ISO56001/ISO56002に基づく「イノベーション・マネジメントシステム(IMS)」の構築と認証取得および実践のポイント <オンラインセミナー>

〜 IMSの全体像と8つの原理原則、自社独自のイノベーションプロセスとIMS構築のポイント、取得企業から学ぶISO56001認証取得への道筋とポイント 〜

・自社独自のイノベーション・マネジメントシステム構築と価値創造プロセスを体系的に修得し、成功確率を上げるための効率的な研究開発に活かすための講座
・成功・失敗の事実に基づいたIMSの全体像と8つの原理原則を修得し、IMS導入と構築を成功させて、既存事業の変革と新規事業の創出を実現しよう!

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講師の言葉

 いま世界では、イノベーション・マネジメントシステム(IMS)の構築が、製造・素材・電機・情報通信・サービスなど各分野へと急速に広がっています。その目的は「イノベーションの成功確率を高める」こと。イノベーションとは既存事業の変革と新規事業の創造であり、本業でも新規でも価値を創り続ける「両利きの経営」を実現する鍵がIMSです。インベンション(発明)とイノベーションは違うこと、「イノベーション=技術革新」という誤解を捨て去ることを理解したうえで、産業史上初めて国際標準化されたIMSに則したイノベーション活動の必要性とその進め方を紹介します。2019年に産業史上初の国際規格ISO56002が発効し、経済産業省はこれを基に行動指針を公表、2024年には認証規格ISO56001が発効して「認証の時代」に入りました。
 本セミナーでは、IMSの全体像(4〜10章のPDCA)と8つの原理原則を、徹底して成功・失敗の事実(Fact)に基づき洞察(insight)します。仕組み軸の具体的な創り方と最新の実践軸の手法を同時並行で進める重要性、規格に分散して埋め込まれた「失敗の許容」と「危機感」、自社独自の価値創造プロセスの設計を提示します。事業機会に関する意図をもとに「機会の特定」を進める際のヒントとなる投資動向や、危機感に関する現状と認識のギャップを示し、日本企業のあるべき形を議論します。さらに、IMSの成熟度・実現度とイノベーションの成果・手応えとの関係、知識創造プロセスであるイノベーションプロセスの将来の方向性、メタネーションや生成AI活用などエネルギー・全業種の最新事例、そしてISO56001認証取得の具体的な進め方(5ステージ・12ヶ月)までを、ゼロから体系的に解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2026年12月01日(火) 10:00 ~ 17:00
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・経営企画、イノベーション・新規事業部門、研究開発部門、知財部門、既存事業における新事業担当者、部長・課長・役員クラスの方
・エネルギー、素材・化学、製造業をはじめ、自社へのIMS(ISO56001/56002)の導入・構築を検討されている全業種の方
予備知識 ・特に必要ありません。ゼロから学べる内容です
・自社の組織やイノベーション活動の現状を把握したうえでご受講いただくと、より具体的な気づきが得られます
修得知識 ・ISO56000シリーズ(IMS)の必要性と背景(経済産業省の行動指針を含む)の把握
・ISO56002(ガイダンス)とISO56001(認証規格)の全体像と違いと相違点
・8つの原理原則、4〜10章のPDCA構造、8章の5段階プロセス
・自社へのIMS導入・構築に向けた最初の一歩を踏み出せる
プログラム

1.いま、なぜイノベーション・マネジメントシステム(IMS)なのか
  (1).はじめに ― “仕組み”でイノベーションを起こす
    a.インベンション(発明)とイノベーションの違い、「イノベーション=技術革新」という誤解を捨てる
    b.イノベーションとは「既存事業の変革」と「新規事業創造」=両利きの経営
    c.新事業創造の実例から見る価値創造プロセス(大阪ガスの事例)
  (2).イノベーションの定義を整理する
    a.シュンペーターの定義/清水洋教授(早稲田・シュンペーター賞)の考え方
    b.マイケル・ポーターの共通価値の創造(CSV)
    c.JINの考え方とISO56000の定義
  (3).経済産業省の行動指針とIMSの歩み
    a.ISO/TC279発足(2013)からガイダンス規格ISO56002発効(2019)まで
    b.経済産業省・JIN「価値創造マネジメントに関する行動指針」(2019)
    c.グリーンイノベーション基金の採択要件とIMSへのコミット
    d.認証規格ISO56001の発効(2024)と「認証の時代」の到来

2.イノベーション経済の時代と「危機感」の検証
  (1).成長はイノベーションからもたらされる
    a.洞察獲得の競争 ― 洞察がなければイノベーションは興らない
    b.事実(fact)を集め洞察(insight)する試行錯誤のプロセス
  (2).日本の国際競争力と危機感のギャップ
    a.IMD調査に見る日本の現状と認識のギャップ
    b.危機に対する欧米と日本の対応の違い
  (3).企業幹部が選んだ「危機要因」から自社の未来を考える
    a.産業構造の変化・新規参入・ビジネスモデルの陳腐化 等
    b.事業機会に関する「意図」と機会の特定のヒント

