分かりやすく使いやすいインタフェース設計とその応用

〜 人間中心設計の基本、分かりやすく使いやすいインタフェースの要件と設計の重要性および応用 〜

・ユーザーにとってすぐれた、有益なユーザインタフェース設計に応用するための特別講座!

・人間についての理解を踏まえたインタフェース設計の重要性に関する知識を修得し「使える、使いやすい、使いたい」 と思える製品作りに活かすための特別講座!

講師の言葉

 世の中には使いにくいものがあふれている。特にデジタル製品は技術の進歩により、多数の機能を集約した製品になる傾向があるため、複雑な機能を持つ製品を使いやすく見せるための工夫を行い、使いにくいものを無くしていく取り組みが求められる時代となっている。

 ものづくりに携わる人全員が、人間にとって使いにくいものを作らないという人間中心設計を行えば、このようなことはなくなるのだが、人間中心設計を行うには、ユーザビリティの考え方を理解し、分かりやすく使いやすいインタフェースを構築するための知識を修得する必要がある。

 本セミナーでは、人間中心設計の考え方から始めて、インタフェースを分かりやすく使いやすくするために必要な知識について解説する。これにより、世の中から使いにくいものをなくすための取り組みを実践していただくための実践的知識を学んでいただく。 

セミナー詳細

開催日時
  • 2017年03月21日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・情報機器ハードウェアおよびソフトウェアに携わっておられる方 ・Web画面の設計・製造・評価の担当者、リーダー、および管理者
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・人間中心設計全般に関する知識 ・インタフェースを分かりやすく使いやすくするための知識 ・「人間」に関する理解を踏まえたインタフェース設計の重要性 ・モバイル視点、ヒューマンエラー、方向通則に関する知識
プログラム

1. 人間中心設計の勧め

  (1).人間中心設計専門家とは?

  (2).ユーザビリティの原理

    a.ユニバーサルデザイン125の原理

    b.ISO 9241-110の7つの原理

  (3).ユーザビリティガイドライン

    a.アップルのガイドライン

    b.ISO 9241-110のガイドライン

    c.Webのリサーチ・ベース・ガイドライン

    d.ISO規格の制定状況(いずれJISになる)

    e.アクセシビリティ

  (4).ユーザビリティの理論

2. 分かりやすく使いやすいインタフェースの要件

  (1).見て意味が分かる

    a.ナビゲーションのメカニズム、ラベリング

    b.重要なメッセージに絞る

  (2).どのような状態かが分かる

    a.ナビゲーション、経路探索

  (3).構造が分かる

    a.情報アーキテクチャ

    b.インフォメーショングラフィックス

    c.情報探索モデル

  (4).何が重要かが分かる

  (5).何をすれば良いかが分かる

    a.アクションとコマンド

    b.フォームとコントロール

  (6).何がどうなりそうかが分かる

    a.画面のレイアウト

    b.ナビゲーションのフレームワークとタイプ

    c.アーキテクチャ

    d.見通しを良くする

  (7).何をしたかが分かる

  (8).使いやすいと感じる

    a.使いやすさの味付け

3. 人間についての理解を踏まえたインタフェース設計の重要性

  (1).人間の基本的認知

    a.アナログ時計はなぜ12時間×2回か?

    b.人間の視覚特性

    c.展望と退避のバランスが好まれる

    d.サバンナの優位性

    e.脅威の検出

    f.上方照明の先入観

  (2).原理・原則

    a.方向通則を守ろう(ヒューマン・エラー防止)

    b.車輪の再発明をしない(ユーザビリティの7原理)

    c.先人の知恵は素直に学ぶ(デザイン100の法則)

    d.知っていて損はないもの(ヒックの法則、・・・)

    e.規格も把握している必要がある(ISO、JIS)

  (3).知識・調査

    a.ユーザーを知らなければならない

    b.先人の知識で分かっていること

    c.調査しないと分からないこと

    d.ギャップを科学する

    e.ガイドライン作成

  (4).デザイン

    a.デザインとは?

    b.カラーの話

    c.マッピングの話

    d.1/3 の法則

    e.直感的でなければならない?

  (5).提供・使用

    a.「使いやすさ」確認

    b.「楽しさ」を感じる

4.これからのインタフェース設計に求められるもの(応用について)

  (1).モバイル視点のユーザビリティの考慮

    a.PCとモバイルの違いの再認識

    b.マイクロインタラクションという考え方

    c.アップルのモバイルガイドライン

    d.Googleのデザインガイドライン

  (2).エモーショナル視点を持つこと

  (3).ヒューマンエラーへの更なる配慮

  (4).「方向通則」の再考

※本講座では、分かりやすく使いやすいインタフェースとは、見て意味が分かり、今どのような状態なのかが分かり、構造が見てとれて、何が重要かも分かり、何をすれば良いかが分かり、何がどうなりそうかが分かるだけでなく、何をしたかも分かるものであり、その結果総合的に使いやすいと感じるものであるという考え方のもとに、どのようにして設計すればそのような分かりやすく使いやすいインタフェースを作れるかという知識を修得できるだけでなく、これからのインタフェース設計に応用できるいろいろな配慮事項についても言及する。基本的に講義を中心として展開するが、適宜ディスカッションも交えたい。

キーワード 人間中心設計 分かりやすいインタフェース 使いやすいインタフェース モバイル視点 エモーショナル視点 マイクロインタラクション ヒューマンエラー 方向通則
タグ デザイン感性・脳科学・認知工学使いやすさ・ユーザビリティ人間工学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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