ユニバーサルデザインの製品開発プロセスと実践のポイント <オンラインセミナー>

~ ユニバーサルデザインの製品開発プロセス、アクセシビリティとユーザビリティ、人間中心設計のプロセス、デジタルアクセシビリティ ~

・対応が必須となってきているユニバーサルデザインの世界動向や国内外の企業の取り組み事例を通して、実践のポイントが修得できる講座

・対応が急務となってきているユニバーサルデザインの製品開発プロセスと各分野ごとの事例および実践のポイントを修得し、誰でも使いやすい製品開発へ応用しよう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 世界最高齢国家日本では、顧客の半数以上が加齢による軽度重複障害を持つ年齢となります。これは社会インフラや製品の全てにおいて、誰でも使いやすいユニバーサルデザイン(UD)を前提とする社会が必須となることを意味しています。米国では90年代からまちやものはUDのみという法整備が進みましたが、この数年欧州でも、特にSDGsの「誰も残していかない」という意識が高まり、UD以外の製品の研究開発、製造、販売、輸出入を禁止するEAA(欧州アクセシビリティ法)が成立しました。環境と同様に人間によくないものも存在が許されないのです。このままでは日本の産業は世界の市場を失いますが、政府も産業界も危機感がありません。今回は世界の情勢を見据えた上で、各産業の中でどのようにUDを進めていくべきか考え、各社における実践方法を探ります。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年04月14日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナーソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・日本企業のアーキテクト、デザイナー、エンジニア、プログラマーの方
・企画、営業、研究などの職種の方も、UDは基礎知識として知っておくべきなので参加を歓迎する
・企業のあらゆる年齢層の社員の方(新入社員から経営トップまで)もご受講可能です
予備知識 ・人間中心設計のプロセスや、ユーザビリティに関し、基本知識があるほうが望ましい
修得知識 ・ユニバーサルデザインの基礎知識がわかる
・世界の動向や国内外の企業の取り組みを知ることができる
・アクセシブルでユーザブルな製品開発のプロセスがわかる
・自社が何から手を付けるべきかというヒントを得ることができる
プログラム

1.なぜユニバーサルデザインを知る必要があるのか
  (1).日本が国連から怒られた理由は?
  (2).世界標準から30年遅れて
  (3).欧米の市場から日本企業は撤退させられる日
  (4).世界最高齢国家日本で生き残れるものづくりとは

2.ユニバーサルデザインとは何か
  (1).バリアフリーやインクルーシブデザインの結果としてのUD
  (2).SDGsの要であるDEI(Diversity Equity Inclusion)を理解する
  (3).ダイバーシティはイノベーションの源泉

3.ユニバーサルデザインの製品開発プロセス
  (1).UDの二大要素:アクセシビリティとユーザビリティ
  (2).UDとは絶え間ない改善を続けるスパイラルアップのプロセス
  (3).デザインにおいては人間中心設計のプロセスを基本とする
  (4).PDCAプロセスに必ずUDチェックを
  (5).多様なユーザーによる評価を義務付ける
  (6).GAFAMのUXデザイナーの合言葉 ‘Shift Left’
  (7).Design for AllではなくDesign for Eachで

4.分野ごとのユニバーサルデザインの事例
  (1).まちづくり
    a.建築 
     (成田国際空港 世界一UDな空港への社長の決意)
    b.交通
     (東急電鉄 トヨタ自動車)
  (2).ものづくり
    a.プロダクトデザイン
     (三菱電機に見るUD製品開発のプロセス)
    b.包装・パッケージ
     (シオノギ薬品 味の素)
  (3).情報
    a.ICT機器
     (GAFAMはどのようにUDを実現しているか)
    b.Webサイト、携帯アプリ
    (Webアクセシビリティは全業種の常識)
    c.コンテンツ、電子書籍
     (世界市場はUD一色に)
  (4).サービス
    a.観光業
    (毎年1兆円もの損失が)
    b.飲食業
    (ロイヤルカスタマーを泣かせない)
    c.図書館・博物館・美術館
     (UDは入札要件に)
    d.スポーツ
    (オリパラのレガシー)
    e.エンターテインメント産業
     (放送・メディア・出版・音楽業界もUDに)

5.デジタルアクセシビリティという新たなジャンル
  (1).車も家も本もデジタルインフラの一部としてUD前提に
  (2).セルフレジや注文端末も海外ではUD以外禁止、日本は?

6.世界の情勢は急転直下
  (1).アメリカは86年の508条、90年のADAでUD前提の社会に
    a.ADA違反の訴訟は年間5000件以上
    b.ハーバード大学はADA違反で高額訴訟に
    c.産業用機械も全てアクセシブルであることが必須
  (2).2024年に施行されたEU EAAの衝撃
    a.あらゆるデジタルアクセシビリティが対象
    b.日本から輸出できない製品が続出?

7.これから日本の産業界はどうすべきか
  (1).ソニー、オムロン、TOTOなどの対応
  (2).今後の日本企業がとるべきユニバーサルデザイン戦略

キーワード ユニバーサルデザイン バリアフリー インクルーシブデザイン ダイバーシティ 人間中心設計 PDCAプロセス UDチェック GAFAM Shift Left プロダクトデザイン デジタルアクセシビリティ
タグ コンテンツデザイン感性・脳科学・認知工学色彩工学生体工学使いやすさ・ユーザビリティ人間工学GUI
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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