プラスチック成形品における強度設計と残留応力低減成形法への応用 <オンラインセミナー>

~ プラスチックの応力歪特性・剛性・強さ、プラスチック特有の性質、劣化要因、残留応力の測定法、残留応力低減成形法 ~

・プラスチック成形品の残留応力の発生要因、応力解析法を効果的に活用し、残留応力低減成形法に応用しよう!

・プラスチック特有の応力~歪特性と強さを変化させる要因分析を行い適切な強度設計に活かそう!

オンラインセミナーの詳細はこちら

・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください

講師の言葉

 プラスチック成形品における強度設計において、プラスチックにどのような応力が生じるかを見積もることと合わせて、プラスチックが使われる環境で、どのような強さが期待できるかを見積もることが重要です。

  プラスチックの物性は成形プロセスの影響で異方性を含めた変化を生じ、更に残留応力も生じます。また、プラスチックの強さは、負荷の状態、使用環境、時間の影響により変化します。

  本企画では、応力解析を進める際に係わるプラスチック特有の性質、強さを変化させる要因、ならびに残留応力の低減技術について、解説いたします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年11月11日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・プラスチック製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
・自動車・自動車内装、家電、携帯電話・スマートフォン、PC、食品容器、部品トレー、建材ほかプラスチックを扱う企業の技術者の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・プラスチック特有の応力~歪特性と強さを変化させる要因
・プラスチック成形品の残留応力の発生要因
・X線法、ラマン法など、種々な残留応力の測定法
・成形に伴う残留応力と低減技術
プログラム

1.プラスチック成形品における強度設計で考慮する事項
  ・プラスチックの応力歪特性
  ・プラスチックの剛性・強さ

2.応力解析を進める際に係わるプラスチック特有の性質
  (1).結晶化
    a.結晶化速度と温度
    b.結晶化に伴う収縮
    c.結晶化速度と圧力
  (2).充填材添加に伴う物性値の異方性と複合則、ウエルド部の強さ
    a.異方性の発生メカニズム
    b.物性値の異方性、ウエルド強さ
    c.充填材添加プラスチックの物性の複合則と異方性
     ・曲げ特性
  (3).粘弾性特性
    a.時間~温度換算則と線形粘弾性理論
    b.時間温度換算則
    c.応力緩和の積分法則とクリープの積分法則
    d.温度が変わる場合における重ね合わせの原理
  (4).温度変化に伴う残留応力発生のメカニズムと解析例
    a.熱粘弾性力学モデルによる残留応力発生メカニズムの定性的説明
    b.残留応力の解析例
     ・粘弾性材料製の梁を急冷した際に生じる残留応力解析の基礎式
     ・急冷したエポキシ樹脂製梁に生じる残留応力の解析例
     ・エポキシ樹脂製梁を急冷する前の高温保持温度と残留応力の関係

3.プラスチックの強さを変化させる要因
  (1).疲労破壊
    a.疲労破壊特性
    b.疲労負荷と耐久(定寿命)線図
    c.繰り返しの負荷に伴う発熱
    d.粘弾性材料に繰り返し負荷が加わる際の発熱のメカニズム
    e.累積損傷則(マイナー則)
  (2).遅れ破壊(クリープ破壊)
    a.遅れ破壊(クリープ破壊)現象
    b.クリープ破壊における時間・温度換算則
    c.クリープ負荷によるクラックの成長速度
  (3).熱、紫外線、環境物質による劣化
    a.熱劣化
    b.紫外線劣化
    c.紫外線を含む環境劣化
    d.複合劣化
    e.環境物質・化学薬品による劣化
    f.耐熱性の評価

4.残留応力
  (1).残留応力の測定法
    a.残留応力の発生要因
     ・熱可塑性樹脂
     ・熱硬化性樹脂
    b.測定法
     ・機械的測定法
     ・光学的測定法(光弾性法)
     ・環境応力破壊(ESC)法
     ・X線法
     ・ラマン法
  (2).成形にともなう残留応力測定例
    a.熱可塑性樹脂
    b.熱硬化性樹脂
  (3).低残留応力化材料
    a.フィラー充填量と成形性
    b.フィラー形状、粒度分布とモールド材料の粘度
    c.フィラー充填量と線膨張係数
  (4).残留応力低減成形法
    a.超音波射出成形
     ・流動性の向上メカニズム
    b.冷熱サイクル成形
    c.電磁誘導加熱成形
    d.炭酸ガス溶解成形
    e.多段速度制御定圧成形
    f.射出圧縮成形
    g.成形条件と残留歪、残留応力

キーワード 応力解析 残留応力 結晶化 充填材 粘弾性特性 疲労破壊 遅れ破壊 クリープ破壊 熱劣化 紫外線劣化 フィラー 残留応力低減成形法 残留歪
タグ プラスチック品質管理射出成形樹脂・フィルム疲労最適化・応力解析設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日