設計凡ミス退治・自己点検の進め方とその事例 〜演習付〜

〜設計担当者自己点検の在り方・基本原則・取組み方とケーススタディ〜

  • 豊富な経験に基づく解説と演習により、設計内容自己点検実施のポイントを修得できる講座!
  • 設計時に必要な技術判断基準と注意点を担当者が身につけ、検図負担軽減と手戻り削減に活かせる特別講座!

講師の言葉

 凡ミスには、不注意で発生する形態と、判断による形態の二種類があります。不注意の凡ミスは、本人が注意して取り組めば防げます。これを上司・先輩や同僚の手を煩わし検図するのは、大変無駄なことです。本人の注意が行き届かないのは、注意の仕方が判らない事と、先輩や上司が検図で代わりに見付け指摘してくれるため気に掛けず、検図者に任せれば良いと言う依存心が身に着き、本人が手抜きする結果です。一方判断の凡ミスは、識らないことが原因です。つまり識らないのに勝手に判断し、凡ミスに至るものです。
 従って設計時の凡ミス防止のため上司・先輩が組織的に必要な対応は、設計時に必要な技術基礎教育や技術判断基準と注意点を資料や指導で事前に担当者へ適切に与え、身につけさせるか?また本人自身へ凡ミス防止へ努力させるか? に掛かっています。
 これら設計時の凡ミス防止で担当者自身へ必要な取り組み法を、講師の豊富な経験を許に、101のケーススタデイテーマで具体的な対応法をご紹介致します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年05月20日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・設計担当者、検図担当者(検図負担を減らすための在り方、指導について学びたい方)、技術営業担当者 ・機械、自動車、エネルギー、建設、化学、設備・機器(アパレル、食品、医療機器、医薬品)関連の企業の方
予備知識 特に必要ありません
修得知識 ・設計担当者自身による凡ミス(ヒューマンエラー)防止と取り組み法 ・凡ミス防止対策としての先輩・上司検図負担を減らすための在り方・考え方 ・凡ミス防止と設計時に必要な設計ツール類   (方法書・手順書・基準書・手本図・等)の整備・構築法 ・凡ミス防止と先輩・上司に必要な事前・途中の指導実施法
プログラム

1. 設計凡ミス(ヒューマンエラー)防止対策で担当者自己点検法のあり方、考え方
  (1). 設計内容自己点検は、着手前準備時から開始する
  (2). 担当者自身で防げる凡ミス(ヒューマンエラー)は、原則他人へ頼らず本人が防止する
  (3). 設計内容自己点検は、担当者自身の技術力確認であり、経験則修得を大切に
  (4). 先輩経験の共有化には、標準(設計方法、手順、基準、手本図、目標時間、等)類のツール化を大切に

2. 設計内容面で凡ミス(ヒューマンエラー)防止自己点検の基本原則と取り組み方

  (1). 「設計仕様」作成面の自己点検に必要な原則とテーマ
  (2). 「新規開発」着手面の自己点検に必要な原則とテーマ
  (3). 「技術検証」着手面の自己点検に必要な原則とテーマ
  (4). 「基本設計」着手面の自己点検に必要な原則とテーマ
  (5). 「詳細設計」着手面の自己点検に必要な原則とテーマ
  (6). 「出図図書」作成面の自己点検に必要な原則とテーマ

3. 機能面で凡ミス(ヒューマンエラー)防止の自己点検取り組み法

  (1). 「仕様設定」面の注意点と取り組み法
  (2). 「機能抽出」面の自己点検法
  (3). 「性能・特性設定」面の自己点検法
  (4). 「設計条件設定」面の自己点検法
  (5). 「仕様書」作成および「不具合予測」の簡単な演習

4. コスト・精度・工法面の凡ミス(ヒューマンエラー)防止自己点検取り組み法

  (1). コスト目標設定面の自己点検見積り比較法
  (2). 生産設計(材料・工法・精度選択)面自己点検法
  (3). コストダウン(材料使用量・工法組合せ)面の自己点検法
  (4). 経験則適用と故障予測面の自己点検法

5. 出図図書の凡ミス(ヒューマンエラー)防止自己点検取り組み法

  (1). 出図図書作成時の凡ミス(ヒューマンエラー)防止自己点検法
  (2). 材料と処理法選択面の凡ミス(ヒューマンエラー)防止自己点検法
  (3). 工作・加工・組立・測定法選択面の凡ミス(ヒューマンエラー)防止自己点検法

6. 凡ミス(ヒューマンエラー)防止と自己点検のケーススタデイ

  ・101のケーススタデイテーマによる凡ミス(ヒューマンエラー)防止自己点検法

7. 質疑応答およびコンサルテーション


豊富な事例が紹介されている、講師の著書を配布します。

企業、管理者の方へ

 設計担当者に凡ミスを作り込ませておいて、先輩や上司が後から探す検図を出図前に行ってはいませんか?設計の凡ミス防止では、如何に担当者自身に設計途中で凡ミスの作り込みを防止させるか?が、大切です。そのためには、作り込まれた凡ミスを後から探す検図を出図前に先輩や上司が実施していてはだめで、設計を進めて行く全ての過程で担当者本人へ凡ミス防止に自助努力を払わせる必要があります。つまり凡ミス防止の重点を、先輩・上司検図から自己点検実施で品質確保へ対応法を変える必要があります。

キーワード 機械設計 設計 凡ミス 仕様書条件 工作 加工 設計条件 検図負担
タグ 機械工作機
受講料 一般 (1名):51,700円(税込)
同時複数申込の場合(1名):46,200円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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