構想設計における技術要件の見える化と手戻り・品質トラブル防止への活用 〜演習付〜

〜構想設計段階での品質の作り込み、技術ばらしによる設計要件の見える化と製造要件の見える化〜

  • 属人的なノウハウに依存せずに、要求検討を適切に行い、構想設計を進めるための講座!
  • 求められる機能・性能を実現するために、実現方式、主要部品の構成・能力などを検討するポイントを身につける演習講座!

講師の言葉

 昨今のものづくりで求められる要求は、様々な環境変化により複雑かつ多岐に渡ってきています。一方、開発期間は今以上に短縮することが求められており、要求の検討漏れによる品質トラブルは、会社に致命的なダメージを与えかねません。このような状況下においては、詳細設計に入る前の構想設計の段階でどれだけ要求が検討できているかが勝負の分かれ目となります。
 本プログラムでは、構想設計段階での検討すべき要求を把握して品質をつくり込むために、検討すべき製品の要件(設計要件)と製造工程の要件(製造要件)を構造化して見える化する考え方・手法をお伝えします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年09月11日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 構想設計に携わる人全般(設計担当者、生技担当者問わず)
予備知識 特に必要ございません
修得知識 ・構想設計段階における設計要件と製造要件を見える化する手法
プログラム

1. 構想設計段階の課題
10年来のコンサルティング実績から製造業のトレンドとそこから見える課題をお伝えします。そして課題解決手法の1つである技術の見える化の基本を学んでいただきます。

  (1). 近年の製造業のトレンド 〜10年来のコンサルティング実績より〜
  (2). 構想設計段階の課題
  (3). 技術の見える化とは
  (4). 技術ばらし基本編(演習)

2. 設計領域の見える化
技術ばらしを利用して以下「1」〜「3」を見える化する考え方・手法を学んでいただきます。
 「1」 製品に求められる要求
  ・性能、信頼性など製品開発において押さえておくべき要求のフレームワーク
 「2」要求を達成するために検討すべき設計要件
   ・要求から設計者が検討すべき具体的な目標までブレイクダウンする考え方
 「3」設計要件の実現手段(設計要素など)
   ・製品の構造分解と設計要件との関連性整理の考え方
※『設計要件』→性能や機能など要求を達成するために製品が達成すべきこと、また実現手段検討の制約条件

  (1). 設計要件を見える化する
    a. 上位設計要件を決める
    b. 設計要件ばらしのフレームワーク説明
    c. 設計要件をばらす(演習)
  (2). 設計要素を見える化する
    a. 製品構成を決める
    b. 設計要素をばらす(演習)
  (3). 設計要件をどの設計要素で実現するかを見える化する
    a. 設計要件を実現するための設計要素と紐付ける(演習)
  (4). 設計領域の見える化の活用事例紹介
    a. 自動車業界におけるFMEA、DRBFMへの展開事例

3. 製造領域の見える化
本章では、構想設計段階での品質つくり込みを実行する上で特に重要な、製造性(モノの作りやすさ)の早期検討を実現するために以下「4」〜「5」を見える化する考え方、手法を学んでいただきます。
 「4」 製造工程において達成すべき要件
   ・製造工程の分解とそこで求められることを整理するフレームワーク
 「5」 製造要件を達成するための製造要素
   ・製造の構成要素分解のやり方
 「6」 製造要件のうち、構想設計に早期に展開すべき内容
   ・製造要素だけでの対応可否と、背反事項を加味して設計変更依頼すべき内容の見極め方

  (1). 製造領域の見える化フレームワーク説明
    a. 3M1Eのフレームワーク
  (2). 製造領域を見える化する(演習)
    a. 製造要件を見える化する
    b. 製造要素を見える化する
    c. 製造要件との関係を見える化する
  (3). 設計-製造連携の事例紹介
    a. 産業機器業界における事例

4. 総括、質疑応答

本講座の特徴
見える化する手法の説明と演習を交えながら進めることで受講者の皆様に見える化のスキルを身につけていただくと共に、適宜事例を紹介していきながら実務での利用シーンを理解していただけるような構成としています。

キーワード 構想設計 品質つくり込み フロントローディング 設計要素 製造要素 技術ばらし
タグ 業務改善機械設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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