ISO56002に基づく「イノベーション・マネジメントシステム(IMS)」の仕組み構築と成果を出すための最新手法 <オンラインセミナー>

~ イノベーション・マネジメントの定義、国際規格ISO56000シリーズの概要、イノベーション・マネジメントシステム(IMS)構築と実践のポイント ~

・最重要課題となっていて、企業の持続的成長に必要不可欠なイノベーション・マネジメントシステムの構築法と運用のポイントを修得する講座
・イノベーショ ン・マネジメント システム(IMS)を効果的に活用し、イノベーションの成功確率を高めて、「既存事業の変革」と「新規事業創造」を実現しよう!

オンラインセミナーの詳細はこちら:

・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

■講師

一般社団法人 Japan Innovation Network  常務理事   松本 毅 

内閣府日本オープンイノベーション大賞経済産業専門委員会委員
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「自己評価委員会」委員
経済産業省「グローバルオープンイノベーションに向けた国際共同研究の在り方に関する調査委員会」委員
NPO法人産学連携学会 理事
大阪市「イノベーション創出支援補助金検討会委員会」委員長
日本学術振興会「『未来を創造するイノベーションサイエンスの創成 』に関する先導的研究開発委員会」委員

■講師の言葉

 今、世界ではイノベーション・マネジメントシステム(IMS)構築への試みが広がっています。イノベーション・マネジメントシステム(IMS)の目的は「イノベーションの成功確率を高める」ことです。ではイノベーションとは「既存事業の変革」と「新規事業創造」です。つまり本業でも新規事業でもイノベーションを興し続ける事が企業の持続的成長に必要不可欠であるという「両利きの経営」を実現する為にもイノベーション・マネジメントシステム(IMS)構築が最重要課題です。
 新事業による新たな価値を創造するためには非連続なイノベー ション(価値創造)が求められています。インベンション(発明)とイノベーションは違う事、イノベーション=技術革新という誤解を捨て去ることが必須である事、これらを理解した上で産業史上初めて国際標準化されたイノベーション・マネジメントシステム(IMS)に則したイノベーション活動の必要性とその進め方、イノベーション・マネジメントシステム(IMS)に則した紹介します。イノベーショ ン・マネジメント システム(IMS)を活用してイノベーションの成功確率を高めて、現状から新たな価値提供に変化・シフトして大きな成果を出し始めている企業が続々と出てきています。徹底して成功・失敗の事例(Fact)に基づいて洞察(insight)します。仕組み軸の具体的な創り方と最新の実践軸の手法。これらを同時並行で推進する重要性について提示します。事業機会に関する意図をもとに「機会の特定」を進める際にヒントとなる、2023年に最も投資を集めたスタートアップの分野17を提示して、参加企業の各業界の未来を考える為の事実(Fact)を提示します。特に危機感に関する現状と認識のギャップを示して日本企業のあるべき形を議論します。また今までの手法の課題を浮き彫りにしての最新の成果が出る手法を解説します。IMSの成熟度・実現度、イノベーションの成果・手応えとの関係を解説します。また、知識創造プロセスであるイノベーションプロセスの将来の方向性を示します。

*一般社団法人Japan Innovation Network(JIN)は、ISO56000シリーズ(イノベーション・マネジメントシステム)を策定するISO TC279の国内審議団体を務めています。
 ISO56002に関わるアセスメントなどの「スキームオーナー」としてIMSの正確な理解と幅広い普及のための活動を進めています。
 この規格は、10 年以上にわたるISOにおけるイノベーション研究をまとめたものであり、世界163 か国がイノベーションの最適な実践例に貢献しています。これらの取組みから ISO 56002 が生まれました。ISO 56002 はイノベーション マネジメントの標準であり、常にに新しい改革 の到来によって起こっている変化に完全に準拠しています。他の世界クラスの規格 (ISO 9001、ISO 14001、ISO 45001 など) と簡単に統合できます。
 ISO56002(イノベーション・マネジメントシステムのガイドライン)学び、それに則して自社のイノベーション・マネジメントシステム(IMS)をデザインする事が、イノベーションの成功確率を飛躍的に高める為のはるかに迅速な方法です。

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年05月21日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・経営企画、イノベーション部門、研究開発部門、新規事業部門、知財部門、既存事業における新事業担当役員、部長、課長、担当者の方
予備知識 ・特に必要ありません。ゼロから学べます
・自社の組織、イノベーション活動状況を把握した上で受講に臨んで下さい
修得知識 ・ISO56000シリーズの必要性を把握出来る
・ISO56000シリーズの概要を理解し、学ぶ方法が理解出来る
・ISO56000シリーズの自社への導入・構築に向けたスタートが切れる
プログラム
1.イノベーションとは
  (1).イノベーションの父、ヨーゼフ・アロイス・ シュンペーターの定義
  (2).早稲田大学商学院 清水洋教授(シュンペーター賞受賞)のイノベーションの考え方
  (3).マイケル・ポーター氏の提唱する共通価値の創造【Creating Shared Value(CSV)】
  (4).JINの考え方
  (5).事例「ユニリーバのエコシステム」
 
