DLCコーティングの基礎と適用事例・最新技術:潤滑剤との組合せによる超低摩擦損失化と環境対応のポイント <オンラインセミナー>

~ 実用トライボロジーの基礎と適用技術、DLCエンジン油潤滑下の超低摩擦特性、環境配慮型潤滑剤とDLCによる超低摩擦特性、技術開発・環境対応の最新動向 ~

・DLCコーティングの基礎と摩擦低減技術のポイントを修得し、環境対応と性能改善に活かすための講座

・環境にやさしい潤滑剤とDLCの組合せによる低摩擦化の実例と評価法を修得し、製品課題の解決や長寿命化に活かすためのセミナー!

・欧州をはじめとした各国の技術者と連携している講師から、DLC・環境調和型潤滑剤のグローバルな最先端技術について学ぶことができます

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講師の言葉

 環境問題の解決や企業におけるSDGsが最重要となっている現在、トライボロジーにおいても環境にやさしい材料だけを用いた顕著な摩擦損失低減を創出する技術が強く求められている。

 本講義では、まず実際の自動車エンジン摺動部品の摩耗低減および摩擦低減の技術開発において役立ったトライボロジー技術の実例を紹介する。続いて、摩擦低減技術として、DLCコーティングをガソリンエンジンバルブリフタやピストンリングに世界で初めて量産適用に成功した事例を報告する。

 ここで、顕著な摩擦低減につながるエンジン油添加剤と水素を含有しないDLCであるta-Cとの組合せの発見に至った経緯、試験法、種々の摩擦特性、および本講義に関連する環境問題の実情を簡単に紹介する。

 この状況を踏まえたうえで、環境にやさしい有機酸やアルコール潤滑下のta-Cの超低摩擦特性の発見、この発見を基にドイツで実施されているPegasus Project(超低摩擦現象の自動車パワートレーンへの適用)の進捗状況,DLCコート歯車や水潤滑に関する最新の技術情報を紹介し、SDGsに沿った自動車パワートレーンをはじめとするあらゆる産業機器の摺動部品への環境にやさしい潤滑剤とDLCの組合せによる摩擦低減技術の適用がなぜ今必要なのかについて述べる。

セミナー詳細

開催日時
  • 2026年07月27日(月) 10:00 ~ 17:00
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備化学・環境・異物対策
受講対象者 ・SDGsおよび環境問題対策に合致する摺動部品の究極の環境にやさしい摩擦低減技術や摩耗対策を必要とする、もしくは興味を持っている技術者や研究者の方
・自動車、産業機械、歯車・軸受、医療機器、食品製造機器等の製造やそれに関連する企業の方
予備知識 ・SDGsおよびPFASについての一般的な情報
修得知識 ・今後のSDGsおよび環境問題対策に必須の開発や研究においてすぐに役に立つトライボロジー技術、特にDLCコーティング適用技術
・欧州をはじめとするグローバルなDLCおよび環境調和型潤滑剤の最先端技術
プログラム

1.実用トライボロジーの基礎と適用技術

  (1).実用トライボロジーとは? ~役に立つトライボロジー技術~

    a.工業分野への適用事例:新幹線、本四架橋

    b.自動車エンジン摺動部品における摩耗対策の実例

      ・短期間で構築した摩耗対策の開発経緯

    c.摩耗評価方法の基本的考え方:量産投入に向けた評価設計とそのポイント

  (2).実用の摩擦評価法とは? ~実用燃費改善効果と相関した評価法~

    a.摺動部品への低摩擦化技術:日本車の燃費向上を支えた改良のポイント

    b.世界初のDLC量産適用技術:ガソリンエンジンバルブリフタ、ピストンリング

    c.摩擦評価のプロセス:単体試験 → 部品試験 → エンジン試験の重要性

 

2.DLCエンジン油潤滑下の超低摩擦特性 ~開発経緯と試験評価の実例~

  (1).DLC(ta-C)の特徴と超低摩擦特性

    a.ガソリンエンジン油潤滑下での顕著な低摩擦特性:特許創出に至った技術的背景

    b.超低摩擦特性発見に至る研究の経緯:リヨン工科大学の権威との協働

  (2).単体摩擦試験評価による技術確立

    a.世界中のDLC種を比較評価したオリジナル単体試験

    b.部品試験、エンジン試験との連動評価

    c.超低摩擦添加剤GMOの発見:摩擦係数0.01以下を示した実例

 

3.環境配慮型潤滑剤とDLCによる超低摩擦特性 ~既存技術の拡張と改良~

  (1).アルコール・有機酸潤滑下での超低摩擦特性

    a.グリセリンによる超低摩擦特性:一般生活品にも含まれる素材を用いた事例

    b.オレイン酸による超低摩擦特性:1滴で発現する超低摩擦化

    c.メカニズムの考察:ナノスケールでのトライボケミカル反応

 

4.DLCによる超低摩擦トライボロジー技術の適用と環境対応のポイント

  (1).日本と世界における環境問題の実情

    a.PFAS規制と生分解性物質の必要性

      ・欧州ティーン血中PFAS/マイクロプラスチックの事例

    b.欧州PFASフリー代替技術

      ・世界的衣類ブランドのPFASフリー化

      ・ミラノでの繊維向けコーティング研究

  (2).欧州で進むSDGs対応DLC技術

    a.従来エンジン油の課題(生分解性・毒性)

    b.ドイツ Pegasus Project における適用

    c.Fraunhofer での再現とメカニズム解析

    d.20年続く研究者との協働体制

  (3).歯車・転がり軸受等への適用事例

    a.FZG歯車試験でのEHL条件下超低摩擦

    b.ピストンピン

    c.ローラロッカーアーム

    d.EHL潤滑下で低摩擦が生じるメカニズム

    e.EV減速機歯車へのDLC適用シミュレーション:トポグラフィパラメータSpd/Spcの重要性

  (4).すべり軸受への適用

    a.軸受試験機での実証

    b.クランクジャーナル焼付き特性の改善

    c.砂糖水1滴で超低摩擦化

  (5).環境にやさしい潤滑剤×DLCの未来

    a.Pegasus II(歯車の実用化が加速)

    b.日本とドイツ等における最新研究

    c.WTC2022情報・他産業展開

    d.水潤滑:アルコール水溶液、ナノダイヤ粒子混合水、砂糖水1滴

    e.EV/HEV時代のビジネスチャンス

    f.表面トポグラフィ最適化とPFAS代替技術、抗菌抗ウィルス技術への応用可能性

キーワード トライボロジー SDGs 環境対策  PFAS規制 生分解性 DLCコーティング ta-Cコーティング 摺動部品 摩擦 摩耗 超低摩擦化 水系潤滑 自動車 エンジン パワートレーン PegasusProject Pegasus2 WTC2022 電気自動車 ハイブリッド 歯車 環境調和型潤滑剤
タグ エコマテリアル環境トライボロジー機械要素軸受け車載機器・部品歯車
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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