STAMP/STPAによる安全解析技術とその具体的応用方法 〜演習付〜
〜 複雑システムの安全設計に対応した解析手法、解析の具体的な実施手順、分析事例と支援ツール 〜
・IoTやAIなどで複雑化・知能化しているシステムに対応した新しい安全解析技術を先取りし、活用するための講座
・FMEAなどの従来の解析法では対応できない複雑システムに対応した安全解析手法をマスターし、信頼性向上に活かそう!
・STAMP/STPAは、欧米では普及してきており、自動車のほか航空・宇宙、鉄道、医薬品などの業界で活用されています
・STPAは、まだ要求仕様が固まっていない構想段階でも安全を検証できるという従来の解析手法にはない特徴があります
講師の言葉
近年の我々の生活に満ち溢れている車や列車、ロボットなどの工学システムは、その内部にコンピューターと無線ネットワーク機能を持って、高度なソフトウェアによって制御されているが、これがますます複雑化・知能化しつつある。IoT(物インターネット)とAI(人工知能)の時代といわれるゆえんであるが、既存の安全解析法や安全規格は、このような複雑システムの安全評価に対応できていないのも現実である。マサチューセッツ工科大学(MIT)のNancy G Leveson教授は、「旧来の安全分析はコンポーネント故障が事故を引き起こすという仮定に立ったものであり、コンポーネント間のコミュニケーション・ミスマッチが事故を引き起こすという近年の複雑工学システムの安全分析には適していない」と指摘し、新しい安全解析法としてSTAMP/STPA(System-Theoretic Accident Model and Processes /System -Theoretic Process Analysis)という方法論を提唱している。
本講義では、この基本的な考え方と現実の問題への具体的な応用方法、既存の安全解析法との比較などを、IPA(情報処理推進機構)のWGでの議論をベースにして説明する。さらには、今後の安全解析法の在り方についての展望を述べる。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2017年07月14日(金) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
日本テクノセンター研修室 |
カテゴリー |
ソフト・データ・画像・デザイン、品質・生産管理・ コスト・安全 |
受講対象者 |
・組込みシステム開発に関わる産業界の方
・特に、複雑なソフトウェアを駆使した高度な次世代システムを開発されているエンジニアの方にお勧めします
・自動車、航空・宇宙、鉄道、機械、ロボット、プラント、医薬品ほか安全解析を必要としている企業の方 |
予備知識 |
・安全工学に関する一般的な知識ないし業務経験があった方が望ましいが、必須ではありません |
修得知識 |
・複雑システムの安全設計に関する基本的な知識
・STAMP/STPAの具体的な実施手順 |
プログラム |
1.STAMP/STPAによる安全解析技術とそのポイント
(1).IoT、AI時代の安全工学とは
a.IoT、AI時代の安全環境の変化
b.旧来の安全工学と新しい安全工学
(2).STAMP/STPAの基礎
a.複雑システムの安全とSTAMP
b.STAMP/STPAの基本手順
c.MITチュートリアルの紹介
d.事例分析
(演習:化学プラントの事例)
(3).STAMP/STPAの実践
a.踏切とりこ検知の分析事例(どのように抽象化するか)
b.化学プラントの安全分析事例(従来の安全分析法との比較)
c.水上セグウェイみなもの漂流防止分析事例(組織要因の分析)
d.事例分析
(演習:単線踏切の事例)
(4).STAMP/STPA支援ツールの概要
a.XSTAMPP
b.AADL
(5).次世代の安全工学
a.STAMPとFRAM
b.Safety−I&II、Safety2.0
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キーワード |
STAMP STPA 安全解析 複雑システム 安全工学 XSTAMPP AADL FRAM Safety−I&II Safety2.0 |
タグ |
安全、信頼性試験・故障解析、プラント、組み込みソフト、ロボット、機械、電装品 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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