2.両利きの経営について
  (1).2階建て経営の必要性
  (2).共通のものさし、共通言語の必要性
 
3.イノベーションを巡る世界動向とイノベーション経済の時代
  (1).成長はイノベーションからもたされる
  (2).洞察獲得の競争(洞察がなければ、イノベーションは興らない)
  (3).自社独自のイノベーション(価値創造)を興すプロセスを造る
  (4).事実(fact)を集め洞察(insight)し、課題:ソリューション→仮設:検証の試行錯誤を繰り返して新たなコンセプトを創造するプロセス
  (5).イノベーション・マネジメントシステムという共通言語
 
4.イノベーション・マネジメントの定義
  (1).イノベーションの成功確率を高める為に必要なことは
  (2).欧米と日本における、イノベーション・マネジメントの認識の違い
 
5.危機感についての検証
  (1).日本の現状(IMDの調査結果)と認識のギャップ
  (2).危機に対する対応の違い
 
6.国際規格ISO56000シリーズの概要
  (1).ISO化の経緯
  (2).イノベーション・マネジメントシステムの国際規格ISO 56000シリーズ規格
  (3).ISO 56002の全体像
 
7.イノベーション・マネジメント
  (1).8つの原理原則
    a.価値の実現
    b.未来志向のリーダー
    c.戦略的な方向性
    d.組織文化
    e.洞察の追求
    f.不確実性のマネジメント
    g.柔軟性
    h.システムアプローチ
 
8.ISO56002イノベーション・マネジメントシステムの各章の詳細説明
  (1).組織の状況:4章
  (2).リーダーシップ:5章
  (3).計画:6章
  (4).支援体制:7章
  (5).イノベーション活動:8章
  (6).パフォーマンスの評価:9章
  (7).改善:10章
 
9. どうすればイノベーション・マネジメントシステム(IMS)が構築出来るか
   ―IMS仕組み軸を完成させるー
  (1).グランド・デザインの概要設計を創る
  (2).各章に基づき要素の詳細設計をする
  (3).グランド・デザインの完成させる
 
10.どうすればイノベーション・マネジメントシステム(IMS)が実践出来るか
  (1).イノベーション活動の重要課題を徹底的に解決するには
    a.機会の特定の為の手法・ツール
    b.コンセプトの創造の為の手法・ツール
    c.コンセプトの検証の為の手法・ツール
    d.ソリューションの開発のパートナーシップの方法
    e.ソリューションの導入の成功方法
  (2).仕組みの成熟度を測るアセスメントの手法
  (3).概要デザインの方法
  (4).詳細デザインの方法
  (5).実践計画の立て方
 
11.IMS仕組み軸とIMS実践軸を同時並行で推進する意味は
 
12.イノベーション・マネジメントシステムは知の創造のプロセス
  (1).知の探索と知の進化
  (2).知識創造から知識実践への新たなモデルとは
  (3).知識創造(SECIモデル)から知識実践(SECIスパイラル)に進化
  (4).シマノの事例研究
 
13.イノベーションを競争戦略の中心に
  (1).変化するイノベーションの手法
  (2).イノベーションモデルの進化
 
14.重要なポイントを事例で解説する:何故成功しないのか
  (1).イノベーションの意図
  (2).イノベーターの保護
  (3).失敗の許容
  (4).ステージゲート法の課題
  (5).ビジネスコンテストを成功させる秘訣
  (6).伴走型コンサルの問題点
  (7).リーンスタートアップは何故成果が出ないのか
  (8).ポートフォリオの間違いと、イノベーション・ポートフォリオの作り方
 
13.IMS仕組み軸のもとに、まず事業機会に関する意図をもとに活動する
  (1).事業機会を発見し「機会を特定」する手法
    a.未来に向けて、最も有効な手法を解説する
    b.最も注目される17の領域解説
  (2).イノベーションの意図を創る為のヒントとなる事例紹介
 
14.イノベーション・マネジメントシステム(IMS)の事例
  (1).仕組み軸:先駆的企業の実践研究
    ・OKI、旭化成、KOA、P&G等
  (2).実践軸:先駆的企業の事例研究
    ・横河電機、シマノ、味の素、ユニリーバ、フィリップス、大阪ガス等
  (3).成功例・失敗例(fact)の要因を洞察する(insight)
キーワード イノベーション・マネジメントシステム ISO 56002 不確実性のマネジメント システムアプローチ グランド・デザイン コンセプト エコシステム 知識創造 ステージゲート法 リーンスタートアップ イノベーション・ポートフォリオ 
タグ イノベーション技術経営研究開発商品開発新事業
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日