FMEA・FTAの基礎と効果的な進め方および活用事例 〜演習付〜

〜 FMEA・FTA:7つの重要ポイント、簡易評価法実施手順、FMEA・FTAの活用事例とワークショップ 〜

  • 講師の豊富な経験に基づき、簡易型ですぐに使える手法を含め、実践的に解説する講座!
  • FMEAFTAの導入・進め方の基本から活用事例と演習を通して学び、効果的な品質トラブル防止、不具合や事故防止に活かそう!

講師の言葉

 「取引先からFMEA実施の要求を求められているが、どのように実施していいか分からない」「解説書を見ても、具体的な手順が分からない」などの悩みを持っている技術者は多いと思います。FMEAをうまく使いこなすことができないのは、その目的を正しく理解していない場合が多いのです。

 多くの技術者は、FMEAの実施手順、フォーマットへの記入方法、評価点の付与方法などに注目しますが、実は、FMEAを理解する上でもっとも重要なポイントは「ボトムアップ設計と「故障モード」です。製造業のほとんどの設計システムは「トップダウン設計」の考え方で成り立っています。そこでは、「ボトムアップ設計」と「故障モード」から成り立つFMEAの考え方は元々なじまないのです。ボトムアップ設計の出発点は、まず『故障モード」をリストアップすることです。しかし、ほとんどの企業で、「故障モード」を体系的にリスト化するしくみは整備されていません。

 それ以外にも、FMEAを導入するためには、いくつかの課題を解決しなければなりません。

 ・部品メーカーとしてFMEAを実施するにはどうするのか?

 ・電子回路や購入ユニット、ソフト組み込みユニットのFMEAはどのように行うのか?

 ・FTA やその他の信頼性設計手法との使い分けはどのようにするのか?

 ・時間不足・人がいないため実施が困難、もっと簡易的に実施する方法はないか?

これらの課題を設計実務の経験を踏まえ、過去の事例に当てはめて、わかりやすく解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年05月16日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・製品設計・工程設計技術者、品質保証技術者・管理者の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・FMEA、FTAについて習得する 1、小規模設計チームを対象とした簡易型ですぐ使える独自の手法提案します 2、実際に発生した事故の失敗例当てはめることで、 FMEAの効用と限界を検証します 3、電子回路、組み込ソフトの故障モードとFMEA実施事例を紹介します 4、FTAの目的、効用と限界を事例に当てはめ検証します
プログラム

1.設計品質作り込みのしくみ

  (1).ISO9000:2015マネジメントシステム

  (2).IATF16949(TS16949)の要求事項

     ※IATF(International Automotive Task Force)

  (3).設計の流れ(プロセス)

  (4).認定(Validation)から査定(Assessment)へ

 

2.信頼性設計技法・手法

  (1).ハードウエアの信頼性設計

  (2).SEM (ステータスイベントマトリクス)

  (3).システムの信頼性設計技術

 

3.FMEA・FTA導入:7つの重要ポイント

  (1).FMEAを導入する目的は何か

  (2).ボトムアップ解析とトップダウン解析の違い

  (3).故障モードとは

  (4).設計流用度によって異なる解析手法

  (5).影響度/発生頻検出の評価基準

  (6).信頼性・安全設計の進め方とデザインレビュー

  (7).本質対策と防護対策

 

4.FMEA事例

  (1).部品の疲労破壊事例

  (2).組み込ソフトを含む製品の事例

  (3).プレス部品の簡易評価法実施手順

  (4).DRBFMとは

 

5.FTA事例

  (1).定性的解析:ファンヒータの火災防止対策

  (2).定量的解析:モータが回転しない確率(故障)

  (3).定性的解析:電気ケトルの火傷防止対策

  (4).定性的解析:部品の疲労破壊防止対策

 

6.演習:ワークショップ

各手法の考え方の基礎と応用について、事例を基に考えて頂き、グループ討議でまとめた結果を発表していただきます

  (1).演習1:アセスメント手法

  (2).演習2:FMEA解析

  (3).演習3:FTA解析

キーワード FMEA ボトムアップ解析 トップダウン解析 故障モード 設計流用度 影響度 疲労破壊 プレス部品
タグ 品質管理FMEA・FTA・DRBFM設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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