ADAS(先進運転支援システム)搭載による安全性向上効果とセンサのキャリブレーションの応用技術

~ ADASの普及予測、事故修理需要への影響、ADASセンサとエイミング、エイミングの戦略的な導入、故障診断、事故調査のための車両記録データ ~

他では聞けないADASによる安全性向上の実態把握と車両記録データの活用法を修得し、事故減少を推進するシステム開発に活かすための講座

ADAS(先進運転支援システム)搭載技術とエイミング(校正と調整)技術のノウハウを学び、精度の高いセンシングに活かそう! 

現場の生の声(故障診断、事故調査に記録されているデータ)を取り入れて製品の安全設計に活かそう!

講師の言葉

 ADAS装着車の販売が増加していますが、市場での稼働台数ベースでの普及のペースは皆さんが思っているよりゆっくりです。また、ADAS車の普及による市場での事故低減の効果の定量的な情報はほとんどありません。これらについて、市場での実態を踏まえて独自に補正した推定情報を説明いたします。また、事故によるセンサへの影響があった場合の市場でのキャリブレーションの方法についても解説いたします。車種ごとに異なるエイミングの方法を集約してパターン化することにより、作業方法を効率化し習得の容易にする方法をご紹介します。故障診断、事故調査のために車両に記録されているデータの活用を解説します。長年カーメーカーでアフターサービスを担当し、その後も市場のたくさんの整備工場を訪問した経験から、現場の実態を踏まえた他では絶対に聞けない情報を提供します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年03月07日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナーソフト・データ・画像・デザイン研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・カーメーカー、部品メーカーの開発部門やアフターサービス部門の方
・ADASの市場への影響を知りたい方
予備知識 ・ADASの基本的な機能とシステム構成
修得知識 ・ADASセンサの基礎
・ADAS搭載車の増加が市場にどのような影響を与えるか現場の実態を踏まえ多面的かつ定量的に把握できる
・故障診断、事故調査のための車両記録データと活用方法
プログラム

1.ADASの普及予測

(1).保有台数の現状と予測

  1. 保有台数推移・増減要因(自動車流通構造、車齢別残存率)
  2. 人口動態変化と保有台数予測

(2).ADAS装着車の増加予測(~2035)

  1. ADAS装着台数の推移と予測(販売、保有)
  2. ADAS装着保有台数の予測(新車/経年車)

 

2.事故修理件数への影響

(1).事故修理件数の推定

  1. 警察データの事故数、死亡事故数推移
  2. 事故損傷程度の比率と事故修理の推定需要件数

(2).ADASの事故修理件数の減少効果と推定減少率

 

3.AEB用センサのエイミング

(1).AEB用センサの種類と特徴

(2).エイミングの目的と仕組み

  1. 取り付け角度ずれによる誤差
  2. センサ初期化未実施エラー

(3).エイミングの種類・選択方法

  1. 自動エイミングが実現困難な理由
  2. 静的・動的の最適な選択方法

(3).ターゲット位置出しロジック

  1. 5パターンに集約できるロジック
  2. 車両移動からターゲット移動への変換

(4).校正作業方法の効率化と作業習得

  1. レーザー墨出し器の活用
  2. 作業習得方法の容易化

(5).2035年までのエイミング需要推定

(6).特定整備認証制度

 

4.AEB以外と新世代のセンサ技術

(1).AEB用以外のセンサのキャリブレーション

(2).新世代のセンサ

  1. LiDARの概要とキャリブレーション
  2. 中距離ミリ波レーダー

(4).自動運転車とセンサ

  1. 自動運転車の事故責任とセンサ

 

5.故障診断、事故調査のための車両記録データと活用方法

(1).記録データの種類と特徴

(2).OBD(車両自己診断)

  1. OBDの仕組みと記録トリガー、情報
  2. OBDを使った故障診断
  3. OBD車検制度の概要

(3).EDR(衝突情報記録)

  1. 事故とEDRの記録トリガー、情報
  2. CD-Rによる読出し

(4).RoB(車両制御履歴)

  1. RoBの目的と記録トリガー、情報
  2. BEVのRoBの情報例と活用方法
キーワード ADAS 事故修理需要 AEB 事故 エイミング LiDAR  OBD(車両自己診断) EDR(衝突情報記録) RoB(車両制御履歴)
タグ 自動運転・運転支援技術・ADAS研究開発商品開発センサ自動車・輸送機車載機器・部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日