量子プログラミング・量子計算の基礎とそのポイント

~ 量子系と量子アルゴリズムの例、量子プログラムの解析手法、プログラム開発のポイント ~

・従来のソフトウェア開発方法が通用しない量子プログラミング技術に必要な知識が修得できる講座
・人工知能時代に期待されている量子コンピュータ上でのシステム開発を行うための特別セミナー! 

講師の言葉

 量子計算機では、状態の重ね合わせ、観測量の非可換性、量子絡み合いなど古典的計算機にはない特性を用いて、古典的計算機よりも高速に処理することができる。しかし、量子状態は観測によって状態が変化するために、従来のソフトウェア開発で行われているような、状態を確認しながらのステップ実行やシステムログを用いた動作検証・デバッグを行うことはできない。また、観測結果は確率的に決まり、常に同じ結果が得られるとは限らないため、プログラムの実行によって正当性を検証することも困難である。そのため、量子プログラムの正当性を保証するためには、従来のソフトウェア開発で培った技術だけでは不十分である。本講では、量子プログラムの振る舞いを理解するために必要な数学の初歩から初めて、簡単な量子アルゴリズムの解説、量子プログラムの解析手法について紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年11月06日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・システム、ソフト、コンピュータ関連部門の技術者
・量子コンピュータ上でソフトウェアを開発するための方法論やツールに興味のある方
予備知識 ・線形代数の基礎(行列とベクトル)
・どんな言語でもかまいませんがプログラミングの経験
修得知識 ・量子プログラミングは既存のプログラムとどう違って、何が難しいのかが理解できる。また、その難しさを乗り越えて高品質なプログラムを開発するためには何が必要かが理解できる
プログラム

1.線形代数の基礎
  (1).基底と行列表示
  (2).固有値
  (3).ユニタリ変換
  (4).エルミート変換

2.量子系の数学的基礎

  (1).ヒルベルト空間  
  (2).線形作用素
  (3).ユニタリ変換
  (4).量子ビットゲート  
  (5).制御ゲート
  (6).量子測定
  (7).ヒルベルト空間のテンソル積

3.量子アルゴリズムの例
  (1).グローバーの探索アルゴリズム

4.量子プログラム解析
  (1).構文
  (2).量子プログラムのフロイド-ホーア論理

5.古典的場合分け文から量子的場合分け文へ

  (1).古典的プログラミングにおける場合分け文
  (2).量子プログラミングにおける古典的場合分け文
  (3).量子的場合分け文
  (4).量子的場合分け文をもつ言語QuGCL

6.プログラム開発のポイント

  (1).量子計算の特徴
  (2).量子アルゴリズム開発の難しさ

キーワード 量子プログラミング ヒルベルト空間 量子計算 量子プログラムのパラダイム フロイド-ホーア論理
タグ AI・機械学習セキュリティ・暗号ソフト管理データ解析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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