新しい価値を創るセンサおよびセンサ情報処理技術の基礎と製品開発への応用

〜センサ・イノベーションによる技術変革・代表的センサデバイスの原理と構造、トリリオンセンサ〜

・製品の価値を大きく左右するセンサ技術を修得し、高度なセンシングシステムに応用するための講座

・適切なセンサと強力な情報処理技術を効果的に応用し、付加価値の高い製品開発へ応用しよう!

講師の言葉

 近年、センサは商品に新たな価値を創りだすキーコンポーネントとして注目され、センサの性能が商品の進歩を支配しています。たとえば、イメージセンサの画質と手ぶれ補正用センサと情報処理の性能がデジカメやビデオの進歩を左右し、非常ブレーキシステムや自動運転システムでも、センサの性能がビジネスと技術の世界に変革をもたらしているので、センサ・イノベーションと呼べるでしょう。スマホのようにセンサが人の行動や意図を理解して機械がただちに適切な動作を行う結果、人と機械の間の情報の交流が改善され、使い心地の良さを実現しました。従来は人が機械の構造や設計を理解して操作してきましたが、機械が人に合わせる時代が来ました。
 その背景にセンサの情報から人の行動や意図を理解する情報処理技術が働いています。製品やシステムの設計において、適切なセンサと強力な情報処理技術を選択して応用することで、新しい価値を創出されます。高度化した自動化の機能が人の生命や安全に密接に関係する結果、センサおよび自動化システムの信頼性が要求され、特に車の電子化においては重要です。
 本セミナーではセンサ技術の革新と新しい情報処理の応用を中心にして、センサと情報処理技術をやさしく解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年05月12日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備ソフト・データ・画像・デザイン研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・センサを使用する機器の設計開発技術者 ・センサデバイスの開発技術者 ・センサシステムの設計開発技術者 ・自動化システム、ロボット、自動車、医療機器ほか関連企業の開発設計技術者
予備知識 ・物理や電子回路の基礎知識があればより理解が深まるが、必要不可欠ではありません
修得知識 ・センサ技術の基礎と正しい選択について中核となる知識が得られます ・新しい価値を生むアナログ情報処理とディジタル情報処理の基礎が理解できます ・センサ技術の進歩や現在進行しつつあるセンサ・イノベーションの動向が推察できます ・自動化機械や電子機器のユーザーインタフェースにおけるセンサ応用の設計指針が得られます
プログラム

1.センサと情報処理技術の基礎と知識の整理
  (1).センサ工学の構成とセンシング対象のモデル化
  (2).センサと情報処理技術の分類と用途の合理的選択
    a.信号とノイズの分離
    b.アナログ情報処理とディジタル情報処理の相違
  (3).センサ情報処理の基礎とディジタル処理の特徴
    a.ディジタル・フィルタとは
    b.ディジタル処理の特徴を生かす応用
  (4).超小型MEMS型センサの興隆と情報処理
    a.MEMS型とは
    b.MEMS型センサの特徴と応用
  (5).マイクロマシン技術によるセンサ生産の革新 
  (6).センサの市場規模 売れているセンサと理由

2.センシングのパラダイムシフト
  (1).ディジタル情報処理技術の急発展
  (2).画像処理技術の拡大
  (3).人と機械との情報交流に使用されるセンサと情報処理
  (4).新しい付加価値を生む人の意図のセンシング

3.代表的センサデバイスの原理と構造の理解
  (1).物理量センサの原理と構造
  (2).化学量センサの特徴と原理
  (3).分子認識可能なバイオセンサ

4.センシングシステムの新展開
  (1).スマート社会と情報の意味を理解するシステム
  (2).先端科学・技術におけるセンシング・システム

5.新しい価値を創出するセンシングインテリジェンス
  (1).人の意図を検出して対応する機械のセンサと情報処理
  (2).人が不可能な操作を実現センシング・システム
  (3).センシングのマルチモード化と信頼性
  (4).知能化ロボットとセンシングインテリジェンス

6.センシング技術の将来は
  (1).高度自動化とセンサ応用技術
  (2).高度医療とセンシング技術
  (3).トリリオンセンサが拓く世界

キーワード センサ センサ情報処理 自動化システム ノイズ ディジタル・フィルタ MEMS バイオセンサ 知能化ロボット トリリオンセンサ
タグ 精密機器・情報機器信号処理イメージセンサカメラセンサロボット計測器電子部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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