自己位置推定認識(SLAM)技術の基礎と実装および応用 <オンラインセミナー>

~ 各測位手法の長所と短所、自己位置認識とモニタリング、SLAMの利用法とライブラリ、2次元SLAM、3次元SLAMと基本アルゴリズム、SLAMの実装技術と将来展望 ~

・自動運転やドローンの制御に必要不可欠なSLAMのアルゴリズムと実装技術を修得し、システム開発に応用するための講座

・「センサの高精度化と低価格化」や「ロボット開発を容易にするROSの展開」で実用化が盛んになってきた知能ロボット開発の実践的方法が修得できる特別セミナー!

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講師の言葉

(第一部)
 ロボットの活躍が期待されている現代社会において、GNSSからSLAMに至るまで、位置情報を利用しているシステムは多い。しかし、精度や計測範囲において、ターゲットの違うシステムが多岐にわたって提案されており、それぞれは一長一短である。本講義は、入門的な内容として、測位技術とそのためのセンシング技術の事例を紹介しつつ、それぞれの長所と短所、実用例、実現可能性を述べていく。ノイズや誤差要因についても説明していく。また、SLAMによるマッピング方法の種類や特徴を紹介するとともにSLAMの利用法について述べていく。

(第二部)
 近年、遠隔操作や遠隔モニタリングなど様々なロボット技術が実用化されている。その背景には、センサの高精度化と低価格化だけでなく、ロボット技術や画像処理技術に関するオープンソース化、ロボット開発を容易にするフレームワークとして利用可能なROS(Robot Operating System)の展開などがある。本セミナーでは、知能ロボットに関する研究の歴史的背景からSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)の必要性を説明し、SLAMに関する様々な方法論を紹介する。SLAMは、自動運転やドローンの制御に必要不可欠な技術である。最後に、具体的なSLAMの実現方法を説明した後、移動ロボットの遠隔操作や3次元可視化手法などの応用事例を紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年10月28日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナーソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・測位技術に関して概要を一通り学びたい方
・測位システムを利用して何かを作ろうと思われている方
・ロボット・メカトロニクスに関する研究開発、教育を行いたい方
・画像処理技術とロボット技術を融合したい方
・情報可視化に関する技術者の方
・警備ロボット、レスキューロボット、案内ロボットなどに携わる技術者の方
予備知識 ・確率統計に関する数学的基礎アルゴリズム的思考ができること
修得知識 ・特に自動車やロボットに利用できるそれぞれの測位手法の長所と短所を理解できる
・誤差要因や計測可能範囲を把握することができる
・知能ロボットに関する研究開発の現状と展望
・SLAMに関する理論的基礎や実装に向けたアルゴリズムの理解
・SLAMの適用範囲、情報可視化の方法論など
プログラム

(第一部) 自己位置推定認識技術とその応用

1.測位方式
  (1).絶対座標による測位
    a.GNSSの概要
    b.GNSSによる測位方法
    c.GNSSの応用(RTK-GPS)
    d.屋内GPSによる測位
    e.無線LANやビーコンによる測位
    f.赤外線による測位
    g.超音波による測位
  (2).相対座標による測位
    a.画像による測位
    b.赤外線による測位

2.位置推定技術
  (1).自己位置認識とモニタリング
  (2).内界センサと外界センサ
  (3).測位精度と誤差
    a.測位システムが抱える誤差
    b.移動体が抱える誤差

3.SLAM技術の基礎と利用法
  (1).SLAMとは
    a.SLAMの特徴
    b.長所と短所
  (2).SLAMの種類と長短
    a.画像によるSLAM
    b.LiDARによるSLAM
  (3).SLAMの利用法とライブラリ

(第二部) SLAMの実践的方法論と実装技術

1.SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)の実践的方法論
  (1).知能化技術
    a.人工知能と計算知能
    b.地図構築と可視化
    c.経路計画とナビゲーション
  (2).自己位置推定
    a.確率的手法の基礎
    b.スキャンマッチング手法の基礎
    c.パーティクルフィルターを用いたSLAM
  (3).2次元SLAM
    a.2次元SLAMの基本アルゴリズム
    b.進化計算を用いた高速化
    c.マルチレゾリューションマップを用いた改良
  (4).3次元SLAM
    a.3次元SLAMの基本アルゴリズム
    b.進化計算を用いた高速化
    c.3次元地図とトポロジカルマップ

2.SLAMの実装技術と将来展望
  (1).SLAMの応用事例と課題
    a.自律走行型照度計測ロボット
    b.移動ロボットと多足歩行ロボット
    c.パーソナルモビリティとSLAM
    d.SLAMに関する問題点と課題
  (2).ROS(Robot Operating System)
    a.ROSの歴史と実装例
    b.ROS1からROS2への展開
  (3).ロボットのサービスと社会
    a.CPS(Cyber-Physical System)
    b.RaaS(Robot as a Service)
    c.超調和的循環型共生社会に向けて
         

キーワード 自己位置推定認識技術 SLAM 測位方式 GNSS 無線LAN ビーコン 相対座標 測位精度 知能化技術 スキャンマッチング手法 パーティクルフィルター 進化計算 マルチレゾリューションマップ トポロジカルマップ パーソナルモビリティ ROS
タグ AI・機械学習SLAM・自己位置推定自動運転・運転支援技術・ADAS信号処理センサ組み込みソフトロボットGNSSOS・言語自動車・輸送機車載機器・部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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