粘着不良や剥離トラブルを防ぐための粘着メカニズムと粘着特性評価・最適選定のポイント  <オンラインセミナー>

~ 粘着の基礎と材質選定・活用のポイント、貼れない・剥がれる原因を理解するための粘着性発現メカニズム、現場トラブルを防ぐための粘着性評価法、粘着剤設計の勘所 ~

・粘着のメカニズムと材料特性、評価・選定のポイントを修得し、貼りつかない、剥がれるという現場での不具合を未然防止・改善するための講座

・粘着の性能を左右する密着性・弾性率と貼付け/剥離時の挙動、設計上の注意点を修得し、用途に応じた最適選定に活かすためのセミナー!

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講師の言葉

 粘着強さはピール試験やタックで評価されるが、得られる値でサンプル間の比較はできても強い、弱いの理由は分からないので次の開発に結び付かない。粘着強さは界面の密着性と粘着剤の弾性率の積で決まる。粘着強さへのこれら2つの因子の相対的な寄与度を知ることで、粘着メカニズムが分る。また、界面の密着性と粘着剤の弾性率を高めるためには、貼り付け時の軟らかさと剥離時の硬さの相反する性質、つまり速度依存性の解明が不可欠である。

 講師は、粘着性発現メカニズムの解明の手法を開発してきた。特に易動性を簡便に評価できるパルスNMRは当初検査用に留まっていたが、独自の使いこなしによって粘着剤設計に有用なものになった。この活用法も詳細に解説する。粘着の測定値をより深く読み取ると開発への一手が見えてくる。さらにベースはゴム、アクリル、シリコーン等、製造は溶剤系、水系、ホットメルト等、基材も多種で組み合わせは無限である。これらのメリットの相乗効果を引き出すことも必要である。以上のような粘着の見方、考え方、開発法を解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2026年08月20日(木) 10:00 ~ 17:00
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料化学・環境・異物対策
受講対象者 ・粘着・剥離に関する基本知識を修得したい方
・粘着剤、粘着テープなどを製造しているメーカーの若手技術者や研究者の方
・粘着製品のユーザーである自動車、エレクトロニクスなどの産業分野の企業の方
・用途にあった粘着剤を特注する際に気を付けるべき点を知りたい方
予備知識 ・高校卒業程度の数学、物理、化学の知識があると理解しやすいが、なくても理解しやすいように基礎から丁寧に解説します
・プログラムで分からない単語は事前に調べていただいた方が理解が捗ります
修得知識 ・粘着・剥離のメカニズムとベースポリマー、基材、製造法の違いによる特性の違い
・粘着特性の評価・解析手法
・目的・用途に合致する粘着剤選定の考え方や粘着剤設計の勘所
プログラム

1.粘着の基礎と材質選定・活用のポイント

  (1).なぜ粘着テープが必要とされるのか ──現場が求める性能とは?

  (2).ベースポリマーによる特性の比較と選定・活用のポイント

    a.ゴム

    b.アクリル

    c.シリコーン

  (3).基材による特性の比較と選定・活用のポイント

    a.フィルム系:PET、PE、PP、PVC

    b.紙系:和紙、クラフト紙、上質紙

    c.不織布

    d.金属箔系:アルミ箔、銅箔

    e.特殊基材:セロハン、布、発泡体 ほか

  (4).製造法ごとのメリットを活かした活用のポイント

    a.溶剤系

    b.水系

    c.ホットメルト ほか

 

2.粘着性発現メカニズム ――貼れない・剥がれる原因を理解するための基礎理解

  (1).粘着強さは「界面の密着性×弾性率」

  (2).接着と大きく違う点

  (3).界面の密着性とは ~化学的と物理的相互作用~

  (4).弾性率 ~弾性項と粘性項の効果~

  (5).界面の密着性と弾性率のバランス

  (6).タッキファイヤによる粘着性発現  ※タッキファイヤ≒添加剤(助剤)

    a.タッキファイヤとは

    b.粘着性のキーとなるモルフォロジー  ※モルフォロジー:材料の構造

    c.パルスNMRによるモルフォロジー評価

  (7).簡易相溶性試験によるタッキファイヤのモルフォロジー予測

  (8).粘着剤の速度依存性

    a.貼り付け時と剥離時で異なる粘着剤の力学挙動

    b.最新研究で再評価されたダルキスト基準のポイント

  (9).モルフォロジーからの粘着剤設計

 

3.粘着特性の評価法 ──現場トラブルを防ぐための評価と確認のポイント

  (1).粘着の3大要素に基づく評価

    a.初期付着性(タック)の評価ポイント

    b.剥離強度(ピール特性)の適正把握

    c.保持力(耐久性)の評価とバランス設計

  (2).正しくピール特性を得るためのポイント

    a.被着体の汚染に注意

    b.汚染に強い粘着剤も分かる

  (3).正しくタック特性を得るためのポイント

    a.濡れ速度や上昇性を知る

    b.ボールタック試験はより定量的にできる

    c.複数のタック試験比較が大事

    d.タック試験でないタック試験に注意

  (4).より深く特性を追求するには

    a.ピール特性:糸曳き観察

    b.タック特性:プローブタック試験のプローブ形状や平滑性の利用

  (5).界面の密着性と弾性率の関係性の評価

    a.パルスNMRの緩和スペクトル

    b.AFMフォースカーブ

 

4.粘着剤設計の注意点 ──性能低下や不具合を防ぐために押さえるべき設計視点

  (1).粘着強さor剥離エネルギー優先

  (2).温度特性のコントロール

  (3).低温特性向上

  (4).タック上昇性の低減

  (5).速度依存性の低減

 

5.まとめ

キーワード 粘着性 剥離メカニズム 粘着界面 高分子材料 樹脂 粘着剤 レオロジー モルフォロジー タック試験 引張り試験 剥離試験 ピール試験 粘弾性
タグ 精密機器・情報機器高分子接着・溶着電子部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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