立体音響技術の基礎と製品開発への応用

〜 立体音響技術による超臨場感コミュニケーション、キューブ型アレイ・MVP方式による立体音響技術 〜

  • 立体音響や高臨場感音響技術を学び、より高度なバーチャルリアリティや製品開発に応用するための講座
  • 立体音響による超臨場感コミュニケーションへの応用技術を学び、3次元音響製品に活用しよう!

講師の言葉

 立体音響技術はまるで自分がその場にいるような臨場感を表現できるため、より高度なバーチャルリアリティやテレビ会議システムを実現するためには欠かせない技術である。本セミナーではまず立体音響技術を分類別に説明し、個々の技術がどの程度まで活用されているかについて述べる。次に、講師が専門としている波面合成技術の原理や歴史的な動向について説明し、講師が開発した技術を紹介する。最後に、講師が現在研究している立体音響技術を二例紹介する。一つは波面合成技術に基づいたものであり、実用化を目指すためにキューブ型のアレイを利用した技術である。もう一つはディスプレイの上下にスピーカを配置するだけで、まるで実物を見ているかのように感じさせる技術で、大画面テレビによるテレビ会議システムへの製品応用を目指している。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年05月11日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・電気・電子系、機械系、情報系の技術者、技術コーディネータの方 ・立体音響技術の活用を検討している技術者、コーディネータの方
予備知識 ・微分・積分や確率統計、ディジタル信号処理に関する知識があれば理解が深まります
修得知識 ・立体音響技術に関する基礎的な知識 ・社会の中で立体音響技術がどう活用されているのかを知ることができる
プログラム

1.立体音響技術の概要

 (1).高臨場感音響技術の展開

 (2).心理音響モデルによる聴覚ディスプレイ

  a.これまでの技術(ステレオフォニック、5.1chサラウンド)

  b.最新の技術(22.2chサラウンド、Dolby Atmos)

 (3)物理音響モデルによる聴覚ディスプレイ

  a.聴取点制御に基づく方式(バイノーラル、トランスオーラル)

  b.空間制御に基づく方式(波面合成法、境界音場制御、高次アンビソニック)

2.波面合成技術の動向

 (1).ホイヘンスの原理

 (2).黎明期の技術

 (3).波動場合成(Wave Field Synthesis)

 (4).指向性マイクロホンを用いた技術

3.キューブ型アレイによる波面合成技術

 (1).波面合成技術の実用化の可能性

 (2).システムの原理

 (3).基本性能の評価

 (4).最新の実装システム

4.Multiple Vertical Panning(MVP)方式による立体音響技術

 (1).システムの原理

 (2).垂直パニング能力の確認

 (3).基本性能の評価

 (4).実用化への取り組み

 (5).最新の実装システム

キーワード 立体音響  高臨場感音響  心理音響モデル 物理音響モデル Multiple Vertical Panning
タグ アンテナ通信スマートフォン音声処理使いやすさ・ユーザビリティ設備電気
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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