沸騰浸漬冷却の基礎と実用化および冷却システムの高性能化への応用 ~演習付~ <オンラインセミナー>
~沸騰浸漬(液浸)冷却技術の実用のポイント、ロータス金属による冷却システムの性能向上とその実装事例、電子機器の実装設計で重要な接触熱抵抗とその低減技術 ~
・伝熱の基礎から沸騰浸漬冷却の特長や実用化のポイント、電子機器の実装設計手法までを修得し、実システムに応用するための講座
・空冷・水冷システムよりも高い冷却性能を示し、省エネ効果の高い沸騰浸漬冷却技術と、その冷却性能をさらに向上する放熱材料およびその活用事例を学び、冷却システムの最適化に活かそう!
・データセンターやEV用SiCインバータなど、今後の重要設備・機器への実装に関する最新の取り組みまで解説します
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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。
講師の言葉
今後の情報通信技術(ICT)の発展により、近い将来ICT分野では現在の1000倍もの電力が消費されることが予想されています。特にデータセンターでは莫大な電力が消費されますが、その中でも4割もの電力が冷却に利用されることから省エネ型の冷却技術はICTを支える欠かせない技術となります。
本セミナーでは、今後の冷却技術への要求事項を説明したのち、対流・沸騰熱伝達を中心とした伝熱の基礎を概説します。その後、特に今後のキーテクノロジーとして期待されているデータセンターとEV用SiCインバータに対して、省エネ型の冷却システム「沸騰浸漬冷却」の特長と実用に向けた課題を説明し、ロータス金属という特殊な金属材料による冷却性能の向上手法を実用事例とともに解説します。最後に電子機器の実装設計でカギを握る接触熱抵抗の重要性と最新の低減技術を紹介し、まとめとして熱設計と実装についての事例紹介と演習を行います。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2025年12月17日(水) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備 |
受講対象者 |
・放熱デバイスの設計・開発に携わる方
・液浸冷却技術、特に沸騰浸漬冷却に興味や関心のある方
・冷却システムの性能向上への新しいアプローチを探している方
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予備知識 |
・特に必要ありません |
修得知識 |
・サーマルマネジメントに必要な伝熱工学の知識
・沸騰浸漬冷却技術の考え方やメリット・デメリット
・ロータス金属(多孔質金属)の特徴とその冷却効果
・接触熱抵抗の重要性と最新の低減技術
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プログラム |
1.冷却システムの現状
(1).放熱・冷却技術への要求事項
(2).既存の冷却システムの事例
(3).既存の冷却システムの課題と限界
2.伝熱の基礎
(1).伝熱の3形態
(2).対流熱伝達
(3).沸騰熱伝達
a.流動沸騰熱伝達
b.プール沸騰熱伝達
3.沸騰浸漬(液浸)冷却技術の実用のポイント
(1).沸騰浸漬冷却について
a.沸騰浸漬冷却の概要
b.なぜ沸騰浸漬冷却が必要か
c.現状の課題と対策
d.既存の応用例
(2).既存システム(空冷・液冷)との比較
a.構成機器の比較
b.熱伝達率の比較
c.消費エネルギー(ポンプ動力)の比較
(3).活用が期待されている分野
a.データセンターのCPU/GPU冷却
b.電気自動車用SiCインバータ冷却
c.省エネ効果とコストについて
4.ロータス金属による冷却システムの性能向上とその実装事例
(1).ロータス金属とは
a.ロータス金属の構造
b.他の多孔質体にはないロータス金属の特徴
(2).ロータス金属の呼吸効果と応用例
a.呼吸効果とは
b.沸騰浸漬冷却システムへの応用
c.空冷システムへの応用
5.電子機器の実装設計で重要な接触熱抵抗とその低減技術
(1).接触熱抵抗の発生要因
(2).TIMによる接触熱抵抗の低減
(3).接触熱抵抗の測定技術
(4).熱設計と実装事例および演習
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キーワード |
省エネルギー SDGs 沸騰浸漬冷却 液浸冷却 沸騰冷却 サーマルマネジメント 熱管理 放熱材料 放熱設計 ロータス金属 多孔質 冷却システム 水冷 空冷伝熱工学 接触熱抵抗 TIM |
タグ |
インターネット、エネルギー、化学、空調、パワーデバイス、プラント、GPU、実装、車載機器・部品、省エネ、精密機器、電気、電源・インバータ・コンバータ、電子部品、伝熱、熱設計、配管、ITS、LSI・半導体 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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