自動車における交通環境認識技術と車載ステレオカメラへの応用 <オンラインセミナー>
~ 衝突回避に必要な情報、さまざまな衝突回避センサ、ステレオカメラによる交通環境認識、 車載ステレオカメラとしての実用化技術、衝突回避と自動運転 ~
・自動運転や自律走行の障害物センサとして、最適で効果的なステレオ画像処理技術を修得し、車載システムに応用するための講座
・衝突回避用のセンサとして最適なステレオカメラのステレオ処理技術を車の自動運転、自律走行やロボットの環境認識技術に応用するための特別セミナー!
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講師の言葉
現在世界中の自動車メーカーが自動運転を実現しようとしのぎを削っている。しかし本格的な実用化には程遠い。信号や交差点があり、歩行者も共存する一般的な道路での自動運転は一段も二段も困難さが増す。この困難さは自動運転の困難さというより、衝突回避の困難さであり、自動運転より前から取り組まれてきた課題である。
しかし人間は自分の眼を使ってそれをいとも簡単にやってのける。講師らはそこにヒントを得て、両眼立体視を用いた衝突防止用ステレオカメラを開発してきた。幸いアイサイトとして実用化され、様々なテストでも高い評価を頂いている。ステレオカメラは立体物であればすべて検出するし、極めて高速で動作し、高画素カメラにより十分過ぎるほどの測定点があり、しかもすべて半導体でできているので安い。まさに衝突回避用のセンサとして最適であろう。
本講習ではネットで出回っているようなステレオカメラソフトでは得られない、高精度で実用に耐えるステレオ処理技術を説明し、ステレオカメラのみによる自律走行や最近開発している様々なステレオカメラも紹介する。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2020年11月30日(月) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備 |
受講対象者 |
・自動車の衝突回避や自動運転の研究開発に携わる方、これから参入を考えている方
・自動車に限らず、ロボットやセキュリティなど周囲を3次元で認識させたい方
・LiDARなど他のセンサに課題を感じておられる方
・ステレオカメラをやってみたがうまくいかなかった方
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予備知識 |
・初歩から説明するので特に予備知識は必要ありません |
修得知識 |
・本格的な使用に耐えることのできるステレオカメラを作り上げるために必要な知識 |
プログラム |
1.自動車と安全
(1).なぜ衝突事故は起きるのか
(2).衝突回避に必要な情報
2.カメラの優位性
(1).さまざまな衝突回避センサ
(2). センサの比較
3.単眼カメラによる画像認識とその限界
(1).車載カメラによる画像取得のポイント
(2). 認識に使う最低限の画像処理
a.平滑化
b.エッジ検出 (ソーベルフィルタ)
c.グループ化
(3).動きを利用した画像処理
a.差分画像
b.オプティカルフロー
(4).交通環境認識
a.白線の検出
b.立体物の距離測定
4.ステレオカメラによる交通環境認識
(1).ステレオカメラの優位性
(2).ステレオカメラの原理
a.距離情報の取得
b.距離(視差)画像
c.特異点の除去と置き換え
d.Bf値の重要性
(3).原画像情報の併用
a.弱パターンにおける視差の除去
b.グループ情報
(4).交通環境認識
a.白線の検出
b.道路面の検出
c.立体物の検出
d.道路境界の検出
5.車載ステレオカメラとしての実用化
(1).リアルタイム処理(デモ)
(2).高密度視差画像(SGM)の問題
(3).実用化に必要な技術
a.補正と校正
b.自動校正
c.Bf値とD∞求め方
d.オクルージョンへの対応
e.シャッターコントロール
f.悪天候への対応
g.距離精度の考察
(4).飛び出してくる歩行者の検出
a.単眼カメラとAIによる歩行者の検出
b.ステレオカメラによる歩行者の検出
c.飛び出してくる物体の検出
d.飛び出してくる歩行者の検出
6.さらなる高みをめざして
(1).自動運転に向けて
a.衝突回避と自動運転
b.ステレオカメラのみによる自律走行
(2).4kステレオカメラ
(3).超広角ステレオカメラ
(4).全方位ステレオカメラ
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キーワード |
ステレオカメラ センサ 自動運転 画像認識 交通環境認識 白線検出 フィルタリング 超広角 全方位 画像処理 単眼カメラ
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タグ |
イメージセンサ、カメラ、ロボット、回路設計、光学、自動車・輸送機、車載機器・部品、電子機器、電装品、ITS |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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