搬送の自動化技術の基礎と自動化システム構築および効率化への応用 <オンラインセミナー>

~ 搬送機械・装置の選定と導入、自動化システム(ロボット化)の搬送装置、生産ライン構築の進め方 ~

フレキシブルに対応できる自動搬送技術を修得し、自動化システム構築に応用して全体最適化を図った生産ラインを実現するための講座

搬送機器や装置の導入選定と自動化システムの構築法を修得し、自動化・省人化実現のための生産ラインの構築に活かそう!

講師の言葉

生産性の効率化、人手不足を背景にした、自動化が指向されていることから、多量生産、多量販売を考えた場合、生産工程の自動化・効率化に重点が置かれていたため直接作業のユーザーニーズを装置に組込み単体最適化が図られています。しかし、現在は単体最適化された装置をつなぐ搬送が自動化に向けた主体的なテーマと考えられるようになってきています。

加工・組立などの直接作業で、フレキシブルに対応できる自動化を指向し、それぞれの加工機械や各工程間での搬送もフレキシブルに対応できる装置の自動化を進めないと、工場全体における生産ラインの自動化システム構築によるロボット化での効率化は望めません。これらは、各種のIT技術やシステムを活用した高度化による自動化、各種ロボットやAGVとの組合せによる個別最適化、各種製造工場の生産ラインの無人化と自動搬送装置なくして全体最適化を図った自動化は構築できないと言えます。

機械装置がそれぞれ個別に高スペックであっても、それは点としての役割しかしておらず、装置工程間を1本の線(ライン)としなければ生産効率の向上につなげられないことなどを各種の生産ラインの事例を交えて解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年06月13日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・自動化ラインレイアウトの設計について進め方や搬送装置の選定に問題意識を持っている方
・生産現場の自動化を計画し実践している生産技術者・設備設計開発技術者並びに管理者
・工場のレイアウトの改善、設備改善、作業改善などの改善を進めている技術者並びに管理者
・工場の生産性向上の役割を担っている生産技術者、製造技術者、設備保全技術者並びに管理者
予備知識 ・生産ラインの自動化に関連する専用機械やロボットなどの基礎知識
修得知識 ・自動化・省力化を進める前に知っておきたい知識の修得
・自動化構築に向けた心構えと準備について修得
・思い描いた自動化・省力化システム実現のための構想設計の基礎知識について修得
プログラム

1.より良い搬送が、なぜ必要なのか

(1).はじめに

a. ものづくり工場が搬送を必要とする背景

b. 将来に向けての自動化の課題と今後の方向性

(2).“脇役的な搬送”を主役として見る必要性

a. 製造工場の課題とニーズに対応する手段

b. 工程間搬送導入の考え方

c. フレキシビリティな自動搬送システム

d. 搬送の位置付け

(3).“装置”の前に“物”を見る重要性

a. “装置”の前に“物”を見る

b. “物”に適した搬送方

c. 法流体と固体の搬送

(4).自動化と搬送とは

a. 搬送の対象

b. 自動化設備としての搬送の条件

c. 信頼性と3つのポイント

d. フレキシビリティ化の問題点と対策

 

2.搬送機械・装置の選定と導入による効率化のポイント

(1).搬送方法とその機能

a. 搬送の分類

b. 自動化を指向している生産システム

c. 搬送の分類と主な特徴

(2).搬送装置の知能化(=ロボット化)

a. 搬送装置のロボット化の考え方

b. ロボット化に向けた搬送装置の自動化レベル5つのポイント

c. 自動化レベル3の取り組み

d. 自動化レベル4あるいはレベル5による搬送のロボット化導入

(3).搬送システムの検討

a. 搬送システムの検討事項

b. 搬送システムを計画する

c. 搬送装置を分析する(加工機まわりの搬送事例で考える)

(4).搬送装置の選定ポイント

a. 搬送のアウトラインを考える

b. 選定ポイントを考慮した搬送分類

c. 搬送工程別の留意点

d. 搬送の目的を明確にする(搬送の目的別分類)

(5).物(ワーク)形状による搬送方法の検討

a. 物(ワーク)を3つの視点で見直す

b. 単品搬送か容器搬送か

c. 物(ワーク)の物理的形状はどうか

d. 物(ワーク)の状態と活性度指数

 

3.自動化システム(ロボット化)の搬送装置

(1).自動化システムで考える搬送

a. 自動化システムと搬送

b. 自動化システムを構成する搬送の役割

(2).自動化システムで要求される搬送装置の条件

a. 自動化システムの必要条件

b. 自動化システムの搬送装置に要求される項目

(3).自動化システムで使用される搬送装置の機能と種類

a. 自動化システムで使用する搬送装置の主な機能

b. 自動化システムの7つの要素装置

(4).自動化要素技術のロボット化事例

a. 搬送の基本となるコンベヤ

b. 多品種少量に対応した自動供給装置(機械加工と組立ラインの自動化例)

c. 工程間搬送の自動化システム(AGV / AMR / AGF)

d. 空間を有効利用する天井走行搬送装置

e. 自動化システムに適する自動倉庫とロボット

 

4.生産ライン構築の進め方と応用事例

(1).工作機械加工ライン

a. 加工ラインの搬送の特徴

b. 加工ラインの搬送システムの設計

c. 工作機械周辺の搬送ポイント

d. ワーク搬送についての留意点

(2).プレス加工ライン

a. プレス加工の特徴とワーク搬送

b. プレス加工での搬送自動化・省力化

c. プレス機械へのワークのオートローディング

d. プレス機械間ハンドリングロボット

(3).組立ライン

a. 組立ラインの搬送の特徴

b. 組立ラインの搬送装置選定基準

c. 組立ラインの自動供給装置

(4).食品製造ライン(液体・粉体容器搬送)

a. 多品種少量型生産プロセス(バッチプロセスの例)

b. 液体パイプレス搬送システム

c. 粉体パイプレス搬送システム

(5).仕分け・保管・物流ライン

a. 自動倉庫(保管設備の自動化)

b. 自動倉庫の選定にあたって明確にすること

c. ロボット搬送(パレタイザ / デパレタイザ)

キーワード 自動搬送 自動化 搬送機械 知能化 ロボット化 搬送システム 組立ライン AGV AMR AGF 自動倉庫 加工ライン ハンドリングロボット オートローディング
タグ リスク管理安全業務改善品質管理ロボット制御設備
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日