分かりやすく使いやすいインタフェースの開発とユーザビリティ評価手法

~ 人間-機械系の設計ポイントと認知工学、分かりやすく使いやすいインタフェースの要件、モバイル視点のユーザビリティ ~

・ユーザビリティの考え方を理解し、人間中心設計を実践して、使いやすい製品開発に活かすための講座

・複雑な機能を持つ製品を使いやすく見せるためのインタフェース設計技術を実践的に修得し、製品開発へ応用しよう!

 

講師の言葉

 世の中には使いにくいものがあふれている。特にデジタル製品は技術の進歩により、多数の機能を集約した製品になる傾向があるため、複雑な機能を持つ製品を使いやすく見せるための工夫を行い、使いにくいものを無くしていく取り組みが求められる時代となっている。
 ものづくりに携わる人全員が、人間にとって使いにくいものを作らないという人間中心設計を行えば、このようなことはなくなるのだが、人間中心設計を行うには、ユーザビリティの考え方を理解し、人間についての正しい理解を踏まえた分かりやすく使いやすいインタフェースを構築するための知識を修得する必要がある。
 本セミナーでは、人間中心設計の考え方から始めて、ユーザビリティ評価手法、エラーを起こす人間の理解、インタフェースを分かりやすく使いやすくするために必要な知識等について解説する。これにより、世の中から使いにくいものをなくすための取り組みを実践していただくための実践的知識を学んでいただく。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年02月22日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・情報機器ハードウェア・ソフトウェアおよびWeb画面の設計・製造・評価の担当者、リーダー、および管理者の方
予備知識 ・基礎から応用までわかりやすく解説するので、特に必要な予備知識はありません
修得知識 ・人間中心設計全般に関する知識
・ユーザビリティ評価に関する知識と評価手法の実際
・ヒューマンエラーに関する基本知識
・インタフェースを分かりやすく使いやすくするための知識
・「人間」に関する理解を踏まえたインタフェース設計の重要性
・モバイル視点、正しい方向デザインに関する知識
プログラム

1.人間中心設計の勧め
  (1).人間中心設計専門家とは?
  (2).ユーザビリティの原理
    a. ユニバーサルデザイン125の原理
    b. ISO 9241-110の7つの原理
  (3).ユーザビリティガイドライン
    a. アップルのガイドライン
    b. ISO 9241-110のガイドライン
    c. Webのリサーチ・ベース・ガイドライン
    d. ISO規格の制定状況(いずれJISになる)
    e. アクセシビリティ

2.ユーザビリティ評価手法
  (1).各種手法
    a. 観察法
    b. ヒューリスティック評価
    c. ガイドラインレビュー
    d. 一貫性インスペクション
    e. 認知ウォークスルー
    f. ペーパープロトタイピング
  (2).アンケート.サーベイ
    a. QUIS
    b. SUS
    c. SUMI
    d. WAMMI
  (3).ユーザビリティ評価報告書
    a. CIF (ISO 25062)

3.ヒューマンエラー
  (1).分類
    a. ハインリッヒの法則
    b. 人間の能力の限界
    c. 錯視
    d. ヒューマンエラーの分類
    e. 人間-機械系の設計ポイントと認知工学
  (2).事例
  (3).対策

4. 分かりやすく使いやすいインタフェースの要件
  (1).見て意味が分かる
    a.ナビゲーションのメカニズム、ラベリング
    b.重要なメッセージに絞る
  (2).どのような状態かが分かる
    a.ナビゲーション、経路探索
  (3).構造が分かる
    a.情報アーキテクチャ
    b.インフォメーショングラフィックス
    c.情報探索モデル
  (4).何が重要かが分かる
  (5).何をすれば良いかが分かる
    a.アクションとコマンド
    b.フォームとコントロール
  (6).何がどうなりそうかが分かる
    a.画面のレイアウト
    b.ナビゲーションのフレームワークとタイプ
    c.アーキテクチャ
    d.見通しを良くする
  (7).何をしたかが分かる
  (8).使いやすいと感じる
    a.使いやすさの味付け

5. 人間についての理解を踏まえたインタフェース設計の重要性
  (1).人間の基本的認知
    a.アナログ時計はなぜ12時間×2回か?
    b.人間の視覚特性
    c.展望と退避のバランスが好まれる
    d.サバンナの優位性
    e.脅威の検出
    f.上方照明の先入観
  (2).原理・原則
    a.方向通則を守ろう(ヒューマン・エラー防止)
    b.車輪の再発明をしない(ユーザビリティの7原理)
    c.先人の知恵は素直に学ぶ(デザイン100の法則)
    d.知っていて損はないもの(ヒックの法則、・・・)
    e.規格も把握している必要がある(ISO、JIS)
  (3).知識・調査
    a.ユーザーを知らなければならない
    b.先人の知識で分かっていること
    c.調査しないと分からないこと
    d.ギャップを科学する
    e.ガイドライン作成
  (4).デザイン
    a.デザインとは?
    b.カラーの話
    c.マッピングの話
    d.1/3 の法則
    e.直感的でなければならない?
  (5).提供・使用
    a.「使いやすさ」確認
    b.「楽しさ」を感じる

6.これからのインタフェース設計に求められるもの
  (1).モバイル視点のユーザビリティの考慮
    a.PCとモバイルの違いの再認識
    b.マイクロインタラクションという考え方
    c.アップルのモバイルガイドライン
    d.Googleのデザインガイドライン
  (2).エモーショナル視点を持つこと
  (3).ヒューマンエラーへの更なる配慮
  (4).「方向通則」の再考

7.製品開発への応用
  (1).講義内容に基づくディスカッション

キーワード 人間中心設計 分かりやすいインタフェース 使いやすいインタフェース モバイル視点 ユーザビリティ アクセスビリティ ヒューマンエラー ナビゲーション 方向通則
タグ ヒューマンエラーデザインモバイルコンピューティング使いやすさ・ユーザビリティGUI
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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