アクティブノイズコントロール(ANC)技術の基礎と騒音低減への応用および最新技術 ~デモ付~ <オンラインセミナー>

~ ディジタル信号処理と適応信号処理の基礎、ANCの基礎、適応信号処理を用いたアクティブノイズコントロール、ANCの課題と対策、応用事例 ~

・適応信号処理手法を活用した効果的なアクティブノイズコントロール技術を体系的に修得する講座!

・ディジタルフィルタ手法、アクティブノイズコントロール技術の基礎から、周波数と消音領域の問題、処理遅延による性能低下の問題、ANCの解決策と応用例を修得し、効果的な騒音低減に活かそう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 近年、騒音を音で打ち消すアクティブノイズコントロールの技術が広く製品化され、身近に利用されるケースが増えています。ノイズキャンセリング機能付きヘッドホンをはじめ、自動車への応用事例も増えています。しかしながら、解決されていない騒音問題は未だに多く、アクティブノイズコントロール技術の発展は今日でも望まれています。これは、技術上の壁が未だに存在し、アクティブノイズコントロールの適用が困難だという現実があります。

 本講義では、アクティブノイズコントロールの基礎、応用、最新のトピックを取り上げ、本技術の全体像を丁寧に説明します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年11月04日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナーソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・ANCに関する基礎を学びたい方、製品導入を検討している方
 (自動車、機械、電子機器、建設、環境、造船・鉄道、医療機器)
予備知識 ・大学初年度程度の数学(微積分、ベクトル・行列、確率・統計)
・信号処理の知識があれば理解が早い
修得知識 ・適応信号処理の基礎知識
・アクティブノイズコントロールの基礎知識
・適応信号処理を用いたアクティブノイズコントロール技術
・アクティブノイズコントロールの諸問題と応用事例
プログラム

1.ディジタル信号処理と適応信号処理の基礎

  (1).ディジタルフィルタと畳み込み

    a. FIRシステム

    b. IIRシステム

    c. ディジタルフィルタ

  (2).適応信号処理の基礎

    a. アクティブノイズコントロールにおける適応フィルタの利用

    b. 適応信号処理の定式化

    c. ウィナーフィルタ

    d. LMSアルゴリズム

    e. NLMSアルゴリズム

 

2.アクティブノイズコントロールの概要

  (1).騒音対策とアクティブノイズコントロール

  (2).アクティブノイズコントロールの技術経緯

  (3).アクティブノイズコントロールの基本原理

  (4).アクティブノイズコントロールの制御方式

    a. フィードフォワード制御

    b.フィードバック制御

  (5).制御領域による分類 (グローバル制御、ローカル制御)

 

3.適応信号処理を用いたアクティブノイズコントロール

  (1).広帯域フィードフォワード制御

    a.システム構成

    b.理想的な制御フィルタ

    c.Filtered-x LMSアルゴリズム

    d.二次経路の推定手法とモデル化誤差の影響

    e.二次経路モデルを必要としないアルゴリズム

  (2).狭帯域フィードフォワード制御

    a.システム構成

    b.SANアルゴリズム

  (3).適応フィードバック制御

    a.システム構成

    b.Internal Model Control (IMC) 構成によるFiltered-x LMSアルゴリズム

    c.二次経路モデルの影響

  (4).マルチチャネルシステム

 

4.アクティブノイズコントロールの課題と対策

  (1).消音領域 (ZoQ)に関わる課題と対策

    a.消音領域と周波数の関係

    b.消音領域の問題の解決策:バーチャルセンシングANCシステム

  (2).因果性に関わる課題と対策:処理遅延による性能低下の問題について

    a.フィードフォワード制御における因果性問題

    b.オーバーサンプリング技術とFPGA実装による解決法

 

5.アクティブノイズコントロールの実用例、近年の取り組み

  (1).ヘッドレストへの応用

  (2).窓への応用

  (3).枕への応用

  (4).自動車への応用

  (5).MRIへの応用

  (6).保育器への応用

  (7).グローバル制御の研究

 

デモは、予め収録した音源を皆様にお聞きいただく形となります

キーワード FIRシステム IIRシステム ウィナーフィルタ 騒音対策 広帯域フィードフォワード制御 狭帯域フィードフォワード制御 Filtered-x LMSアルゴリズム 二次経路モデル SANアルゴリズム マルチチャネルシステム ZoQ 消音領域 オーバーサンプリング FPGA
タグ 信号処理制御
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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