BOM/部品表の基礎とBOM構築の留意点および応用テクニック ~演習付~ 【弊社研修室】

~ BOM/部品表の基礎、E-BOMとM-BOMの乖離、BOMの応用テクニック、BOM構築の効果的な進め方 ~

・「データの乖離」「コードの不統一」など、BOM構築で起こる問題解決に活かすための講座! 

・BOM/部品表の基礎から、BOM構築における難所の克服方法、応用テクニックを修得し、効果的なBOM構築プロジェクトの推進に活かそう!

講師の言葉

 製造業とは、物品(マテリアル)の生産で付加価値を得るビジネスです。製造業ならばどの会社も、BOM(Bill of Material=部品表)を持っています。BOMとは、製品がどの部品材料から成り立ち、どのような手順をへて製造されるかを規定する基準情報であり、その企業の生産システムのDNAにあたります。

 しかし、きちんとBOMをデータとしてマネジメントできている企業は、決して多くありません。度重なる設計変更や、顧客の個別仕様要求、その結果として生じる、「設計部品表(E-BOM)」と「製造部品表(M-BOM)」の乖離などに困惑する製造現場をよく見かけます。こうした事情の背景には、企業内でマテリアル・マスタ(品目コード)が統一されていないという、データ・マネジメント上の問題があります。社内の関連部門がきわめて多く、責任部署が不明確になりやすいからです。その結果として、新製品開発のスピードが遅れる、海外生産や海外調達が進展しにくい、そして「使わないモノは沢山あるのに、必要なモノが見つからない」製造現場、などの現象が生じます。

 本セミナーでは、BOMの基本概念の再整理からはじめて、マテリアル・マスタの統一、BOMの応用テクニック、そしてBOM構築プロジェクトの進め方について、演習もとりまぜつつ平易に解説します。特に、BOM構築の3つの難所について重点的に説明し、「BOM/部品表入門」で触れられなかった個別受注生産のBOMの扱いも詳しく述べます。

 すでにBOMデータベースを持って維持活用に悩んでおられる方にも、これからBOMデータ構築に取り組まれる方にも、役立つ内容です。正しいBOMの理解を通して、マテリアル・マネジメントの改革をぜひ推進しましょう。

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年11月13日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・製造業で次の業務に携わっている方:
  設計、製造、生産管理、購買、物流、販売、サービス、原価管理など
・ITエンジニアで製造業向けのシステム構築に携わる方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・BOMに関する基本的理解
・マテリアル・マスタの役割と登録保守のポイント
・BOMの応用テクニック
・BOM再構築プロジェクトの進め方
プログラム

1.BOMをマネジメントする

  (1).BOM = Bill of Material とは何か

  (2).BOMを「マネジメントする」とは

 

2.BOM/部品表の基礎

  (1).製造業の4つの生産形態

  (2).演習1 自社の生産形態を理解する

  (3).BOM/部品表とは

  (4).BOMの表現方法によるバリエーション

  (5).E-BOM、P-BOM、M-BOMの関係

  (6).演習2 MRPとM-BOM

  (7).製造業の計画に必要な基準データ

  (8).生産計画の現実と、BOMの応用問題

 

3.BOM構築の難所を克服する

  (1).BOM構築の代表的な難所

  (2).構築の難所(1)製品オプションとATOのためのモジュラー部品表

  (3).BOM構築の難点(2) E-BOMとM-BOMの乖離

  (4).製造起因による乖離問題の解決策

  (5).分業型組織と個別性に起因する乖離

  (6).PLMとBOM

 

4.統合マテリアル・マスタの構築

  (1).マテリアルとは何か

  (2).同じモノか、違うモノか

  (3).マテリアル・マスタとは自社の要求仕様の一覧表である

  (4).企業内におけるモノの同一性とは

  (5).演習3 マテリアル・コード(品目コード)の採番

  (6).意味なしコードのすすめ

  (7).マテリアル・マスタと在庫の関係

 

5.個別受注生産(ETO)とBOM

  (1).Project計画

  (2).Project計画のステップ

  (3).個別受注生産(プロジェクト型生産)のBOM

  (4).マテリアル・ステータス・リストと下流使用予定日

 

6.BOMの応用テクニック

  (1).BOMの用途別バリエーション

  (2).BOM構築テクニック 逆展開

  (3).設計変更の取り扱い

  (4).在庫消化(使い切り)変更のテクニック

  (5).ファントム

  (6).外注加工と代替BOM

  (7).副資材、包装材料

  (8).BOP・SOPと製造実行システム(MES)

 

7.在庫ポイントと納入リードタイムの設計

  (1).中間製品はどこで在庫すべきか

  (2).在庫の4種類のカテゴリー

  (3).在庫のカップリング・ポイント

  (4).演習4 在庫ポイント

 

8.BOM構築の進め方

  (1).BOM再構築プロジェクトの流れ

  (2).BOMデータの収集と整理

  (3).BOM構築プロジェクトの留意点

  (4).BOMの精度向上

  (5).BOM構築の難所2:BOMのトポロジー別類型

  (6).製造業の情報のハブとしてのBOM

  (7).BOMプロセッサによる社内データ一元化

  (8).BOMデータの「責任部署」の決め方

キーワード E-BOM P-BOM M-BOM ATO マテリアル・マスタ ファントム BOMプロセッサ BOM構築プロジェクト
タグ 品質管理
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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