半導体光源・発光デバイスの基礎と応用および故障解析と高信頼化技術 <オンラインセミナー>

~ レーザー発振の原理、半導体レーザーの基礎、半導体光源の応用、半導体発光デバイスの寿命試験と故障解析技術 ~

本セミナーは日程が変更となりました。

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・光通信のほかセンサー、医療、バイオなど応用分野が拡がっている半導体発光デバイスの最新技術と信頼性技術を修得し、高性能な製品開発へ活かすための講座
・発光デバイスの高信頼化の鍵を握る劣化解析と劣化抑制技術を学び、信頼性の高い機器の開発に応用しよう!

講師の言葉

(第一部)
 今日、半導体レーザーや発光ダイオード(LED)の役割はますます大きくなっており、光通信ネットワーク、センサー、医療・バイオなど、さまざまな分野で応用が広がっています。本セミナーでは、半導体レーザーやLEDの動作原理や特性、さらには半導体の光物性の基礎について学び、これらがどのように多様な産業分野で実用化されているかを幅広くカバーします。特に、半導体材料の理解がこれらのデバイスを理解するために重要であるため、半導体の光物性についても扱います。また、各応用分野に関連する技術的な側面についても学びます。
 数式の使用は最小限にとどめ、半導体や光学分野の専門外の方でも視覚的に理解できるように丁寧に解説します。本セミナーは、半導体レーザーやLEDの開発やその応用分野に携わろうとしている初心者の方、またはこれらの分野の基礎知識や最新の研究・開発動向を集中的に習得したい方に最適です。

(第二部)
 半導体レーザ・発光ダイオードなどの半導体発光デバイスは、大中容量ファイバ通信システム用の光源のみならず、オーディオ/ディジタルシステムなどの民生機器用光源や光プリンタ用光源、最近では、医療用小型光源、各種センサー、さらには、白色LEDをベースにした各種照明、ディスプレイなど極めて多岐にわたる領域に用いられており、その材料・構造も多種多様となっています。そのため、高性能で信頼性の高い製品を開発するには、発光デバイスの信頼性向上が重要な鍵を握っているといっても過言ではありません。しかし、その故障(劣化)の原因を解析・究明するためには、経験に基づいた知識を持ち、かつそれをうまく応用できる技術者が不足しているため、より信頼性の高いデバイスを開発・供給できないのが実情です。そこで、今回は、こうした発光デバイスの高信頼化の鍵を握る劣化解析および劣化解析事例について、本講師の永年にわたる豊富なデータに基づいて、デバイスの各種信頼性試験と寿命予測、信頼性解析のフローチャートと要素技術、解析する際の留意点などについて触れ、講義の中核の事例では、発光デバイスの基本的な劣化解析事例や派生的な劣化の解析事例および劣化の抑制方法を示します。今回は、LD、赤外LED、GaN系青色・紫外LED、さらには最近爆発的に需要が伸びているVCSEL(面発光レーザ)の技術動向および信頼性研究の最新情報に焦点を当て、各種劣化モードの事例を示しながら、詳しく解説致します。

本セミナーは、日程が3月31日に変更になりました

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年03月26日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・半導体光レーザーや発光ダイオードを基礎から学び、応用に活かしたい方
・半導体発光デバイス、すなわち、各種LD、LED、およびVCSELの研究、開発、設計、製造、信頼性試験・解析に従事している方
・関連する光マイクロエレクトロニクス、光学関連材料、光実装の関連分野の方
予備知識 ・学部卒業程度の物理学(電磁気学や光学)の知識があると理解しやすい
・半導体発光デバイスの研究、開発、設計、製造、材料・プロセス技術、信頼性評価に関する一般的な知識
修得知識 ・半導体レーザーや発光ダイオードの基礎や、最新の研究・開発動向を包括的に学ぶことができます
・発光デバイス(各種LD、LED、VCSEL)の劣化メカニズムを把握し、劣化要因低減の方策が得られ、製品の高信頼化に活かせます
プログラム

(第一部)半導体光源の基礎と応用

1.基礎事項
  (1).光と物質の相互作用
    a.光の放出と吸収
    b.光の増幅
  (2).レーザー発振の原理
    a.光共振器
    b.レーザー発振の条件
    c.レーザー光の性質
  (3).半導体の基礎・光物性
    a.半導体のバンド構造
    b.半導体中のキャリア
    c.pn接合

2.半導体レーザーの基礎
  (1).半導体レーザー
    a.構造
    b.発振の原理
    c.さまざまなレーザー
  (2).量子井戸レーザー
    a.量子井戸のバンド構造
    b.量子井戸における利得
    c.量子ドットレーザー
  (3).分布帰還型レーザー(DFBレーザー)
  (4).面発光レーザー(VCSEL)
    a.発振原理と応用
    b.微小共振器とパーセル効果

3.発光ダイオード(LED)の基礎
  (1).発光ダイオードの原理と発光特性
    a.発光原理・発光特性
    b.LED用半導体材料
  (2).マイクロLED・共振器型LED

4.半導体光源の応用
  (1).光通信
  (2).センサー分野
  (3).照明・ディスプレイ分野
  (4).バイオ・医療分野

(第二部)半導体光源の信頼性

1.半導体発光デバイスの開発と信頼性研究のあゆみ
  ・半導体発光デバイスの信頼性の基礎

2.半導体発光デバイスの基本特性と寿命試験
  (1).基本特性(LD、LED、VCSEL)
  (2).寿命試験
    a.通電試験(スクリーニング、実装後のランニング試験)
    b.温度加速試験(寿命予測)
    c.大電流通電試験(動作限界の把握、定格電流の提示)
    d.ESD試験(HBM、MM、CDM)

3.故障(劣化)解析技術とそのポイント
  (1).外観検査技術
  (2).内部解析技術
  (3).故障解析のフローチャート

4.Ⅲ-Ⅴ族化合物半導体発光デバイスの故障(劣化)解析事例
  (1).半導体発光デバイスの故障モード
  (2).急速劣化の解析事例
  (3).遅い劣化の解析事例
  (4).衝撃劣化の解析事例
  (5).頓死モードについて

キーワード レーザー発振 バンド構造 キャリア pn接合 量子井戸レーザー 分布帰還型レーザー 面発光レーザー 発光ダイオード マイクロLED 共振器型LED 寿命試験 LD LED VCSEL スクリーニング ランニング試験 温度加速試験 大電流通電試験 ESD試験 外観検査技術 内部解析技術
タグ イメージセンサレーザ検査寿命予測信頼性試験・故障解析ディスプレイセンサ光学電子部品LED・有機EL・照明LSI・半導体
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日

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