分かりやすく使いやすいヒューマンインタフェース技術の基礎と製品開発への応用

〜 人間中心設計、ユーザビリティ・ユーザエクスペリエンス向上を実現したヒューマンインタフェース、情報機器・車載機器への応用 〜

  • 人間中心のヒューマンインタフェース技術を学び、製品開発やアプリケーション開発に活かすための講座
  • 人間中心設計に基づくヒューマンインタフェース技術のポイントを学び、ユーザビリティ向上やユーザエクスペリエンス向上に役立てよう!

講師の言葉

(第1部)

 様々な情報機器類が身近なところにあふれており、ユーザにとっての使いやすさや受け入れやすさをしっかりと考えて、機器とのインタフェースを設計することが必要不可欠となっています。
 本セミナーでは、ヒューマンインタフェースの基本的なところを解説し、製品化への応用事例研究を紹介します。特に、既に突入しているともいえる高齢社会における高齢ユーザの増加を考え、高齢ユーザ向けのヒューマンインタフェースを実現するための基礎事項:加齢による心身機能の低下、心身機能の低下と実際の行動との関係性について説明します。
 また、事例として、情報機器と車載機器を取り上げます。高齢ユーザや高齢ドライバのどのような特徴に着目する必要があるのか、その特徴を踏まえてインタフェースをどのように設計する必要があるのか等を、途中簡単な演習も交えながら、解説します。

 
 (第2部)

 人間と人工物、すなわちハードウェア、ソフトウェア、ヒューマンウェア(サービス)、さらにそれらを統合したシステムと人間とのインタフェースの質を向上させることは、単に人工物(製品やシステム)の売り上げを伸ばすだけでなく、それを購入したユーザの経験の質を高め、ブランドアイデンティティの確立にもつながるものです。
 インタフェースの質を高めるためには、まずインタフェースという概念を良く理解し、そこにおける品質特性、つまり客観的品質特性と主観的品質特性の向上を目指すことが必要になります。とりわけユーザビリティという品質特性は重要で、それはユーザに適切な経験をもたらすことにつながります。
 したがって、ユーザエクスペリエンスという概念を適切に理解し、特にその時間構造を明確に把握することも重要になります。当然、ユーザを的確に把握することも必要ですが、そうしたアプローチを推進するためには人間中心設計という考え方に対応した設計を行い、ライフサイクルマネージメントを行うことが必要です。
 本講義では、特に後半で人間中心設計の考え方や手法について、最新の研究成果や事例を織り交ぜながら基礎的な説明を行います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年02月06日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・ユーザ向けの機器やウェブサイトの設計に関与している技術者(ハードウェア、ソフトウェア) ・情報デザインに関係しているデザイナー ・新しい設計の動きに関心のあるマーケティング関係者 ・ユーザの認知機能を考慮した情報機器の開発に関わる企業の技術者や大学の研究者 ・ドライバーの認知機能を考慮した車載情報システムの開発や自動車の運転支援システムの開発に関わる企業の技術者や大学の研究者
予備知識 ・特に必要としない
修得知識 ・インタフェースとそのユーザビリティや、それによるユーザエクスペリエンスについて、最新動向までを含めた基礎的な概念や手法の知識が身につきます ・ヒューマンインターフェース開発の基となるユーザの認知行動モデルの基礎、加齢による心身機能変化の基礎、高齢ユーザや高齢ドライバに必要な運転支援の考え方とその具体例が身につきます
プログラム

(第1部)

1.ヒューマンインタフェースの基礎
 (1).ヒューマンインタフェースとは?
 (2).ヒューマンインタフェースの必要性
   a.ユーザ層の変化
   b.利用できる技術の普及
   c.評価環境の高度化
 (3).高齢ユーザに対するヒューマンインタフェース技術
   a.加齢による心身機能の変化
   b.演習:加齢に伴う機能低下の実体験
   c.求められるヒューマンインタフェースの要件

2.製品開発への応用:情報機器のヒューマンインタフェース
 (1).情報機器使用時のユーザの認知行動プロセス
 (2).高齢ユーザの認知機能と情報機器の操作行動との関係性
   a.注意機能
   b.作業記憶機能
   c.遂行機能
 (3).加齢による認知機能変化に対応した情報機器のインタフェース

3.製品開発への応用:車載機器のヒューマンインタフェース
 (1).運転中のドライバの認知行動プロセス
 (2).高齢ドライバの認知機能と運転行動との関係性
   a.認知機能変化による運転への影響
   b.認知機能変化に応じた運転対処行動
 (3).高齢ドライバに対するヒューマンインタフェースに必要なもの

4.まとめと今後のビジョン

(第2部)

1.ヒューマンインタフェース
 
(1).人間とコンピュータの情報処理
 (2).目標達成とインタフェース
 (3).インタフェースの概念
 (4).インタフェースの発達(人工物発達学)

2.ユーザビリティとユーザエクスペリエンス
 
(1).ユーザビリティの概念とユーザビリティ工学
 (2).感性の概念と感性工学
 (3).ユーザエクスペリエンスの概念
 (4).ユーザエクスペリエンスの設計と評価

3.ユーザを知る
 
(1).ユーザの概念定義とその多様性、およびその諸特性
 (2).ユニバーサルデザインの新しい見方

4.人間中心設計
 
(1).基本となる考え方
 (2).ユーザ調査のアプローチ
 (3).要求事項の整理
 (4).デザインという活動
 (5).評価のやり方
 (6).人間中心設計の進め方

キーワード インタフェース ヒューマンインタフェース ユーザビリティ ユーザエクスペリエンス  人間中心設計 感性工学
タグ デザイン感性・脳科学・認知工学使いやすさ・ユーザビリティ人間工学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日