塑性加工FEM(有限要素法)の基礎と解析精度向上のポイントおよび例

〜有限要素法の基礎、解析モデル・材料特性・境界条件の選択、加工解析精度の向上例〜

塑性加工FEMの「中身」を正しく理解した上で解析精度を向上させ、塑性加工の精度向上へ活かすための講座

・適切な解析モデル、境界条件の選択など各種パラメータを正確に設定し、加工品の高精度化と品質向上を実現しよう!

講師の言葉

 近年、塑性加工品の設計・製造、あるいはその素材の開発などの現場では、市販FEMソフトウエアを用いた解析が多く使われています。これらは極めて有力なツールですが、役に立つ解析結果を得るためには、適切な解析モデル、境界条件などの選択、正確な各種パラメータの設定が必要です。そのためには、FEMソフトウエアの中でどのような計算がなされているのか、入力パラメータがどのような意味を持つのかを理解することが重要です。
 本講義では塑性加工FEMの中身について分かりやすく説明します。またそれをベースに解析の精度向上のため、どのような点がポイントとなるのかを、いくつかの実例とともに解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年10月26日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・若手塑性加工技術者でFEMを基礎から学びたい方 ・塑性加工の工程設計やプレス、金型、素材等の選択にFEMの活用を検討している方 (自動車をはじめとした輸送機器、建設機械、工作機械の設計開発、生産技術、品質保証、解析等に関わる方や、 金属材料の研究開発、金型の設計などに関わる方)
予備知識 ・高校レベルの簡単な数学の知識
修得知識 ・塑性変形中に材料内部で何が起こっているのか ・塑性加工FEMソフトウエアの中でどういう計算をしているのか ・解析モデルの作成のポイント ・解析精度向上のためにおさえるべきポイント
プログラム

1. 塑性という現象
  (1). 塑性変形と転位
  (2). 材料の強度に影響する諸因子
  (3). 塑性力学の考え方

2. 塑性加工FEM(有限要素法)の基礎
  (1). CAE(Computer Aided Engineering)と有限要素法
  (2). 有限要素法の基礎
     a. 応力とひずみ
     b. 降伏条件と構成式
     c. 要素による離散化
     d. 剛性方程式

3. 塑性加工FEM解析の実際
  (1). 解析モデル、解法の選択
  (2). 材料特性の選択
  (3). 境界条件の選択
  (4). 解析事例

4. 解析精度向上のポイント
  (1). V & V (Verification & Validation)
  (2). 計算モデルの問題
     a. 構成式
     b. メッシュ分割
     c. 境界条件
  (3). 解の収束に関する問題
  (4). パラメータの値に関する問題
     a. 変形抵抗、異方性
     b. 摩擦
     c. 加工限界
     d. その他

5. 加工解析における精度向上の実例

キーワード 塑性 塑性加工 塑性変形 材料強度 塑性力学 FEM 有限要素法 CAE 応力 ひずみ 降伏条件 離散化 剛性方程式 解析モデル材料特性 境界条件 V & V Verification & Validation 計算モデル 構成式 メッシュ分割 境界条件 解の収束 変形抵抗 異方性 摩擦 加工限界
タグ 金属加工機械自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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