緩衝包装設計の基礎とコスト削減およびトラブル対策の実践ポイント ~演習付~ 【弊社研修室】

~ 輸送における包装の役割、包装コストの考え方と輸送トラブル事例、衝撃計算と包装材の衝撃吸収のメカニズム、実践的な緩衝設計のポイント、輸送包装評価に関するJIS規格、情報やデジタル技術を活用した倉庫管理システム・生産管理システムへの応用 ~

・製品の輸送包装設計の基礎からコストを考慮した最適設計や輸送トラブル対策のポイントまでを修得し、物流のトータルコスト削減に応用するための講座

・基礎的な力学を用いた衝撃計算や衝撃吸収の仕組みから緩衝設計や包装材の性能試験のポイントまでを修得し、製品の適切な緩衝包装設計とコスト削減に活かすためのセミナー!

・物流のデジタル化に伴い、倉庫管理や生産管理において包装材に今後求められる役割と必要な機能を学び、現場のシステムに応用しよう!

講師の言葉

 本講座では、高校物理で習う基礎的な力学(落下運動、振動、バネの運動方程式)を活用し、緩衝包装設計の基本原理をわかりやすく解説します。

 衝撃吸収の仕組みや、製品が壊れる原因を丁寧に説明しながら、物流におけるハザード(危険要因)についても学びます。

 また、輸送貨物―性能試験方法一般通則(JIS Z 0200)についても触れ、包装材の性能試験の考え方を学びます。

 最後に、物流現場で包装材が果たす役割と、これからの包装材の必要な機能について考えます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年05月28日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・包装材や製品の包装設計に携わる方
・製品の輸送トラブルに悩んでいる製品設計、生産技術、調達部門の技術者の方
・包装材のコスト削減や製品の物流トータルコスト削減に課題を持っている方
予備知識 ・高校レベルの物理の知識
修得知識 ・製品が輸送の衝撃で壊れるメカニズムを理解し、製品強度の向上や輸送におけるハザードに対しての包装最適化にどう活かすかを検討できるようになる
・衝撃の種類、吸収のメカニズム、物理法則を理解し、包装設計、製品設計に活かすためのポイント
・JIS Z 0200-包装貨物―性能試験方法一般通則について理解することで、包装材と製品の性能の向上
・物流における包装材の役割と、情報を活用した倉庫管理システム(WMS)や生産管理システムへの活用方法
プログラム

1.輸送における包装の役割

  (1).包装の目的

  (2).輸送において発生しうるハザードの種類

  (3).輸送ハザードと包装材の性能

 

2.包装設計におけるコストと輸送トラブル対策の相関

  (1).合理的包装設計手順

  (2).輸送トラブル事例とその検証方法、対策事例

 

3.製品の落下を想定した衝撃計算方法

  (1).自由落下、加速度、バネの運動、衝撃吸収

  (2).製品の耐衝撃性、評価(損傷境界曲線)

  (3).衝撃【G、m/s^2】と、応力【N/m^2、kgf/mm^2、Pa】

 

4.包装材の衝撃吸収メカニズムと緩衝設計に必要な指標

  (1).衝撃加速度波形

    a.波形から見る、衝撃吸収メカニズムシミュレーション

    b.製品の振動・ブレ、緩衝材の歪予測

  (2).クッションカーブ

    a.緩衝係数曲線

    b.緩衝係数Cについて

 

5.実践的な緩衝設計手法とそのポイント

  (1).有限要素解析法の限界

  (2).緩衝係数をつかった設計

  (3).バネマス系モデル

  (4).緩衝設計と共振計算を一度に行う理論

 

6.「JIS Z 0200-輸送貨物―性能試験方法一般通則」に基づく緩衝包装の評価手法

  (1).JIS Z 0200(2023)の包装試験の考え方

  (2).JIS Z 0200(2023)での変更点

  (3).ランダム振動試験

 

7.物流のデジタル化からみる今後の包装に求められる役割と必要な機能

  (1).包装材と製品情報の紐づけによるWMS(倉庫管理システム)への応用

    ・工数削減、人件費の削減

  (2).トレーサビリティ技術やデジタルツインを用いた生産管理システムへの応用

 

8.質疑応答

キーワード 輸送包装 緩衝設計 緩衝材 包装材 衝撃吸収 輸送トラブル 包装コスト削減 最適設計 倉庫管理 生産管理 デジタルツイン トレーサビリティ DX デジタル化
タグ 精密機器・情報機器分析エコマテリアルコストダウンヒューマンエラーリスク管理業務改善原価・財務・会計シミュレーション・解析生産管理調達品質管理材料精密加工・組み立て位置決め応力解析機械機械要素包装強度設計構造物最適化・応力解析材料力学・有限要素法振動・騒音精密機器設備電子機器
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
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