自動車運動力学の基礎と「ハンドリングの気持ち良さ」を創出する性能設計への応用

~ 車両のモデル化、腰・手で感じる後輪の横力発生、目で感じる車体の傾き、スポーツ走行性能、旋回時の減速安定性 ~

・商品性に直結する「気持ち良いハンドリング設計」を実現するための講座
・ハンドリングの「気持ち良さ」を運動学的に理解した上で、操縦安定性における全性能を俯瞰した性能設計に応用しよう! 
・動画や開発エピソードを盛り込んだ解説により、ドライバのフィーリングが理論的に理解出来ます
*当日は講師の著書をお配りいたします

講師の言葉

  本セミナーでは、内容を直観的に理解して頂くため、動画とともに講義いたします。
自動車の操縦性安定性には、多くの性能項目があります。その中で商品性に直結するのはハンドリングの気持ち良さです。したがってより良い操縦安定性を実現するためには、ハンドリングの「気持ち良さ」を運動学的に理解した上で、全性能を俯瞰した性能設計が必要であると考えます。
 そこで本セミナーの前半部では、気持ち良いハンドリングについて、後半部では、これらの気持ち良さの基盤となる基本性能について述べます。そして最後に全性能を俯瞰し、性能設計法を考えます.このセミナーによって受講生の皆様に気持ち良いハンドリングを実現するための性能設計を直観的かつ理論的に身に着けて頂けると幸いです。

本講座の申込み受付は終了しました

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年03月17日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車会社における操縦安定性関連の技術者、シャーシ設計者、車両の企画部門の方
・タイヤメーカー、パワーステアリングメーカー、ショックアブソーバなどの部品メーカーの方
・ABSやESPなどの車両運動制御開発担当の技術者の方
・自動運転や予防安全など、安全運転支援、自動運転化の技術者の方
予備知識 ・高校までの数学の知識があれば理解が深まります
修得知識 ・気持ち良いハンドリング性能の設計ができる
・テストドライバーの官能評価コメントを力学的に理解できる
プログラム

1.操縦安定性の層別
  ・商品性能と基本性能

2.車両のモデル化
  ・間違えやすい3つのポイント

3.定常円旋回性能
  ・尻流れ感と舵角の大小

4.腰で感じる後輪の横力発生
  (1).操舵初期の運動モードと加加速度
  (2).ヨー進み時定数

5.手で感じる後輪の横力発生とハンドルの操作感
  (1).後輪の横力発生が操舵反トルクに現れるしくみ
  (2).操作感の評価指標群

6.手で感じるハンドルの動き
  (1).操舵系の固有振動数と減衰比
  (2).力で操舵したときの不安定現象とそのモード

7.目で感じる車体の傾き
  (1).ロールの大きさ
  (2).旋回時のピッチング
  (3).旋回感覚におけるピッチングによる錯覚

8.スポーツ走行性能
  (1).加減速時の旋回限界
  (2).FF、FR、RR(MR)の特徴と車両企画

9.動的応答の基礎
  ・ヨー共振とそのモード(リヤの追従性・収まり)

10.限界性能の基礎
  (1).スピン(オーバー)とプラウ(アンダー)
  (2).スラローム時の限界
  (3).耐転覆性能

11.旋回時の減速安定性
  (1).タックイン
  (2).旋回制動

12.外乱安定性
  (1).車両流れ
  (2).轍路安定性

13.性能設計
  (1).上記性能と設計諸元の関係
  (2).諸性能の両立法
  (3).設計変数の決定順序

キーワード 操縦性安定性 ハンドリング 性能設計 尻流れ感 操作感 操舵 ロール ピッチング 旋回感覚 ヨー共振 スピン プラウ 減速安定性 タックイン 轍路安定性 
タグ 生理・官能検査自動車・輸送機車載機器・部品制御
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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