電子機器の製品安全設計のポイントと故障未然防止の実践ノウハウ 【弊社研修室】

~ 設計者に必要な安全の思想と安全設計の勘どころ、構想設計における重要ポイント、故障分析手法と各種試験項目、今後必要となる設計視点と注目ポイント ~

・安全な電子機器を設計開発するために必要な幅広い知見と失敗事例に基づく注意すべきポイントを修得し、製品設計の完成度向上に活かすための講座

・構想設計時の重要ポイント、故障分析手法、製品安全のための具体的な試験方法、開発時の安全注意事項などを学び、現場技術者に必要な実践ノウハウを習得するためのセミナー!

・自分の担当範囲だけでは製品安全が実現しないことを理解し、電子機器設計開発における広い視野を身に付けよう!

講師の言葉

 安全な電子機器を設計する為には、幅広く多くの知見を必要とします。経験が重要で過去の失敗から多くの事を学ぶのが一般的です。

 このセミナーでは講師の経験からどんな設計事項に注意して進めていくのが良いのか、それらの項目についてご説明します。

 純粋に技術的な設計事項は、製品安全を実現する必要事項のごく一部であるのが実態です。実際の設計行為に入る前からの構想設計が特に重要でこの部分で手を抜くと製品完成度が下がります。どのような事項に注目して電子機器開発設計を進めるのが良いかお話します。また故障が起きた時の分析手法などについてもご紹介します。さらに具体的な試験項目の事例も示し現場の技術者が実感できる内容をお話します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年11月28日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・これから設計を学び安全な電子機器を作ろうとする方
・製品リーダーとして製品開発設計行為の全般を見る必要のある方
・品質や企画部門の方で、安全な製品を作るとはどのような事をやるのか知りたい方
予備知識 ・特に必要ありませんが、電子機器設計に携わった経験があるとより深く理解できます
修得知識 ・電子機器の安全設計の為に必要な項目を把握し実際に役立てることができる
・講師の豊富な実務経験に基づく失敗事例や成功事例、体験談を学ぶことができる
プログラム

1.製品安全の思想

  (1).事故や故障の統計情報から市場実態

  (2).製品安全のためのフロントローディング

  (3).最近重要性の増すリスクマネジメント

 

2.安全の指標:安全とはどのような状態か

  (1).熱

  (2).感電

  (3).機械的安全

  (4).電磁エネルギー

  (5).ヒューマンファクター

  (6).規格面からの安全要求

  (7).本質安全

 

3.電子機器の安全設計における勘どころ

  (1).熱設計(筐体構造、回路構造等)

    a.最新のパワー半導体は設計要注意

  (2).機構設計(メカ屋さんとの連携、シミュレーション等)

    a.一目でヤバイと思う構造を見抜け

  (3).ソフトウエアの安全設計

    a.V字フローモデルが命、担当者を見抜け

  (4).誤動作しない設計

    a.ノイズ対策は初期設計から盛込む

    b.デジタル回路は同期回路設計で

  (5).電子部品の故障に注意

    a.実装

    b.マイグレーション

    c.化学的変化

    d.金属接点劣化

 

4.設計初期(構想設計段階)で必要なチェックポイント

  (1).リスクマネジメント

    a.リスクマップ

    b.MTBF

  (2).品質機能展開の重要性

  (3).製品仕様書はユーザ目線で

  (4).ユーザビリティ―把握

  a.仮想カタログ

  b.取扱説明構想

  c.ラベリング

  (5).電子部品の選定

    a.必ず定格内で使う

    b.セカンドソース確保

    c.化学物質保証のベンダー確認(RoHS、PFOA、PFAS等)

  (6).原価企画を考えて安全コストをバランス

    a.コストは現場目線で管理会計

 

5.故障分析手法

  (1).FMEA

  (2).FTA

  (3).TRIZ

  (4).その他(クレーム情報から)

 

6.製品安全を実現するために必要な各種試験

  (1).どんな試験をすればよいか

    a.製品の該当する規格

    b.試験所活用の例

  (2).試験項目

    a.電気安全試験

    b.機械的安全試験

    c.EMC試験

    d.化学的試験

    e.温度湿度環境試験

    f.輸送環境の試験

  (3).私の経験した医療機器での試験例紹介

    a.電気や熱の各種試験評価の具体的イメージ

 

7.製品だけじゃない、実験する時に注意すべき安全事項

  (1).発火、爆発、汚染等

    a.接地

    b.静電気

    c.化学物質管理(SDSとは)

    d.レーザー

 

8.今後注意すべき設計者としての視点

  (1).センサー/ネットワークとの組み合わせでのシステム安全に注意

  (2).必ず故障は確率的に起こる、そこでビジネスチャンスに!

 

9.設計の完成度を上げるための情報源とそこからの情報取集のポイント

  (1).規格(ISO、IEC、JIS等)

  (2).特許から調べろ!

 

10.今後の日本の電子機器の安全設計への期待

 

キーワード 電子機器設計 製品安全設計 リスクマネジメント 熱設計 機構設計 構想設計 V字モデル ノイズ対策 EMC試験 品質機能展開 QFD 仕様書 ユーザビリティ 原価企画 安全コスト FMEA FTA TRIZ 電気安全 機械安全 環境試験 発火対策 静電気対策 システム安全
タグ 精密機器・情報機器アンテナアクチュエータヒューマンエラー通信リスク管理安全規格・標準検査シミュレーション・解析信頼性試験・故障解析センサ品質管理ネットワーク品質工学ノイズ対策・EMC・静電気FMEA・FTA・DRBFMはんだプリント基板ロボット医療機器回路設計基板・LSI設計計測器実装車載機器・部品制御設計・製図・CAD精密機器電気電気化学電源・インバータ・コンバータ電子機器電子部品電装品熱設計FPGALSI・半導体
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
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- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
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