空力騒音の発生メカニズムと低減技術への応用 <オンラインセミナー>

~ 空力騒音の基礎、渦の見方、空力音の原理、空力騒音の具体例、計測技術・予測技術・低減技術への応用、実設計への応用 ~

・空力騒音の本質となる「流れから音を読み解く視点」で、空力騒音の発生メカニズムを修得し、効果的な騒音対策に活かすための講座!

・空力騒音の基礎から、流れの可視化手法や予測技術・対策技術までを修得し、自動車の風切り音・空調機器・ファン・流体機械の騒音低減技術に活かそう!

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講師の言葉

 空力騒音は音響学の問題として捉えられることが多いものの、その本質は流れの非定常現象にあります。渦の発生、剥離、再付着、圧力変動といった流体現象を理解することで、なぜ音が発生するのか、なぜ対策が効くのかが見えてきます。

 本講座では、自動車の風切り音を中心に、ファン、ブロワ、空調機器などに共通する空力騒音の発生メカニズムを、流れの可視化画像や実験・解析事例を交えながら分かりやすく解説します。単なる騒音対策技術ではなく、「流れから音を読み解く視点」を身につけていただくことを目的としています。

 空力騒音は音ではなく、まず流れを見ることから始まります。自動車・空調機器・ファン・流体機械の騒音問題に共通する流体力学を学びます。

 講義では専門的な数式の説明よりも、流れの可視化結果や実際の事例を用いて、現象の物理的理解を重視します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2026年10月13日(火) 10:00 ~ 17:00
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車メーカーおよび自動車部品メーカーの設計・開発技術者の方
・空調機器、ファン、ブロワ、流体機械の設計技術者
・騒音・振動・音響評価担当者
・CFD解析およびCAE技術者
・製品の静粛化や快適性向上に携わる技術者
・空力騒音の基礎から実務への応用まで体系的に学びたい研究者・技術者の方
予備知識 ・高校レベルの物理知識があれば理解できるように説明します。流体力学や騒音工学の基礎知識があると、より理解が深まります。
修得知識 1.空力騒音が発生する根本原因を、渦構造や圧力変動の観点から説明できるようになる
2.自動車、ファン、空調機器などで発生する代表的な空力騒音について、その発生メカニズム
3.実験結果やCFD解析結果から、騒音発生源や流れ構造を読み解くための基本的な視点
4.空力騒音低減のための流体力学的アプローチと設計検討方法
プログラム

1.空力騒音の本質:なぜ風は音になるのか

  (1).音の正体

    a.圧力変動としての音

    b.人は何を聞いているのか

  (2).空力騒音とは

    a.機械騒音との違い

    b.電動化時代に注目される理由

  (3).流れと音の関係

    a.乱れが音になる仕組み

    b.渦が音を生み出す理由

 

2.騒音の可視化:渦を見ると音が見える

  (1).空力騒音を生む代表的な渦

    a.カルマン渦

    b.剥離渦

    c.縦渦

  (2).非定常流れと騒音

    a.渦放出周波数と音の関係

    b.ストローハル数の活用

  (3).身近な渦騒音

    a.電線の風切り音

    b.ビル風と風鳴り

 

3.空力音の原理

  (1).乱流は音源になる:Lighthill理論

  (2).壁面が音を放射する:Curle理論

  (3).渦が音源になる:Powell理論

  (4).渦と音のエネルギー交換:Howe理論

 

4.自動車の空力騒音

  (1).車両周りの代表的音源

    a.ドアミラー騒音

    b.フロントピラー騒音

  (2).車体後流の騒音

    a.バックウインドウ周り

    b.リアスポイラー周り

  (3).EV時代の空力騒音

 

5.ファン・空調機器の空力騒音

  (1).ファン騒音の基礎

    a.回転騒音

    b.乱流騒音

  (2).空調機器の騒音問題

    a.室内機騒音

    b.室外機騒音

  (3).ブロワ・送風機

    a.翼通過周波数(BPF)

    b.共鳴との関係

 

6.空力騒音の計測技術への応用

  (1).風洞試験

    a.風洞騒音試験の考え方

    b.マイクロホン計測

  (2).周波数解析

    a.FFT解析

    b.狭帯域音と広帯域音

  (3).音源探査

    a.マイクロホンアレイ

    b.音源可視化技術

 

7.CFDによる空力騒音の予測技術への応用

  (1).非定常流れ解析

    a.URANS

    b.DES

    c.LES

  (2).音響解析

    a.FW-H法

    b.CAA

  (3).解析結果の読み方

    a.圧力変動を見る

    b.渦構造を見る

 

8.空力騒音の低減技術への応用

  (1).渦を弱める

    a.剥離抑制

    b.流線化

  (2).位相を崩す

    a.スパン方向分断

    b.三次元化設計

  (3).共鳴を防ぐ

    a.笛吹き音対策

    b.キャビティ騒音対策

 

9.実設計への応用

  (1).原因特定の進め方

    a.音を見る

    b.流れを見る

  (2).設計改善プロセス

    a.実験

    b.CFD

    c.設計反映

  (3).成功事例紹介

    a.自動車

    b.ファン

    c.空調機器

 

10.まとめ

  (1).空力騒音を流れから考える

     ・音ではなく流れを見る

  (2).設計者が持つべき視点

     ・騒音は制御できる現象である

キーワード 空力騒音 圧力変動 カルマン渦 ストローハル数 Lighthill理論 ドアミラー騒音 翼通過周波数 風洞試験 マイクロホンアレイ LES FW-H法 剥離抑制 キャビティ騒音 非定常流れ解析
タグ 機械流体解析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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