制御バリア関数(CBF)の基礎と制御系設計および実装のポイント ~デモ付~ <オンラインセミナー>

~ 自律システムにおける安全性と制御、制御バリア関数の仕組み、実機実装のポイント、Python/MATLABによる実装デモ ~

・システムの安全性を保証する制御バリア関数を修得し、制御系設計に応用するための講座

・制御バリア関数の具体的な実装方法を修得し、安全性の高い自律移動システムの開発へ応用しよう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 自動運転、ドローン、産業ロボットなど自律システムの社会実装が進む現在、制御工学が果たすべき最重要課題の一つが「安全保証」です。制御バリア関数(CBF)は、目的地に向かうノミナル制御に「数理的な壁」を外付けすることで安全性を保証する強力な手法であり、近年急速に普及しています。

 本セミナーでは、CBFの基礎理論を平易に解説したうえで、標準的なQP-basedの実装アルゴリズムを示します。その上で、QPソルバの計算遅延を回避する、QPレス・解析解アプローチを紹介します。KKT条件の事前解析により、閉じた系式で制御アルゴリズムを与えるため、マイコン等の簡易コントローラへの実装に効果を発揮します。

 Python/MATLABを用いた実装デモでは、連続系と離散系の取り扱いの違いを示しながら、従来のQPソルバ駆動と解析解駆動の両アルゴリズムを紹介します。最後に応用事例を示し、現場で使えるための基礎講座として一日で習得できる構成です。

セミナー詳細

開催日時
  • 2026年12月24日(木) 10:00 ~ 17:00
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自律移動ロボット、ドローン、自動運転技術などの開発に携わる技術者
・安全性を考慮した制御系設計に関心のある設計担当者・開発担当者
・制御バリア関数(CBF)を聞いたことがあり、具体的な内容と実装手法を学びたい方
・マイコン・FPGA等の組込み環境でリアルタイム制御を実装する必要がある技術者
予備知識 ・制御工学に関する基礎知識(状態方程式、フィードバック制御、安定性)
※数式を覚えてなくても結構です
修得知識 ・制御バリア関数(CBF)の理論的基礎
・CBFの種類(ZCBF、RCBF、ECBF、High-order CBF)と制御対象との関係
・CLF-CBF-QPによる制御系設計の手順
・QPレス・解析解アプローチの原理
・Python/MATLABによる実装デモプログラム
プログラム

1.自律システムにおける安全保証付き制御の必要性

  (1).自動運転・ドローンなど自律システムの社会進出と「安全性」の意味

    a.自律システムが扱う「安全性」の具体例(衝突回避、速度制限、姿勢限界)

    b.従来制御理論(LQR、PID)の限界(制約条件の取り扱いの難しさ)

    c.モデル予測制御(MPC)の利点と課題(実装負荷)

 

  (2).制御バリア関数(CBF)の登場と直感的理解

    a.目的地に向かう「ノミナル制御」を活かし、危険領域に「数理的な壁」を外付けする思想

    b.CBFが解く問題と解かない問題:安全保証と最適性の使い分け

    c.実機運用の現場で起きる「制御の破綻」と「計算遅延によるフリーズ」の事例

 

2.CLF-CBF-QPの仕組み

  (1).制御リャプノフ関数(CLF)の復習

    a.目的地到達のためのCLF

    b.Sontagの普遍公式とMin-Norm解の考え方

 

  (2).制御バリア関数(CBF)の導入

    a.「危険から遠ざかる力」としてのCBF

    b.Zeroing CBF、Reciprocal CBF、Exponential CBFの整理

 

  (3).CLF-CBF-QPの枠組み

    a.不等式制約としてのCLF条件とCBF条件

    b.二次計画問題(QP)としての定式化と毎ステップの最適化

    c.目的地到達(CLF)と障害物回避(CBF)を同時に考慮する思想

 

3.制御バリア関数の理論とロボットの物理的な対応

  (1).相対次数とCBFの選び方

    a.スカラーCBF(相対次数1):速度を直接指令できるロボット(簡易的な車輪型ロボット)

    b.High-order CBF / Exponential CBF(相対次数2以上):力・トルクを入力として位置の安全を縛る(ドローン、モータ駆動ロボット)

    c.現場での選択基準:ロボットの動特性とCBFの種類のマッピング

 

  (2).バリアの性質による分類と現場での影響

    a.ZCBF / RCBF / ECBFの違い:「減速の滑らかさ」「境界からの復帰性」に与える影響

    b.境界付近でのチャタリング現象の発生メカニズム

 

4.実機実装の観点/QPレス・解析解アプローチ

  (1).実装の壁①:解なし(Infeasible)問題

    a.CLFとCBFの制約の競合によるQPソルバ停止リスク

    b.スラック変数による緩和と現場での運用上の工夫

 

  (2).実装の壁②:計算遅延と離散化の罠

    a.サンプリング時間Δtの合間に境界を突き破る「安全のすり抜け」現象

    b.離散化に対するロバスト化と安全マージンの設計

 

  (3).QPレス・解析解アプローチ

    a.入力制約付きCBF(ISCSf-CBF)とロバスト軌道追従(ISS-TCLF)の融合

    b.KKT条件を事前に手計算で解き明かす設計手法

    c.クローズドフォーム解の導出と実装上の利点

 

5.Python/MATLABによる実装デモとベンチマーク

  (1).モバイルロボットの障害物回避・軌道追従の実装

    a.Python/MATLABによる環境構築

    b.ノミナルコントローラの実装

    c.CBFの追加

 

  (2).「ソルバ駆動」vs「解析解駆動」の比較

    a.OSQPなどの数値最適化ソルバを毎ステップ呼び出すコード

    b.第4章の解析解を直接記述したコード

    c.ステップ毎の計算時間計測(ベンチマーク)

 

  (3).実装上のはまりどころと対策

    a.境界付近で発生するモータのチャタリング振動の確認

    b.クラスK関数の平滑化による振動抑制

    c.パラメータ(α、γなど)の調整方法と現場での感覚値

 

6.制御バリア関数の応用例

  (1).現実の外乱への対策

    a.ロバストCBF:最悪値を想定した設計

    b.確率的CBF:確率分布で攻める設計

    c.現場での使い分けの指針

 

  (2).AI・機械学習との融合

    a.データ駆動型CBF:路面状況等のリアルタイム学習

    b.Neural CBF:複雑な環境における安全関数の自動生成

    c.PINN・サロゲートモデルとの統合

 

  (3).実装事例

    a.UAV/UGV の障害物回避制御

    b.ハプティクスによる遠隔制御(人間の誤操作のフィルタリング)

    c.ロボット群コントロール

キーワード 制御バリア関数 CBF CLF CLF-CBF-QP 安全制御 制御理論 自律システム 自動運転 ドローン ロボット制御 障害物回避 安全保証 最適制御 モデル予測制御 MPC 二次計画問題 相対次数 リアルタイム制御 制御実装  数値最適化 OSQP ロバスト制御 確率的制御 AI制御 強化学習
タグ 自動運転・運転支援技術・ADAS安全ロボット制御
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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