• 2018年03月29日(木) 10:30 ～ 17:30

１．動的設計のためのモデル化（運動・振動・波動）
（１）．運動方程式の立て方
ａ．並進運動と回転運動の運動方程式（運動量、力積、重心、慣性モーメント、力の

モーメント）

ｂ．自由体図（多体系の分解、拘束力）
（２）．振動の運動方程式
ａ．復元力と減衰のモデル化（弾性・張力・重力による復元力、粘性減衰、構造減

衰）
ｂ．自由度（1自由度系、2自由度系、多自由度系、分布定数系）
（３）．波動の運動方程式
ａ．断面に作用する力のモデル化
ｂ．波動解（調和振動、位相速度、波数、反射係数、透過係数、分散性、干渉、平面

波、円筒波、球面波）
（４）．波動解析と振動解析の関係

２．自由度系の基礎理論
（１）．自由振動（固有振動数、臨界減衰、減衰比、同次型微分方程式）
（２）．強制振動（共振周波数、位相遅れ、共振曲線、非同次型微分方程式）

３．分布定数系
（１）．固有振動の発生メカニズム（波動の重ね合わせとしての理解）
（２）．固有振動数と固有関数（弦の横振動、棒の縦振動、はりの曲げ振動、膜の横振

動、平板の曲げ振動）

４．振動解析のための有限要素法
（１）．有限要素法の基礎（要素分割、節点、変位関数、形状関数）
（２）．質量行列と剛性行列の算出（要素質量行列、要素剛性行列、境界条件）
（３）．有限要素解析のプログラミング（MATLABでの実例紹介）

５．理論モード解析
（１）．多自由度系の運動方程式（有限要素モデルの利用、連成、比例粘性減衰、構造減

衰）
（２）．自由振動（一般固有値解析、固有振動数、モード減衰比、モードベクトル、モー

ドの直交性、剛体モード）
（３）．強制振動（非連成化、モード座標、座標変換、周波数応答関数、モード質量、モ

ード剛性、モード減衰）
（４）．実験との比較（インパルス加振、窓関数、エリアジング、MAC値）
（５）．周波数応答関数の基礎（モード法、直接法、相反性、ボード線図、読み方、反共

振の形成理由、位相の解釈）
（６）．周波数応答関数を用いた振動系の設計（マスライン、ばねライン、剛体モード、

運動エネルギー分布の影響、ひずみエネルギー分布の影響、等価質量および等価

剛性の算出と質量付加感度）

６．伝達関数合成法による振動系の設計
（１）．剛性付加感度解析による構造変更指針の獲得
（２）．部品の結合が全系の振動特性に与える影響を考慮した構造変更指針

日本テクノセンター研修室