適応信号処理の基礎とブラインド信号処理技術におけるノイズ除去・信号分離の実践ポイント ~デモ付~ <オンラインセミナー>
~ ディジタル信号処理の基礎、学ぶフィルタ:適応フィルタの原理とアルゴリズム、ブラインド信号処理の基礎と信号分離のポイント、ブラインド信号処理によるノイズ除去・信号分離の実践ノウハウ ~
・ディジタル信号処理の基礎から適応フィルタやブラインド信号分離などの応用技術までを修得し、音・画像・生体情報・計測データなどの様々なデータ処理の実務に活かすための講座
・入力の変動や未知の信号に柔軟に対応する適応信号処理やブラインド信号処理の原理から実装のポイントまで修得し、ノイズ除去・音源分離・画像復元・脳波解析など様々な分野に応用しよう!
※デモで使用するサンプルプログラム(Google Colaboratory使用)を配布します。Googleアカウントを使用できる環境をご用意いただければ、お手元で実際に動かすことが可能です
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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。
講師の言葉
信号処理や音響処理に関わる技術者・研究者の方を対象に、環境に応じてパラメータを変化させる「適応信号処理」と、外部教師信号なしで信号を抽出・分離する「ブラインド信号処理」の基礎と応用をわかりやすく解説します。
ノイズ除去や信号分離の多くの手法は、入力信号の統計的性質(例:自己相関、分散など)を利用して最適化を行うという共通の枠組みを持っています。
本講義では、これらの統計的アプローチを中心に、必要に応じて信号空間の幾何的な直感(ベクトル・射影・直交の関係)も補足的に紹介し、初学者でも無理なく全体像をつかめるよう配慮します。
LMS・RLS・CMA・ICAなどの代表的アルゴリズムを題材に、“学ぶフィルタ”が環境や信号構造にどのように適応していくのかを、数式とシミュレーションを交えて説明します。
本講義を通じて、固定的なフィルタ設計から一歩進み、環境変動や未知信号に柔軟に対応できる信号処理の考え方を身につけていただければ幸いです。
セミナー詳細
| 開催日時 |
- 2026年02月13日(金) 10:00 ~ 17:00
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| 開催場所 |
オンラインセミナー |
| カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備、ソフト・データ・画像・デザイン |
| 受講対象者 |
・適応信号処理を基礎から学びたい技術者の方
・ディジタルフィルタ、雑音除去や信号分離について学びたいと考えている技術者の方
・画像、音(音声、音響、騒音)、生体情報、通信、計測、観測に携わる技術者の方
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| 予備知識 |
・大学1~2年度の線形代数の基礎知識
・Pythonの基礎知識があると望ましい(Pythonに不慣れな方でも配布ファイルの実行は可能です)
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| 修得知識 |
・適応フィルタの原理やアルゴリズムから適応信号処理の効果的な活用方法まで
・ブラインド信号分離の基礎から実装のポイントと具体的な応用事例まで
・雑音除去や信号分離の基礎から実装事例まで
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| プログラム |
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1.ディジタル信号処理の基礎
(1).信号と雑音の基本モデル
a.信号と雑音の区別と加法モデル
b.離散時間信号とサンプリング定理
(2).線形システムと畳み込み演算
a.インパルス応答と畳み込みの意味
b.線形時不変システム(LTI系)の直感的理解
(3).周波数解析の基礎
a.フーリエ変換と高速フーリエ変換(FFT)
b.周波数応答とスペクトルの見方
(4).デモ:ノイズを含む単純信号のスペクトル解析
2.適応信号処理の原理と主要アルゴリズムを用いたノイズ除去への応用
(1).適応フィルタとは何か
a.誤差最小化と最急降下法の考え方
b.LMS(Least Mean Squares)アルゴリズムの導出と動作原理
(2).代表的な適応アルゴリズム
a.LMS・NLMS・RLSの比較
b.収束速度と安定性の考え方
(3).応用例:ノイズ除去・エコーキャンセラ・アクティブノイズ制御(ANC)
(4).デモ:LMSフィルタによるホワイトノイズ除去シミュレーション
3.ブラインド信号処理の基礎と信号分離のポイント
(1).ブラインド信号処理の考え方
a.教師なし学習としてのブラインド信号分離
b.観測信号と独立成分の関係(ミキシングモデル)
(2).代表的なブラインド信号分離アルゴリズム
a.ICA(独立成分分析)の原理と実装例
b.CMA(定包絡アルゴリズム)とブラインド等化への応用
c.SOBI・ILRMAなどの概要紹介(参考)
(3).ブラインド信号処理における適応アルゴリズムの位置づけ
a.LMSとCMAの構造的類似性
b.自己相関・統計的独立性に基づく更新則
(4).デモ:2音源混合信号のブラインド分離(音声データ)
4.ブラインド信号処理によるノイズ除去・信号分離の実践ノウハウ
(1).評価指標と設計指針
a.MSE, SNR, SDRなどの基本指標
b.ノイズ除去・信号分離における定量評価の考え方
(2).応用事例紹介
a.ANCヘッドホン、会議マイク、医療・センサ信号処理
b.ディープラーニングとの融合(Deep Unfolding など)
(3).デモ:実録音信号に対するノイズ除去・分離結果の比較
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| キーワード |
ディジタル信号処理 音声信号 音響信号 適応フィルタ ブラインド信号分離 雑音除去 エコーキャンセル アクティブノイズコントロール 騒音対策 騒音低減 |
| タグ |
統計・データ解析、信号処理、コンテンツ、変復調、スマートフォン、セキュリティ・暗号、シミュレーション・解析、ソフト品質、センサ、ノイズ対策・EMC・静電気、モバイルコンピューティング、音声処理、画像処理、感性・脳科学・認知工学、ロボット、生理・官能検査、生体工学、使いやすさ・ユーザビリティ、回路設計、機械要素、車載機器・部品、振動・騒音、制御、精密機器、電子機器、電子部品 |
| 受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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| 会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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