量子コンピュータの基礎と最新技術および今後の展望 【弊社研修室】

~ 量子コンピュータと量子力学の基礎、古典誤り訂正と量子誤り訂正、FTQC、今後の注目すべき量子周辺・コンポーネント技術 ~

・量子コンピュータの基礎と活用事例を修得し、今後のビジネスやサービスに応用するための講座

・複雑すぎる計算を驚異的なスピードで解くことができる量子コンピュータの基礎から今後注目すべき量子周辺・コンポーネント技術までを学び、開発研究やシステム開発に活かそう!

講師の言葉

 2023年に内閣府は新たな量子戦略「量子未来産業創出戦略」を策定し、量子コンピュータを主軸とする量子技術の産業化に向けた取り組みを強化する方針を示しました。また、アメリカ、ヨーロッパ、中国を含む世界各国が、量子コンピュータの研究開発と商用化を加速すべく、産学官を交えた取り組みを行っています。量子コンピュータとは、重ね合わせや量子もつれなどの量子力学原理を情報処理に利用したコンピュータです。量子コンピュータを用いると、因数分解、機械学習、量子化学計算、金融、線形連立方程式等のいくつかの数学的問題を古典コンピュータに比べて指数関数的に高速に解くことが可能となります。そのため、世界的大企業やスタートアップが量子コンピュータハードウェア・ソフトウェア開発やビジネス展開に向けた取り組みを行っています。

 本セミナーにおいては、量子コンピュータの基礎から最新動向まで非専門家向けにわかりやすく解説を行います。また、超伝導量子コンピュータ、中性原子量子コンピュータ、量子アルゴリズム、量子エラー訂正などの最先端トピックスに加えて、誤り耐性汎用量子コンピュータ(FTQC)の実用化に向けた膨大な技術課題、ビジネス展開の可能性についても紹介を行います。さらに、大型希釈冷凍器、クライオCMOS制御回路、超伝導制御回路、CMOSプロセスを用いた量子ビット製造技術、量子コンピュータ用極低温部素材技術(同軸ケーブル、フラットケーブル、アンプ、コネクタ)などの今後注目すべき量子周辺・コンポーネント技術などについても解説を行います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年11月21日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備ソフト・データ・画像・デザイン品質・生産管理・ コスト・安全研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・量子コンピュータの基礎、またはビジネス活用について学びたい方
・量子コンピュータに関する情報収集・市場調査を行われている、または産学官共同研究を検討されている企業の方
・システム、ソフト開発部門の技術者の方
予備知識 ・数学(微積分、線形代数)の基礎知識
・物理学(力学、電磁気学、量子力学)の基礎知識
・計算機科学(プログラミング、論理回路)の基礎知識があると望ましいが、必ずしも必須ではない。可能な限り平易に解説を行う
修得知識 ・量子コンピュータの基礎知識 
・量子コンピュータの最新技術
・量子コンピュータの技術課題とビジネス動向
プログラム

1. 今何が起こっているのか?

(1).超伝導量子コンピュータの進展

a.量子版ムーアの法則

b.国産量子コンピュータ

c.IBMの誤り耐性汎用量子コンピュータ(FTQC)に向けた大きな方向転換

(2).FTQC時代の幕開け

a.QuEraの中性原子量子コンピュータ:48論理量子ビットの衝撃

b.東大の光量子コンピュータ:エラー訂正機能を内包した光パルス量子ビット

 

2. 量子コンピュータ入門:初級編

(1).量子力学のための数学基礎(ベクトルと行列)

(2).量子力学の基礎

(3).量子コンピュータの歴史

(4).量子ビット

(5).量子チューリング機械

(6).量子論理回路

(7).量子アルゴリズムと量子計算量理論

(8).量子コンピュータハードウェア

 

3. 量子コンピュータ入門:中級編

(1).古典誤り訂正と量子誤り訂正

(2).トポロジカル表面符号とボソニック符号

(3).量子エラー訂正と論理量子ビットの実験

(4).FTQC(誤り耐性汎用量子コンピュータ)とNISQ(エラー訂正機能を搭載していないノイジーな中規模量子デバイス)

(5).NISQ向け量子/古典ハイブリッドアルゴリズム

(6).FTQC向け量子アルゴリズム

a.因数分解

b.量子化学

c.微分方程式系と計算工学、金融など

 

4. 最新技術と最先端トピックス

(1).世界の量子戦略(米National Quantum Initiative法など)

(2).日本の量子戦略(量子技術イノベーション戦略、量子未来社会ビジョン、量子産業創出戦略など)

(3).超伝導量子コンピュータ

(4).シリコン量子コンピュータ

(5).イオントラップ量子コンピュータ

(6).中性原子量子コンピュータ

(7).光量子コンピュータ

(8).量子クラウドサービス(IBM Q, Alibaba Quantum Cloud, Amazon Braket, Microsoft Azure Quantumなど)

(9).量子コンピュータソフトウェア開発環境SDK・量子プログラム言語

(10).企業による量子コンピュータ活用事例(量子化学、機械学習、 金融など)

 

5. 課題と展望

(1).FTQC実現のための技術課題

(2).量子コンピュータ周辺技術

a.大規模集積化プロセス

b.3次元実装

c.巨大希釈冷凍機

d.クライオCMOS制御回路

e.超伝導制御回路な等

(3).量子部素材技術と量子サプライチェーン

a.同軸ケーブル

b.フラットケーブル

c.アンプ

d.コネクタ等

(4).量子コンピュータのベンチマーキング

a.集積度

b.忠実度

c.量子体積

d.アルゴリズミック量子ビット

e.CLOPS等

 

キーワード 量子コンピュータ 量子力学 超伝導量子コンピュータ シリコン量子コンピュータ イオントラップ量子コンピュータ 中性原子量子コンピュータ 光量子コンピュータ FTQC
タグ 分析研究開発商品開発検査非破壊検査FMEA・FTA・DRBFM最適化・応力解析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
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- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
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