ドライバー特性を考慮した運転支援システムと自動運転におけるHMI設計

〜 ドライバーの特性とモデル、運転支援システムの受容性、人と車の役割分担 〜

  • 人と車の接点であるHMIについて講師の自動車メーカー時代の経験を踏まえて解説する講座!
  • 運転支援、自動運転を見据えた新しいヒューマンマシンインターフェース設計を先取り、オートメーションサプライズなどのトラブルを防ぎ、自動車の安全性・信頼性を確保しよう!

講師の言葉

 交通事故の原因の90%はドライバーに起因すると言われています。そこで、ドライバーの運転を助ける運転支援システムがいろいろ提案されて実用化されています。例えば、今、自動ブレーキの装着が多くの車で実現しました。2020年には自動運転が実現すると言われています。
 「人間はミスをするから、運転をさせない方が安全だ。」と言われますが、一方では自動運転ならではの事故の発生も懸念されています。
 本講座では、制御システム開発の立場からでなく、ドライバーの視点で、自動ブレーキを始めとする高度運転支援システムや、自動運転の問題点とその対策について考えて行きます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年07月15日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・運転支援、自動運転開発に携わるまたはこれから携わる技術者の方 ・運転制御システムの設計に携わる方 ・自動車のHMIに関心のある方
予備知識 特に必要ございません
修得知識 ・ドライバーからの要件知識について ・現在の自動ブレーキ等の高度運転支援システム車を運転する時に必要な安全知識について
プログラム

1. 運転支援システムの現状
  (1). 運転支援システムの歴史
  (2). アダプティクルーズコントロール(ACC:定速走行・車間距離制御装置)
  (3). レーンキープシステム
  (4). 衝突被害低減ブレーキ
  (5). ステアバイワイヤ

2. ヒューマンファクター
  (1). 自動車における人間工学
  (2). ドライバー特性
  (3). ドライバーモデル

3.航空機の自動操縦と自動車の自動運転の相違
  ・自動化の先輩である航空機の自動操縦について自動車との相違点を含めて解説する
  (1). 航空機における自動化
  (2). 自動化による航空機事故例
  (3). 飛行機のHMI:ボーイングとエアバスの差

4. 高度運転支援システムにおけるHMI
  (1). 自動化レベル
  (2). 過信・不信・依存・オートメーションサプライズ
  (3). 運転支援システムの受容性

5. 自動運転におけるHMIと最新技術動向
  (1). 自動運転車のインテリア
  (2). トランジッションタイム※1(自動手動の遷移時間)
  (3). ドライバと運転支援システムの役割分担
  (4). ダイナミックドライビングシェア※2(動的運転役割分担)

※1 トランジッションタイム
自動運転から手動運転への遷移時間。クラッチがつながるなど、単なるハード的な時間ではなく、ドライバが「自分が運転しなければと自覚して運転を開始する」時間

※2 ダイナミックドライビングシェア
自動運転がONかOFFか、という二択では無く、自動運転システムとドライバとの運転における役割分担が、例えば70%:30%だったり、天候や道路状況などにより変化するということ

キーワード 運転支援システム ドライバー特性 ドライバーモデル トランジッションタイム ダイナミックドライビングシェア
タグ 使いやすさ・ユーザビリティ自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日