機械の構想設計と壊れないための強度設計の勘所とトラブル対策 ~ 演習付 ~ <オンラインセミナー> 

 ~ 機械設計計算に必要な力学、構造設計の基礎と強度計算、機構設計の留意点とトラブル事例および対策 ~

・破壊を未然防止するために必要な力学と強度設計の勘所を修得し、壊れない、安全設計の実務に活かすための講座!

・機械の構想設計に必要なスキル、壊れない強度設計に活かすための強度計算から機構設計の留意点とトラブル対策までを実践的に修得する特別講座!

※演習を行ないますので関数電卓をご用意ください

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 あるセミナーで、プロジェクト・マネージャーをしている方が、機械設計技術者に必要なスキルは、重要な順番に

1.構想力、2.設  計計算力、3.コミュニケーション能力、4.製図力、であると説明していました。

 一方で近年AI・ロボット技術の発展で今後多くの職業が失われると言われています。ロボットが人間に取って代わる仕事は基本的にルーティンワークですから、ケースバイケースで最適解を求める設計業務の全部がロボットに代わることはないと考えられます。またAIはかつて一世を風靡したニューラルネットワークが進化したものであり、過去の情報から解を導き出すネットワークを使って、現在の入力情報における最適解をディープラーニングにより探索する技術です。

しかるに機械設計は絶えず新しい製品や設備について機構・構造を構想・計画し、方式や機器の選択、採用を判断しなければなりません。

複雑な強度計算や機構計算は今後シミュレーションツールによる設計支援を受けるかもしれません、あるいはAIが過去の類似の設計事例や特許を短時間で探し出すかもしれません。しかしそれらはあくまで設計支援ツールの域を出ることはありません。

 前述のプロジェクト・マネージャーが言ったように、真に大切なのは構想力です。

 構想は絵に描いた餅であっては意味がなく、実際に壊れずに、想定通りの能力を出さなければなりません。

 そのためには、構想・計画段階で、どの部分が壊れそうか、壊れないためにはどの部分を強くしておかなければならないか注意し、あるいは先行手配すべきモータの出力はどの程度なのか、ということを事前に決定しておく必要があります。

 本講座は、構想設計をする際に習得しておけば、壊れずに、きちんと動く設計が可能となる技術力を提供するものです。新入社員や新人の方にもご利用いただければ幸いです。

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年07月12日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械製品の設計、製造に係る関係部署の方
・機械技術者の教育に携わる方
・開発・設計に携わる技術者、研究者、管理者、プロジェクトリーダー
予備知識 ・単位について常識レベルの知識をもっていること
・力のつりあいが理解できる方
修得知識 ・機械強度設計の勘所
・スムーズに動く機構設計の勘所とモータ出力の計算法
・壊れない設計をするための強度計算とトラブル対策

プログラム

1.機械構想設計と設計計算

 ・機械の構想設計に必要なスキル

 

2.機械設計計算に必要な力学

  ・高校の力学の知識で事足りる

(1).力と運動の法則

  a.力と運動(演習1)

  b.力の釣り合い(演習2、3)

  c.弾性体の力と変形

  d.摩擦(演習4)

  e.力の流れ

(2).仕事とエネルギーの関係(演習5)

 

3. 壊れない構造設計をするための基礎知識

 ・なぜ壊れるのか、壊れない構造設計とは

(1).製品のどこが壊れるのか、どのように壊れるのか

  a.構造物の破損の分類と要因

   b.代表的な破損事例

(2).壊れない設計をするための基礎知識

  a.荷重と変形 

  b.荷重と応力

  c.応力と歪(演習6)

  d.複合応力とモールの応力円(演習7)

(3).なぜ壊れるのか、そのメカニズム

  a.引張試験における降伏・破損・破壊

  b.延性材料と脆性材料

  c.破壊の形態

  d.延性材料の降伏条件

  e.降伏比

  f.脆性材料の破壊条件

  g.破壊の形状

  e.ミーゼス応力

  f.応力集中(演習8)

  g.疲労強さ(演習9)

  h.座屈(演習10)

 

4.壊れない設計をするための強度計算

(1).許容応力と安全率

(2).構造物の強度計算

  a.溶接構造(演習11)

  b.ボルト(演習12)

  c.軸(演習13)

 

5.スムーズに動く機構設計の留意点とトラブル対策

(1).機構に使われる基本要素の選定計算

  a.転がり軸受の寿命計算(演習問題14)

  b.コイルばねの寿命

c.ボールねじの伝達動力(演習問題15)

(2).機構に使われるモータの選定計算

  a.モータの動力計算(演習問題16)

  b.脱調しないステッピング・モータの選定(演習問題17)

(3).機構設計におけるトラブル事例と対策

  a. スライド機構

   b.搬送装置

 

6.本日講義のまとめ

  ・機械設計の構想・計画段階での留意点

  ・スキルアップと取り組み

キーワード 機械構想設計 設計計算 力学 構造設計 破壊形態  構造物強度 機構設計 壊れない設計 応力 歪 引張試験 降伏 破損 破壊 降伏比 応力集中 疲労強さ 座屈 許容応力 安全率 機構
タグ 商品開発トライボロジー紙送り機構機械機械要素強度設計工作機構造物最適化・応力解析材料力学・有限要素法自動車・輸送機設計・製図・CAD歯車
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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