音響信号処理の基礎と音響制御および「快音化」への応用 ~デモ付~ <オンラインセミナー>

~ 音波と聴覚の基礎と音の録音再生、音響信号処理の基礎手法、音響制御技術と「快音化」への応用 ~

・音響信号処理の基礎からサウンドデザインによる快音化の手法までを修得し、快適な音環境の構築に活かすための講座

・エコーキャンセラ・ANCなどの基礎技術から聴覚マスキングによる不快感低減技術や快音の自動生成技術まで修得し、製品音設計や騒音対策に応用するためのセミナー!

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講師の言葉

 この講義では、音響信号処理を理解するための基礎知識と、音響技術(サウンドデザイン)の快音化への応用について解説します。

 音は空気中を伝わる振動であり、その性質を理解するには「音波」と「聴覚」の仕組みを知ることが重要です。録音と再生の技術では、マイクロホンが音波を電気信号に変換し、スピーカがその信号を再び音に変換して再生する仕組みを解説します。

 音響信号処理の基礎として、音を信号として扱うためのデジタル信号処理が重要になります。具体的には、AD変換(アナログ信号をデジタル化する技術)、フーリエ変換(音の周波数成分を解析する手法)、および音響システム(インパルス応答やフィルタなど)について解説します。

 さらに、音響技術の分野では、エコーキャンセラやノイズ除去など、快適な音環境を実現するための基盤技術について説明します。特に、音響技術の「快音化」への応用として、聴覚マスキングを活用した騒音の不快感低減や、歯科治療音を音楽理論に基づいて快音化する技術などを紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2026年09月04日(金) 10:00 ~ 17:00
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナーソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・人間を取り巻く音環境のデザインに興味のある方
・音響信号処理の基礎や各種音響技術を学びたい方
・産業機械や電子機器などの設計や音響制御、騒音対策などに携わる技術者の方
予備知識 ・本講では信号を取り扱うため、線形代数、複素数、級数、積分といった基本的な数学の知識があることが望ましい
修得知識 ・基礎的な音響信号処理の知識
・ハウリング除去、雑音除去、アクティブノイズコントロール、マイクロホンアレーなどの要素技術
・音響技術を活用した快音化技術とその応用事例
プログラム

1.音の基礎

  (1).音波の特徴

    a.音波の基本的性質

    b.音圧レベルの考え方とポイント

  (2).聴覚の特徴

    a.耳の仕組み

    b.音の三属性(三要素)

    c.聴覚のさまざまな能力と聴覚現象

 

2.音の録音と再生

  (1).マイクロホンの仕組みと収録技術

    a.音響システムの流れ

    b.さまざまなマイクロホンとその指向特性

  (2).スピーカの仕組みと再生技術

    a.スピーカの仕組み

    b.増幅器(アンプ)と伝送系

 

3.音響信号処理の基礎

  (1).AD変換(アナログーデジタル変換)

    a.標本化と量子化(シャノンの標本化定理)

    b.エイリアシングと量子化誤差

    c.デルタ関数とサンプラ

  (2).フーリエ変換とスペクトル解析

    a.周波数表現とは

    b.フーリエ級数展開の考え方

    c.スペクトルの特徴

    d.離散フーリエ変換とその性質

  (3).線形システムとインパルス応答

    a.線形システムとは

    b.線形性の重要な性質(重ね合わせの原理)

    c.線形時不変システムとインパルス応答

  (4).畳み込み演算

    a.畳み込みの考え方

    b.畳み込み演算の実例

    c.線形時不変系と畳み込み演算の関係

 

4.音響制御技術(サウンドデザイン)の基礎

  (1).ハウリング除去:エコーキャンセラ

    a.エコーキャンセラの基本原理

    b.エコーキャンセラの利用例

  (2).雑音除去:スペクトル減算法

    a.音響処理のモデル化

    b.スペクトルサブトラクション法

    c.連続スペクトル減算法

    d.2chスペクトルサブトラクション

  (3).騒音制御:アクティブノイズコントロール

    a.騒音のモデル化

    b.受動騒音制御(遮音壁)

    c.能動騒音制御(アクティブノイズコントロール)

    d.受動騒音制御と能動騒音制御を組み合わせた手法

  (4).遠方音受音:マイクロホンアレー

    a.マイクロホンシステムの概説

    b.さまざまなマイクロホンアレー

    c.マイクロホンアレーの基本原理

    d.ビームフォーミングのデモンストレーション

  (5).超指向性スピーカ:超音波スピーカ

    a.超音波スピーカ(パラメトリックスピーカ)の基本原理

    b.パラメトリックスピーカの問題点とその解決手法

    c.パラメトリックスピーカの性能比較(デモ動画)

    d.極小領域オーディオスポット の原理と応用(デモ動画)

  (6).音場再現:錯覚型音像ホログラフィ

    a.空間オーディオとは

    b.基礎的なオーディオ技術(ステレオ録再生、サラウンド録再生)

    c.イマーシブオーディオ(オブジェクトベース、チャンネルベース、シーンベース)

    d.超音波スピーカを利用した次世代イマーシブオーディオの開発

 

5.音響技術の快音化への応用

  (1).聴覚マスキングに基づく騒音の不快感低減

    a.研究の背景と目的

    b.聴覚マスキングと臨界帯域幅

    c.実環境騒音の分析

    d.聴覚マスキングによる不快感低減の仕組み

    e.実験による有効性の確認と活用シーン

  (2).時間・周波数領域和音構造付与に基づく歯科治療音の快音化

    a.快音化の目的

    b.歯科治療音の分析

    c.和音構造の特徴

    d.時間・周波数領域和音構造付与による快音化の仕組み

    e.実験による有効性の確認と活用シーン

  (3).メロディとコード進行の自動生成を用いた聴覚マスキングに基づく歯科治療音の快音化

    a.快音化の目的

    b.快音化に用いる音楽理論の基礎

    c.ダイアトニックコードとコード進行の考え方

    d.歯科治療音のピーク周波数を用いた自動作曲による快音化の仕組み

    e.実験による有効性の確認と活用シーン

 

5.まとめと今後の展望

キーワード デジタル信号処理 音響信号 音声信号 音場制御 音環境 快音化技術 快適性 騒音対策
タグ AI・機械学習信号処理音声処理車載機器・部品振動・騒音電子機器
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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