ステレオカメラによる画像認識技術とその応用および今後の展開 〜デモ付〜

〜ぶつからないクルマの原理、白線、先行車両、歩行者の検出技術、衝突回避と自律走行時におけるポイント〜

・交通環境認識手段として最も有望視されているステレオカメラ技術のノウハウを修得し、応用するための講座

・精度が高くロバスト性に優れ、すぐに実用として使えるステレオカメラ技術を修得し、ぶつからない車や自動運転などの製品開発へ活かそう!

・講師の貴重な経験を元に実例と動画により、論文などでは得られないノウハウが理解できます 

講師の言葉

自動車が自ら衝突を回避する装置の登場や2020年初頭に向けた自動運転実現を複数のメーカーが表明するなど、自動車が運転者ではなく自らの判断で走行する世界が間近に迫ってきている。 その際最も重要な技術が、走行している交通環境を認識して走行する道路の状態を把握し、走行する先にどのような危険が存在するかを的確に判断する交通環境認識技術である。
 ステレオカメラは人間の眼と同様、複数の立体物を同時に検出し、その位置や大きさ、そしてその動きから衝突の危険性までを短時間で判断できる装置である。特に今後評価対象になる、歩行者の飛び出し検出は圧倒的に有利である。また道路表面、白線、縁石など走行可能な車線を認識できるので交通環境認識の手段として最もふさわしく最も将来性のある装置であると考えられる。
 最近はフリーで簡単にステレオ処理ソフトを入手できるまでになってきているが、本講習ではそれらでは得ることのできない、精度が高くロバスト性に優れ、すぐに実用に供することのできるステレオ処理技術を紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年09月01日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・画像関連の技術者、研究者 ・ステレオカメラをやってみたがうまくいかなかった方 ・自動車の衝突回避や自動運転の研究開発に携わる方、これから参入を考えている方 ・自動車に限らず、ロボットやセキュリティなど周囲を3次元で認識させたい方
予備知識 ・初歩から説明するので特に予備知識は必要ありません
修得知識 ・本格的な使用に耐えることのできるステレオカメラを作り上げるために必要な知識を習得できる
プログラム

1. はじめに
  -車載カメラの歴史と用途-

2. 画像認識の優位性
  (1). 情報量の多さ、視野の広さ、処理速度の速さ
  (2). 実用されているセンサの比較

3. ステレオカメラによる距離画像の生成
  (1). ステレオカメラの原理
  (2). 画像の取得
  (3). プログラミングの実際
  (4). フィルタリング
    a.弱パターン除去
    b.特異点除去
  (5).リアルタイム処理
  (6).高密度視差画像について

4. ステレオカメラによる画像認識技術
  (1).原画像情報の利用
  (2).交通環境認識
    a.白線の検出
    b.道路表面の検出
    c.立体物の検出
    d.壁の検出
  (3).実用化へのステップ
    a.補正と校正
    b.輝度差の補正
    c.オクルージョンへの対応
    d.その他の問題
  (4).飛び出してくる歩行者の検出
  (5).自動運転に向けて

キーワード ステレオカメラ センサ 自動運転 画像認識 交通環境認識 白線検出 フィルタリング リアルタイム処理 補正 オクルージョン
タグ カメラセンサ画像画像処理画像認識自動車・輸送機車載機器・部品電装品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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