機械・構造物における疲労と強度設計への活かし方

〜 疲労破壊、腐食疲労、低サイクル疲労の基礎と疲労強度設計技術 〜

疲労破壊の実例を基に、破壊の発生メカニズムから破面解析、疲労強度設計技術まで解説する講座

・機械、構造物破損原因の半数以上を占める「疲労破壊」を防止し、機械や構造物の安全性、長寿命化を実現するための特別講座!

講師の言葉

 機械・構造物における破壊の原因の60%以上を占めるのが疲労破壊である。疲労破壊を防止するためには、疲労破壊の基本的なメカニズムを理解した上で、疲労破壊に及ぼす各種因子の影響を定量的に把握することが重要である。
 疲労破壊事象が生じた場合には、フラクトグラフィによって破面を解析して、破壊要因を定性的に、また、定量的に把握した上で対策を立案しなければならない。それらを踏まえた上で、実際の構造物の疲労強度設計を行うことが必要である。
 本講座では、以上のような、疲労の基礎から具体的な構造設計までを講義する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年04月27日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車をはじめした各種輸送機器、建設機械、工作機械、製造装置、設備、プラント関連の設計開発、信頼性保証、品質管理、解析関連に関わる方 ・機械材料の研究開発に携わる方 ・各種機器の構造解析に関わる方
予備知識 ・材料力学の知識があると理解が深まります
修得知識 ・疲労破壊、腐食疲労、低サイクル疲労など、疲労の基礎から具体的な構造設計 ・フラクトグラフィによる破損要因の定性的な把握
プログラム

1. 疲労破壊の実例

2. 金属材料の基礎
  (1). 結晶構造
  (2). 転位
  (3). すべり変形

3.疲労破壊
  (1). 疲労破壊の微視的機構
  (2). 疲労強度に及ぼす各種因子の影響
      a. 結晶粒径依存性
      b. 温度依存性
      c. 平均応力・残留応力の影響
      d. 予加工の影響
      e. 表面処理の影響
      f. 応力集中の影響
      g. 多軸応力

4.腐食疲労
  (1). 実機構造物における腐食疲労
  (2). 各種環境における腐食疲労
  (3). 高温純水中における熱疲労

5.低サイクル疲労

6.フラクトグラフィ
  (1). 破壊起点の同定
  (2). フラクトグラフィによる事故解析
  (3). 破面形態
  (4). 負荷応力の推定法

7.疲労強度設計への活かし方
  (1). 破壊と破損の様式
  (2). 構造と材料の選定
  (3). 疲労強度設計法

キーワード 疲労破壊 表面処理 応力集中 腐食疲労 低サイクル疲労 フラクトグラフィ 破面解析 疲労強度設計
タグ 金属材料材料応力解析機械構造物材料力学・有限要素法自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):51,700円(税込)
同時複数申込の場合(1名):46,200円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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