックス化と構造劣化で、手を焼いているという方
・組み込みソフト開発に携わる技術者の方
予備知識 ・特に必要としません(但し、ソフトウェアの設計知識がある方が理解しやすい)
修得知識 ・モデリング手法(抽象化と構造設計<静的・動的>)
・設計原則の理解とその実践
・モデリングに基づくアーキテクチャ設計
・モデリングから実装までの流れ(やり方)
プログラム

1.モデリングとは
  (1).目的
    a. 良い設計、悪い設計
    b.設計・開発現場の問題点
  (2).概要理解(簡単な例を用いて練習)
    a.抽象化作業
    b.構造設計の考え方

2.モデリングの準備
  (1).ユースケース図
  (2).構造図(ブロック図)
  (3).ブロック間の処理フロー
    a.インターフェース
    b.コミュニケーション図
  (4).シーケンスチャート

3.モデリングの実践
  (1).静的・動的モデリングとは
  (2).状態遷移とイベント(事象)の考え方
  (3).シーケンスチャートの作成
  (4).イベントドリブンと時分割処理

4.モデリングベースのアーキテクチャ開発
  (1).モデリング目的
    a.利用者視点
    b.改造(拡張性・シリーズ化)の容易性
    c.流用開発に伴うソフトウェア疲労の回避策
  (2).改造・拡張への耐性チェックポイント

5.モデリングから実装へ
  (1).設計規模による実装形態の違い
  (2).実装技術への合わせ込み
  (3).製品実装の骨格
    a.機能拡張への対応
    b.ハードウェアの拡張や違いの吸収
    c.周辺IO、規格追従への対応
    d.基本構造を壊す開発後のエラー対策やBUG対策

6.ソフトウェア疲労を発生させる対策内容の検証
  (1).BUG対策、機能拡張に伴う修正内容の妥当性検証
  (2).暫定対策か?恒久対策か?
  (3).レビューによる未然防止(形骸化したレビューの改善)
  (4).流用か新規作り直しかの判断ポイントと作り直しの落とし穴

キーワード モデリング 抽象化作業 構造設計 ユースケース図 構造図 ブロック図 処理フロー シーケンスチャート 状態遷移 シーケンスチャート イベントドリブン 時分割処理 ソフトウェア疲労 機能拡張 エラー対策 BUG対策
タグ 商品開発ソフト管理ソフト外注管理ソフト品質ソフト教育組み込みソフトOS・言語
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日