製品開発に活かす生体計測の基礎と計測・評価・活用のポイント 〜デモ付〜

〜脳波・心電図・筋電図による生体電気信号の計測法と活用上の注意点、計測の実演〜

  • 生体が専門でない方にも理解できるよう、分かりやすく生体電気信号の計測方法について解説する講座!
  • 生体情報の誤った利用を防ぐために必要なポイントを実演を通して理解し、人間の反応や感性を客観的にとらえ、製品開発への応用に活かそう!
  • 臨床検査の教育と人間工学分野での応用の経験も豊富な講師が解説します!

講師の言葉

 工業製品や環境などの開発や評価にあたり、人間の反応や感性を客観的に知ることのできる生理指標としていろいろな生体現象があり、その多くが電気信号として出現します。
 脳の働きを直接知り得る脳波は最も基本的な情報です。しかも最近は、脳波の測定自体は簡単に行えるようになり、簡易的な脳波測定器といったものも安価に手に入ります。しかし、脳波は、その意味を正しく知って正確な使い方をしないと、誤った結果を導くどころか、場合によっては害悪をもたらすことにさえなりかねません。こうした中、いわゆる「脳ブーム」という状況で、医学系以外の分野では、誤った解釈や利用をしている例も少なからずみられます。
 また、心拍変動や筋電図など、容易に扱えるその他の指標もあります。この講習では、長く臨床検査の教育に携わり、人間工学分野での応用の経験も豊富な講師が、生理学の知識がなくても理解できるように、わかりやすい内容で講義、実演を行い、生体計測についての正しい知識を得ていただき、今後の製品開発への応用に役立てられるようになることを意図しています。また、最近の話題であるニューロマーケティングやBMI(生体機械インターフェース)についてもお話します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年06月09日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 製品、環境等の開発、評価に生体電気信号を応用しようと考える方
予備知識 特に必要ありません
修得知識 ・脳波など生体電気現象に関する、医学的に正しい基本的な知識 ・人間工学的に応用するための基本的な知識
プログラム

1. 製品開発に応用できる生体電気現象は?
   〜どんな現象が使えるのか〜
  (1). 脳波、心拍変動、筋電図などの概要
  (2). 生体電気信号を扱う時の注意

2. 脳波

   〜脳波の意味を正しく知って使おう〜
  (1). 脳波とは何か
    a. 神経細胞の働きと脳波
    b. 正常な脳波とはどんなものか
    c. 背景脳波と誘発脳波
    d. 画像診断と脳波(fMRIやNIRSとの関係)
    e. 脳波の分析法
  (2). 脳波の取り方
    a. どこに電極をつけるか
    b. 取り出し方による波形の違い
  (3). 脳波の応用例
    a. 脳波の正しい応用例
    b. こんなことをしてはいけない、間違った応用例
    c. ニューロマーケティングは可能か?

3. 心拍変動

   〜自律神経の評価〜
  (1). 心拍変動で何が分かるか
    a. 自律神経に反映される精神的な状態
  (2). 心拍変動の評価の方法
    a. 信頼性の高い評価法
    b. 時間領域か周波数領域か
  (3). 心拍変動の応用例

4. 筋電図

   〜運動機能の評価〜
  (1). 表面筋電図で何が分かるか
  (2). 筋電図の評価の方法
  (3). 筋電図の応用例

5. 測定実演

   〜実際にとってみよう〜

キーワード 生体情報 生体電気信号 脳波 心電図 筋電図 人間工学
タグ 信号処理商品開発感性・脳科学・認知工学生体工学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日