〜 金属腐食メカニズム、鉄鋼の腐食事例と防食技術、アルミ合金・ステンレス鋼の特徴と腐食メカニズム・防食技術、局部腐食・腐食試験と予防技術 〜
- 長年の経験に基づき、２名の講師が腐食事例や防食技術・評価試験法について解説する講座！
- 鉄鋼材に加え、用途が増しているアルミ合金・ステンレス鋼の適切な腐食原因調査手法や効果的な対策技術を習得し、腐食トラブル防止に活かそう！
金属腐食の基礎と防食技術およびその事例
講師の言葉
（第１部）
炭素鋼の腐食問題は、生産活動から生活環境に至る広範囲に発生する可能性があります。これら腐食問題に対応するには、腐食の発生のメカニズムを理解して対策を検討しなければなりません。
講義では腐食の発生の原理であるメカニズムを分かり易く説明するとともに、腐食を把握するため腐食現象についても写真を含めて解説します。また腐食が発生した場合の対応として、解析方法を紹介します。さらに発生した腐食事例の解析も説明します。
（第２部)
機械や設備・装置の維持管理や製品の耐久設計において、金属材料の腐食の予防がますます重要な課題とされています。
ステンレス鋼とアルミ合金は、ともに表面に不動態皮膜を生成し耐食性に優れるため、使用分野が広がっています。ただ、不動態皮膜が破壊されると、粒界腐食、孔食、応力腐食割れなどの局部腐食につながってしまいます。これらの局部腐食は、発錆と違って、外観では判りにくいですが進展が速いので、対処が難しい腐食形態といえます。
本講では、ステンレス鋼とアルミ合金における局部腐食に対処するために、さまざまな局部腐食の形態・メカニズムと予防対策を解説します。
セミナー詳細
| 開催日時 |
|
|---|---|
| 開催場所 | 日本テクノセンター研修室 |
| カテゴリー | 電気・機械・メカトロ・設備 |
| 受講対象者 | ・金属の腐食、応力腐食割れに関して、基礎および応用知識が必要な技術者の方 ・機械、自動車、構造物など金属製品の開発設計・製造・品質管理、建築・発電・化学工業での設計・建設・メンテナンスに携わる技術者の方 |
| 予備知識 | ・上記受講対象者の技術者の方であれば特別な専門知識は不要です 基礎化学、金属工学、機械工学の知識があると理解が早まります |
| 修得知識 | ・腐食の基礎知識、腐食問題の対応について ・ステンレス鋼・アルミ合金など不動態金属に発生しがちな粒界腐食・孔食・応力腐食など局部腐食の形態とメカニズム、さらに予防対策について |
| プログラム |
（第１部） 金属腐食の基礎と対策：主に鉄鋼
１． 腐食のメカニズム
腐食の発生の要因を環境、材料、施工の面から説明します。
これらから腐食原因の解明や対策のヒントを説明します。
(1). 腐食とは
(2). 環境からの腐食
(3). 材料からの腐食
(4). 施工からの腐食
２． 腐食解析方法
腐食の原因解明のための方法の概要を説明するとともに、適用事例を説明します。
(1). 解析方法の体系
(2). 腐食形態と解析方法の関係
(3). 解析方法
３． 腐食事例と防食技術
(1). 実際に発生した事例を説明
a. プラント
b. 廃熱回収機器
c. ガルバニック腐食
(2). (1)についての腐食対策
（第２部） ステンレス鋼・アルミ合金の腐食・防食技術
１． ステンレス鋼とアルミ合金の特徴
(1). 材料基本特性
a. 金属組織、物性、機械的性質
(2). 製造と加工
a. 鋳造、圧延、加工の方法
(3). 実用合金の種類と特徴
２． ステンレス鋼とアルミ合金の腐食と予防対策
(1). 基本的な腐食特性
a. 電位-pH図、酸およびアルカリ耐食性、不動態特性
(2). 局部腐食の形態と発生メカニズム
a. 粒界腐食、孔食、すきま腐食、応力腐食、水素脆性など
(3). 局部腐食の評価試験と予防対策
a. 評価試験法、材料選定・環境制御など対策 |
| キーワード | 金属腐食 炭素鋼 アルミ合金 ステンレス鋼 腐食特性 電位-pH図 不動態特性 評価試験法 |
| タグ | 金属加工、プラント、機械、構造物 |
| 受講料 |
一般 (1名)：49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名)：44,000円(税込) |
| 会場 |
日本テクノセンター研修室〒 163-0722 東京都新宿区西新宿２－７－１ 新宿第一生命ビルディング（２２階）- JR「新宿駅」西口から徒歩10分 - 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分 - 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分 電話番号 : 03-5322-5888 FAX : 03-5322-5666 |
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