3.国際規格ISO56000シリーズとIMSの全体像
  (1).ISO56000シリーズの概要と構成
    a.ISO化の経緯とシリーズ規格の全体像
    b.ISO56002(ガイダンス)とISO56001(認証規格)の違い ― 日本企業に必要な「Shall」
    c.他のマネジメントシステム規格(品質ISO9001等)との関係
  (2).IMSの8つの原理原則
    a.価値の実現/未来志向のリーダー/戦略的な方向性/組織文化
    b.洞察の追求/不確実性のマネジメント/柔軟性/システムアプローチ
  (3).PDCAに基づくISO56001の構成(4章〜10章)
    a.4章 組織の状況 ― WHY(意図)を現場まで浸透させる
    b.5章 リーダーシップ ― すべての階層に必要
    c.6章 計画/7章 支援体制(12の要素)
    d.8章 活動 ― 5段階プロセス
    (機会の特定→コンセプト創造→検証→ソリューション開発→導入)
    e.9章 評価/10章 改善
  (4).規格に分散して埋め込まれた重要概念
    a.「失敗の許容(失敗からの学習)」はどの条文に分散しているか
    b.「危機感(変革の必要性の認識)」はどの条文に分散しているか

4.自社独自のイノベーションプロセスとIMS構築のポイント
  (1).自社独自のイノベーション(価値創造)プロセスを造る
    a.マネジメントの3つのレベル
    b.知の探索と知の深化を非線形・反復的に行き来する
  (2).不確実性とリスクのマネジメント
    a.「行うリスク」と「行わないリスク」/ポートフォリオの考え方
  (3).ISO56001認証取得がもたらすメリットとインパクト
  (4).どうすればIMSを構築できるか ― 導入プロセスと成熟度

5.実践事例とイノベーション経営の最前線
  (1).技術経営(MOT)とIMSのマッピング
    a.「技術を新事業に活かす」MOTの重要事項とISO56001/56002の対応
  (2).エネルギー業界・大阪ガス(Daigasグループ)の実践事例
    a.世界最高水準のメタネーション技術によるeメタンのR&D→事業化
    b.革新的シーズを活用したバイオ材料・カーボン材料の開発と事業化
    c.生成AIを活用したカーボンクレジット品質評価システム(GreenChecker)
    d.カーブアウト型ベンチャー(SPACECOOL等)と社内/社外二本立ての価値実現
  (3).認証取得企業に学ぶ ― OKI「Yume Pro」全員参加型イノベーション
  (4).グローバルベンチマーク ― なぜ世界はIMSを採用するのか
    a.ISOへの“誤解”を超えて
    b.エネルギー業界 欧州6社の採用動向
  (5).まとめ ― 仕組みでイノベーションを起こし、「意図」を「価値」へ変える
 
6.ISO56001認証取得への道筋とポイント ― 支援プログラム(5ステージ・12ヶ月)
  (1).Stage1 学習・設計(Learning & Design) ― 共通言語の獲得と実行計画の策定
    a.ISO56001基礎研修・上級IMS研修(規格の全体像・8つの原理原則・要求事項の実装)
    b.認証取得ステップ設計(スコープ定義・体制合意・ロードマップ/トップのコミットメント)
  (2).Stage2 ギャップ分析Ⅰ ― 現状の可視化・ギャップの特定・強みの発見
    a.キーマンインタビュー・組織アンケート(定量評価)・文書レビュー
    b.ギャップ解析と課題リスト(優先度順)の作成
  (3).Stage3 IMS設計・構築 ― 認証審査に必要な全文書の完成と運用可能なIMSの構築
    a.ギャップ解消・ゲート審査の設計(Camp2)
    b.文書化(イノベーション・マニュアル、プロセス規定書4種、様式集)(Camp3)
  (4).Stage4 内部監査員養成・審査準備 ― 「自浄作用」の仕組みと本審査の予行演習
    a.内部監査員研修と内部監査の実施
    b.マネジメントレビュー(成果・KPI・改善方針)
  (5).Stage5 認証機関による審査 → ISO56001:2024 認証取得
    a.文書審査(第一段階)・面接審査(第二段階)への対応
    b.指摘事項対応 → 合格・認証書発行、取得後の維持審査・更新審査

キーワード イノベーション・マネジメントシステム(IMS) ISO56000 組織文化 不確実性のマネジメント 価値創造 リスクマネジメント MOT グローバルベンチマーク スコープ定義 体制合意 ロードマップ マネジメントレビュー
タグ イノベーション技術経営経営・マネジメント研究開発商品開発新事業
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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